インピーダンスミスマッチ

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インピーダンスミスマッチとは、インピーダンスの整合ができていない状態。主に電気工学の分野において、エネルギーの伝わり方が異なる媒体の境界にて反射や損失が発生し、エネルギー伝送に不都合が生じる現象を指す。

概要[編集]

電気工学におけるインピーダンスミスマッチについては、インピーダンス整合を参照。

無線工学におけるインピーダンスミスマッチについては、マッチング (無線工学)を参照。

以下では情報工学におけるインピーダンスミスマッチについて述べる。

情報工学におけるインピーダンスミスマッチ[編集]

コンピュータシステムでは、物理的なちゃんとした対応があるアナロジーではないが、APIなどのようなレイヤや領域が異なるシステム間の界面(インタフェース)において、想定された設計と異なる使われ方(ユースケース)であったり、「セマンティックギャップ」がある場合に、その界面を挟んだ処理の効率の低下や、プログラミングなどの実装の工数の著しい増加などといった非効率が発生することから、そういった不整合を「インピーダンスミスマッチ」と俗に呼ぶことがある。

特に、アプリケーション開発においてしばしば発生するオブジェクト指向言語とリレーショナルデータベースとのギャップのことを指す[1][2]システム開発上、煩雑となりがちで生産性が著しく低下する要因として挙げられる。主に、この問題を解決するO/Rマッピングなどの手法を説明する文脈で用いられる。

オブジェクト指向プログラミングリレーショナルデータベースは異なるデータモデルを持つ。リレーショナルデータベース関係モデルは整合性を重視した2次元表の構造を持っており、データ同士は関係(リレーション)によって表現される。一方オブジェクト指向プログラミングのデータはひとまとまりのオブジェクトとして扱われ、関係モデルにおける関係と同じような構造を持つとすれば、オブジェクト指向としての恩恵が得られるモデル設計ができない。逆も然り、オブジェクトモデルをリレーショナルデータベースで実現しようとすると、整合性が損なわれたり、関係が表現できなくなる。このデータ構造や概念の隔たりがインピーダンスミスマッチと呼ばれる。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 山田 祥寛 (2014/9/20). ASP.NET MVC 5 実践プログラミング. 秀和システム. Check date values in: |date= (help)
  2. ^ なお、物理現象からのアナロジーとしては、ギャップ(間隙)があるのではなく、両者は接しているのだがその接しかたがうまくないのである。