インターネット現象の一覧

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インターネット現象の一覧(インターネットげんしょうのいちらん)[1]は、インターネット・ミーム、インターネットにおける流行および、インターネットにおいての有名人の一覧である。

アニメーション[編集]

  • キャラメルダンセン - 2001年スウェーデンの音楽グループCaramellが発表した楽曲。空耳歌詞により「ウッーウッーウマウマ」の邦題がある[2][3][4]
  • Nyan Cat - PRguitarmanの猫のアニメーションをdaniwellPの楽曲と合わせた、saraj00nの作品。YouTubeにアップロードされたことにより莫大なヒットを記録し[5]、二次的著作物も多数制作された[6]
  • ロイツマ・ガール - Loitumaが歌うフィンランド民謡「イエヴァン・ポルッカ」と、テレビアニメ『BLEACH』の井上織姫がネギを振り回しているシーンを組み合わせたフラッシュ動画。2006年頃に話題となった[7][8]
  • It's Over 9000! - 日本のアニメ作品ドラゴンボールZの第28話「サイヤ人の猛威! 神様もピッコロも死んだ」(アメリカでは1997年4月19日放映)が英語に吹き替えられる際に改変されたセリフがもとになっているもの。
  • heyyeyaaeyaaaeyaeyaa - 1983年から1985年まで放送されていたテレビアニメ「He-Man And Master of The Universe」の主人公ヒーマンが、アメリカで1989年から94年まで活動をしていたオルタナティブロックバンド4 Non Blondesがリリースした楽曲What's Up?に合わせて、ご機嫌な様子で歌うというミーム。元々は、どれだけ面白い動画が作れるかというチャレンジに取り憑かれた二人組のアニメーターグループ、SlackcircusがSomething Awfulのフォーラム内に投稿した「Fabulous Secret Powers」という動画が発端である。

ゲーム[編集]

  • Among Us[9][10] - スタッフのうちの一人の作品「The Henry Stickmin Collection」のイースターエッグを含むゲーム。The Airshipの追加と共にHenry Stickminシリーズのキャラクターのモチーフとなるアイテムが追加される前からオリジナルのミームが作られている。

人物[編集]

架空の人物[編集]

  • スレンダーマン - サムシング・オーフル・フォーラムの利用者であるエリック・クヌーゼン(Eric Knudsen)が生み出した架空のキャラクター。スレンダーマンに関する架空の怪談などが広まりキャラクターへの人気が高まった一方、スレンダーマンの手下になることを夢見るあまり殺人未遂事件を起こす者も出てきた[14]

音楽[編集]

  • インターネット上で最も不思議な曲 - アメリカや日本で話題となっている曲。実際に聞くと普通の曲だが、いつ誰が、どこで作詞、作曲したか、一体誰が歌ってるのか、どこのレコード(会社)の著作物なのか、その他の情報が現在も一切不明であるとされている[15]

動物[編集]

  • I have no idea what you're talking about, so here's a picture of a bunny with a pancake on its head. (日本語訳: 君が何を言いたいのかよくわからないけど、頭にパンケーキを乗せたウサギの写真を置いとくね) - ウーロンというウサギの写真から広まったインターネットミーム。インターネットミームの由来が明確に判明している珍しい例[16][17][18]
  • 水を吐くフグ - 2019年東京新聞Twitterアカウントで紹介されて話題となった、秋田県のプラザホテル山麓荘グループが岩手県雫石町で飼育していたトラフグ。このフグを題材とした作品が多数制作された[19][20]

法則[編集]

  • ルール34 - 存在する物全てにはそのポルノがあるという法則[21]

脚注[編集]

  1. ^ Oxford English Dictionary. Oxford University Press. (2008). "A very notable or extraordinary thing; a highly exceptional or unaccountable fact or occurrence; (colloq.) a thing, person, or animal remarkable for some unusual quality; a prodigy." 
  2. ^ “【トレビアン動画】アキバでも垂れ流し!! 中毒動画『ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)』”. livedoorニュース. (2008年2月11日). https://news.livedoor.com/article/detail/3504781/ 2009年1月28日閲覧。 
  3. ^ “腰クネクネ謎のダンス 「ウマウマ」大流行の兆し”. J-CASTニュース. (2008年3月8日). https://www.j-cast.com/2008/03/08017442.html?p=all 2021年3月28日閲覧。 
  4. ^ 宮本, 真希 (2008年2月25日). “「ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)」がCD化 販売中止のトランスアルバムが新装復活”. ITmedia NEWS. https://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/25/news030.html 2021年8月23日閲覧。 
  5. ^ Talking Twin Babies, Nyan Cat among YouTube's top videos of 2011”. Los Angeles Times (2012年12月20日). 2012年8月1日閲覧。
  6. ^ 池谷, 勇人 (2011年6月23日). “もうすぐ2000万再生! 夢中になっちゃう人続出の「Nyan Cat」ゲームを集めてみました”. ねとらぼ (ITmedia). https://nlab.itmedia.co.jp/gg/articles/1106/23/news024.html 2021年8月23日閲覧。 
  7. ^ 高橋, 暁子 (2008年1月15日). “なぜ「初音ミクがネギ」で「鏡音リンがロードローラー」なのか?”. ASCII.jp. https://ascii.jp/elem/000/000/100/100009/ 2021年8月23日閲覧。 
  8. ^ 秋葉原ボーカロイド研究会「初音ミクの謎」, 笠倉出版社, 2010
  9. ^ ノイ村 (2020年12月16日). “『Discord』爆発的成長の影に『Among Us』効果 その背景を改めて考える”. リアルサウンド. https://realsound.jp/tech/2020/12/post-673002.html 2021年8月23日閲覧。 
  10. ^ “宇宙人狼『Among Us』、対応言語に日本語を追加すると発表”. マイナビニュース. (2020年11月20日). https://news.mynavi.jp/article/20201120-1511824/ 2021年8月23日閲覧。 
  11. ^ Obama Wins! Obama Girl Reacts!!. The Key of Awesome. 4 January 2008. YouTubeより。
  12. ^ Who the Hell is Salt Bae?, The Wrap, 2018年6月26日閲覧。
  13. ^ Smidt, Remy; Nakano, Mamiko (2017年4月17日). “投票所スタッフもびっくり。「塩の恋人」はあまりにも優しく票を投じていた”. BuzzFeed Japan. https://www.buzzfeed.com/jp/bfjapannews/vote-bae-1 2021年8月23日閲覧。 
  14. ^ “ホラーサイトの架空キャラに触発され友人刺す、米で2少女起訴”. AFP通信. (2014年6月4日). https://www.afpbb.com/articles/-/3016704 2021年8月23日閲覧。 
  15. ^ usagi (2019年10月5日). “何もかもが謎に包まれたインターネットで最もミステリアスな曲。12年以上たっても真相は闇に包まれたまま”. カラパイア. https://karapaia.com/archives/52283183.html 2022年3月1日閲覧。 
  16. ^ “Oolong, the rabbit that became an internet hit by balancing things on its head, lives on” (英語). デイリー・テレグラフ. (2010年2月3日). https://www.telegraph.co.uk/technology/picture-galleries/7147335/Oolong-the-rabbit-that-became-an-internet-hit-by-balancing-things-on-its-head-lives-on.html?image=11 
  17. ^ I have no idea what you're talking about, so here's a picture of a bunny with a pancake on its head.” (英語). Everything2. 2021年8月23日閲覧。
  18. ^ Thompson, Clive (2005年4月10日). “Oolong, the “head performance” bunny” (英語). collision detection. 2021年8月23日閲覧。
  19. ^ 宮原れい (2019年3月17日). “「水を吐くフグ」の写真が拡散 → いらすとやがイラスト公開、Twitterでも一大ブームに発展”. ねとらぼ. 2022年6月7日閲覧。
  20. ^ 宮原れい (2019年3月25日). “口からダバーッ! 予想を超える勢いの「水を吐くフグ」の動画がやっぱり不遇かわいい”. ねとらぼ. 2022年6月7日閲覧。
  21. ^ Chivers, Tom (2009年10月23日). “Internet rules and laws: the top 10, from Godwin to Poe” (英語). デイリー・テレグラフ. https://www.telegraph.co.uk/technology/news/6408927/Internet-rules-and-laws-the-top-10-from-Godwin-to-Poe.html 2021年8月23日閲覧。 

外部リンク[編集]