イーエムエルプロジェクト

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イーエムエルプロジェクト(EMLプロジェクト)は、1970年代に日本の運輸省が行っていた磁気浮上式鉄道の研究のこと。

都市過密地帯を走行する従来の鉄道に替わり、磁気浮上・リニアモータ推進による低振動・低騒音の新しい輸送機関を開発すべく、1970年代に運輸省内にプロジェクトができた。電磁吸引型の浮上で、推進には車上一次のリニア誘導モータが採用された。1976年には、大和市つきみ野付近の東急田園都市線建設予定地に165mの試験軌道を敷設し、EML-50という全長2.8m・重量1.8tの実験車両による走行実験が行われた。しかし要素技術の研究のみでプロジェクトは終了した。

出典[編集]

  • 正田英介・加藤純郎・藤江恂治・水間 毅 『磁気浮上鉄道の技術』 オーム社1992年9月ISBN 4274034135
磁気浮上式鉄道
リニアモータ方式\磁気浮上方式 電磁吸引方式(常電導リニア) 電磁誘導方式
支持・案内分離式 支持・案内兼用式
地上一次リニア同期モータ トランスラピッド(TR-05〜、ドイツ)
M-Bahn(旧西ドイツ)
CM1(中国)
  超電導リニア(日本)
EET(旧西ドイツ)
MAGLEV 2000(アメリカ合衆国)
車上一次リニア誘導モータ KOMET(旧西ドイツ)
EML(日本)
HSST(日本)
バーミンガムピープルムーバ(イギリス)
トランスラピッド(TR-02・TR-04、旧西ドイツ)
トランスアーバン(旧西ドイツ)
ROMAG(アメリカ合衆国)
 
推進方式未定
(リニアモータも可能)
インダクトラック(アメリカ合衆国)