イワウメ

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イワウメ
イワウメ、御嶽山の高山帯(岐阜県下呂市)にて、2018年6月26日撮影
イワウメ、御嶽山高山帯岐阜県下呂市)、2018年6月
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: イワウメ目 Diapensiales
: イワウメ科 Diapensiaceae
: イワウメ属 Diapensia
: ホソバイワウメ D. lapponica
変種 : イワウメ var. obovata
学名
Diapensia lapponica L. var. obovata F.Schmidt[1]
シノニム
  • Diapensia lapponica L. subsp. obovata (F.Schmidt) Hultén[1]
  • Diapensia obovata (F.Schmidt) Nakai[2]
和名
イワウメ(岩梅)

イワウメ(岩梅、学名Diapensia lapponica L. var. obovata F.Schmidt)は、イワウメ科イワウメ属分類される常緑小低木の1[3][4]高山植物。別名はフキヅメソウ、スケロクイチヤク。

特徴[編集]

は横にはい、厚い革質のが密生してクッション状となり、一見しただけでは木本とは思えない。葉は倒卵状のくさび形で長さ1 cm前後、幅4 mm前後。花は乳黄白色でまれに淡紅色を帯び、7-8月に枝先から伸びた長さ2 cmほどの花柄上に1個つく。合弁花であるが、平開する花冠が直径1.5 cmと小さい上に5中裂するため、花弁が5枚あるように見える。雄蘂は5個では5裂する。果実の朔果はが長さ約3 mmのほぼ[3]。花が薄紅色の品種は、ベニバナイワウメ(f. rosea)と呼ばれている[3]

分布と生育環境[編集]

高山帯の岩礫地や岩壁に張り付くように生育する

韓国日本サハリンシベリアウスリー及びカムチャッカに分布する[1]基準標本はサハリンのもの[4]。母種のボソバイワウメ(学名:Diapensia lapponica L. subsp. lapponica[5])は、北半球の寒地に広く分布する[3]

日本では北海道から本州中部にかけての高山帯に分布し[1]、岩礫地や岩壁に張り付くように生育する。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d 日本植物誌データベース
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス(YList)
  3. ^ a b c d 豊国 (1988)、285頁
  4. ^ a b 清水 (2014)、264頁
  5. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “ボソバイワウメ”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2018年12月2日閲覧。

参考文献[編集]

  • 清水建美、門田裕一、木原浩『高山に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑8〉、2014年3月22日、増補改訂新版。ISBN 978-4635070300
  • 豊国秀夫『日本の高山植物』山と溪谷社〈山溪カラー名鑑〉、1988年9月。ISBN 4-635-09019-1

関連項目[編集]

外部リンク[編集]