イヴォ・マレク

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イヴォ・マレク
Ivo Malec
Malec1-1-.jpg
基本情報
生誕 (1925-03-30) 1925年3月30日(95歳)
Flag of Yugoslavia (1918–1941).svg ユーゴスラビア王国(現:クロアチアの旗 クロアチア)、ザグレブ
死没 (2019-08-14) 2019年8月14日(94歳没)
フランスの旗フランス
職業 作曲家指揮者
ピエール・シェフェール

イヴォ・マレク(Ivo Malec, 1925年3月30日 - 2019年8月14日[1])は、クロアチアザグレブ生まれの、フランス現代音楽電子音響音楽作曲家指揮者で、音楽教育者

略歴[編集]

ザグレブクラシック音楽を学んだ後、「唯一無二の師」であるピエール・シェフェールに出会い、現代音楽および電子音響音楽の制作に携わる。1972年から1990年までパリ国立高等音楽院の作曲科教授を務めた。 1959年に創設されたフランス音楽グランプリの1992年受賞者である。 シェフェールの影響を受けて以降は、音楽書法と記譜法の変革に心血を注ぎ、音質、テクスチャーやグランなどといった持続音の素材に興味を示した。彼の足取りはシェフェールのオブジェ・ソノールと結びつけられる。思いがけない方法で器楽と声楽を結びつけたり、時として凶暴でありつつも音楽的で生命力に溢れた音楽を電子音、器楽の響き双方において生み出し、電子音響音楽の作曲技法を楽器法にアイディアとして応用した。主な弟子にドゥニ・デュフール松本日之春フランソワ・パリジェラール・ペッソンフレデリック・デュリユーフィリップ・ルルーフィリップ・ユレルエディット・カナ=ド=シズィなどがいる。 2006年レジオンドヌールシュヴァリエ賞を受賞。

受賞歴[編集]

  • フランス音楽グランプリ (1992)
  • レジオンドヌール、シュヴァリエ賞 (2006)

作品年表[編集]

  • 1949年 《ソナタ》ピアノのための
  • 1950年 《三重奏曲》ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための
  • 1951年 《交響曲》大オーケストラのための
  • 1952年 《ラドヴァンの詩》ソプラノ(テノール)とピアノのための (版元:ザグレブ音楽情報センター)
  • 1956年 《Le Roi Gordogane》
  • 1956年 《Mavena》 テープのための
  • 1956年 《Sonata brevis》[2]
  • 1957年 《Poèmes de Radovan (Radovanove pjesme)》 声楽と室内オーケストラのための
  • 1957年 《Maquettes》器楽アンサンブルのための
  • 1958年 《Exercice de style (baroque)》13の弦楽楽器のための
  • 1958年 《Tirena》室内楽のための
  • 1959年《Mouvements en couleur》オーケストラのための (版元:ビヨード、原版は音楽フランス)
  • 1959年 《Hekuba》室内楽のための
  • 1960年 《Reflets》テープのための
  • 1960年 《Séquences》ヴィブラフォンと弦楽のための[3]
  • 1960年 《Les douze mois》ソプラノと小編成器楽アンサンブルのための (版元:音楽フランス)
  • 1961年 《Dahovi》テープのための フランス音楽研究グループにて制作 (第一版版元:サラベール、1968年)[4]
  • 1961年 《Dialogues》 ピアノまたはクラヴサンのための(版元:ブライトコプフ・ウント・ヘルテル)
  • 1961年 《Cembalo spectral》テープのための[5]
  • 1961年 《Dubravka》器楽アンサンブルと声楽のための
  • 1962年 《Tutti》オーケストラとテープのための (版元:ブライトコプフ・ウント・ヘルテル)[6]
  • 1962-1963年 《Trois stèles (Tri stecka)》器楽アンサンブルのための (版元:ザグレブ音楽情報センター)
  • 1963年 《Sigma》大オーケストラのための (版元:ブライトコプフ・ウント・ヘルテル)[7]
  • 1964年 《Miniatures》ヴァイオリン、フルート、ハープと二台の打楽器のための (版元:ブライトコプフ・ウント・ヘルテル)
  • 1964年 《Kikou》小編成器楽アンサンブルのための
  • 1965年 《Échos》器楽アンサンブルのための[8]
  • 1965年 《Opérabus》声楽、器楽アンサンブル、テープのための
  • 1966年 《Cantate pour elle》ソプラノ、ハープ、テープと音響機器のための (版元:サラベール)
  • 1966年 《Planètes》器楽アンサンブルのための
  • 1967年 《Oral》役者と大オーケストラのための (版元:ブライトコプフ・ウント・ヘルテル)[9]
  • 1967年 《Le Roi Lear》器楽アンサンブルのための
  • 1968年 《Luminétudes》テープのための (版元:サラベール)[10]
  • 1968年 《Lumina》 12の弦楽合奏とテープのための (版元:サラベール)
  • 1968年 《Vocatif》 26の器楽オーケストラのための (版元:ブライトコプフ・ウント・ヘルテル)
  • 1969年 《Lied》弦楽と18人の声楽のための (版元:サラベール)[11]
  • 1970年 《Spot》テープのための[12]
  • 1970年 《Dodecameron》12の独奏声楽家のための (版元:サラベール)
  • 1971年 《Victor Hugo - Un contre tous, " affiche musicale "》2人の役者、ソリスト、混声合唱、オーケストラ、テープのための (版元:サラベール)[13]
  • 1971年 《Gam(m)es》大オーケストラと2人の指揮者のための (版元:サラベール)
  • 1972年 《Bizarra》テープのための (版元:サラベール)
  • 1972年 《Kitica》弦楽四重奏のための (版元:サラベール)
  • 1973年 《Actuor》6人の独奏打楽器奏者のための (版元:サラベール)
  • 1975年 《Arco-11》11人の独奏弦楽奏者のための (版元:サラベール)[14]
  • 1975年 《Tehrana》大オーケストラのための (版元:サラベール)
  • 1976年 《Arco-22》22の弦楽楽器のための (版元:サラベール)
  • 1977-1978年 《Triola ou Symphonie pour moi-même》 テープのための (版元:サラベール)
  • 1979年 《Vox, vocis, f.》3人の女性声楽家および9人または15人の器楽奏者のための (版元:サラベール)
  • 1980年 《Recitativo》テープのための (版元:サラベール)
  • 1981年 《Carillon choral》テープのための (版元:サラベール)
  • 1982年 《Week-end》テープのための (版元:サラベール)
  • 1983-1984年 《Ottava bassa》コントラバスと大オーケストラのための協奏曲[15] (版元:サラベール)
  • 1985年 《Piéris》2台のハープのための (版元:サラベール)
  • 1986年 《Attacca》打楽器とテープのための協奏曲 (版元:サラベール)
  • 1987年 《Arco-1》チェロ独奏のための
  • 1991年 《Artemisia》テープのための
  • 1993年 《Doppio Coro》オルガンのための (版元:リコルディ)
  • 1994年 《Exempla》大オーケストラのための (版元:リコルディ)
  • 1995年 《Ottava alta》ヴァイオリン協奏曲 (版元:リコルディ)
  • 1996年 《Saturnalia》コントラバス独奏のための (版元:リコルディ)
  • 1997年 《Sonoris Causa》大オーケストラのための (版元:リコルディ)
  • 2001年 《Vibrafonietta》ヴィブラフォン独奏および弦楽合奏のための (版元:サラベール)[16]
  • 2003年 《… Arc-en-cello》チェロ協奏曲 [17]
  • 2004年 《Saxo-1》 バリトンサクソフォンのための
  • 2006年 《Epistola》 独唱四人、合唱、オーケストラのための

脚注[編集]

  1. ^ イヴォ・マレク死去 レダクション2019年9月3日記事
  2. ^ ザグレブラジオ局に音源が現存、楽譜消失
  3. ^ 2001年《Vibrafonietta》に改作
  4. ^ 第二版は1962年制作
  5. ^ 未出版。マレクのクラヴサン即興演奏をテープに収録したもの
  6. ^ GRM主催の演奏会"le fameux"のために書かれたもの。テープは、マレク、フランソワ・ベイルリュック・フェラーリベルナール・パルメジャーニの共同で作られたものに基づく
  7. ^ フランス国立管弦楽団、シャルル・ブルック指揮により、1964年初演。INA資料
  8. ^ 楽譜消失、録音はGRMに保存
  9. ^ フランスラジオ・テレビ放送協会委嘱作品
  10. ^ 《Lumina》(1968)および《Lied》 (1969)と共にピエール・シェフェールに献呈 — GRM委嘱作品 "3つのL"の一作品
  11. ^ フランス国立視聴覚研究所(INA)資料
  12. ^ 《Reflets》(1961)の素材よりGRMにて制作
  13. ^ フランスラジオ・テレビ放送協会委嘱、GRMにて制作
  14. ^ フランス国立放送室内管弦楽団ダニエル・シャブランにより、1975年6月12日に初演、INA資料
  15. ^ 1984年4月10日、シャンゼリゼ劇場にて初演
  16. ^ 《Séquences》1960より改作
  17. ^ フランス政府委嘱

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

ラジオ放送[編集]