インドにおける死刑
このインドにおける死刑では、インドにおける死刑について解説する。
死刑制度は現在も継続中で死刑執行は増加傾向にある。
歴史[編集]
インドでは、1975~1991年に約40人が死刑執行された。1995年以降は2004年8月のw:en:Dhananjoy Chatterjeeの一件だけだった。
1947年のイギリスからの独立以降、インドで死刑執行された人数の正確な数字は不明で、論争になっている。政府の公式発表では、独立以降55人が死刑執行されたとされている。
しかし、w:en:People's Union for Civil Libertiesは1,422人の処刑が1953年から1963年まで16のインドの州で起こったとのw:en:Law Commission of India報告を上げている。そして、いくつかの資料は独立以降の死刑被執行人員数が4300人を超えている可能性を示唆している。
インド最高裁判所は1983年に死刑が科せられる犯罪を以下の通り示した。
「国家反逆罪」、「強盗殺人」、「子供や障害者に対する殺人」、「テロ活動」40人(女性3人を含む)が救命嘆願書により終身刑に減刑されたが、その後は死刑判決は減少傾向となっていった。
西ベンガル州では1993年を最後に死刑停止状態になり、インド全体では1995年以降死刑停止状態が続いている。
モハンマド・アフザルw:en:Mohammad Afzalは2001年のインドの議会攻撃と関連して陰謀の有罪判決を受け、死刑を宣告され、その後インドの最高裁判所は死刑判決を確定させた。
アフザルの死刑は2006年10月20日に執行される予定だったが、延期され、アフザル事件は不安定な政治問題のままとなっている。
しばらくは死刑執行停止状態が続いていたが、近年は1990年の少女強姦殺人の容疑で翌1991年に死刑判決を受け、13年間独房に拘禁されていたw:en:Dhananjoy Chatterjeeの死刑が2004年8月14日に執行され、2008年11月またムンバイ同時多発テロの実行犯で2010年5月に死刑判決を受け死刑が確定したムハンマド・アジマル・カサブが2012年11月21日に執行され、死刑判決も増加傾向にある。
2005年には23人 、2006年には77人 、2007年には40人が死刑判決を受けていると発表したが、政府公式統計は発表されていない。
2007年12月にインドは死刑執行停止を求めている国連総会決議に反対票を入れた。
2012年に発生した集団強姦事件を受け、2013年2月3日、プラナブ・ムカルジー大統領は強姦罪の罰則を強化する大統領令に署名した。これによって強姦の最高罰則を死刑とする法律が成立した[1]。これを受け、2013年にムンバイで発生した集団強姦事件では、犯人5人のうち3人に死刑判決が下された[2]。
2018年4月23日、12歳未満の子どもへの性的暴行で有罪となった者に死刑を科すことを認める政令を閣議で承認した。また、強姦事件の裁判を迅速化する方策も盛り込まれ、性的暴行における最短の服役期間を7年から10年に引き上げられた。
2018年6月に、8歳の女児が強姦された後にのどをかき切られる事件が発生、8月には裁判の迅速化を受けて、犯人の男2人(20歳と24歳)に死刑判決が下された。
執行方法[編集]
死刑執行人[編集]
- 詳細は死刑執行人#インドを参照
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ “インド大統領、レイプの罰則強化-最高刑に死刑”. ウォール・ストリート・ジャーナル. (2013年2月4日) 2013年3月13日閲覧。
- ^ “レイプ事件2件で3人に死刑判決、法改正を初適用 インド”. CNN. (2014年4月5日) 2014年4月5日閲覧。
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