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イミダゾリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イミダゾリン
Skeletal formula of imidazoline
Ball-and-stick model of the imidazoline molecule
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
バイルシュタイン 103920
ChEBI
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.007.273 ウィキデータを編集
EC番号
  • 207-999-4
Gmelin参照 2431371
日化辞番号
  • J182.256J
UNII
性質
C3H6N2
モル質量 70.095 g·mol−1
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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イミダゾリン (imidazoline) は、イミダゾールから誘導される含窒素複素環化合物である。環にはイミン結合が含まれ、4位と5位の炭素はイミダゾールと異なって単結合である。イミダゾリンはグアニジンアミジンと類似の構造を持っている。

イミダゾール類の関係
第2世代グラブス触媒

イミダゾールの場合と同様に、イミダゾリンを基本骨格とする物質も、多くの遷移金属の安定カルベンとして使われる。市販の第2世代グラブス触媒の構造の中にも見られる。

生物学的役割

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多くのイミダゾリンは生理活性を持っている[1]。生理活性を持つイミダゾリンは、窒素原子に挟まれる炭素原子にアリル基アルキル基が置換していることが多い。ナファゾリンなどが知られている。

受容体

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イミダゾリン受容体には、I1、I2、I3 などのいくつかの受容体がある。

I1-イミダゾリン受容体はホスファチジルコリンの加水分解を引き起こし、ジアシルグリセロールアラキドン酸エイコサノイドなどを生成する[2]。さらにナトリウム-水素対向輸送体を阻害し、カテコールアミン合成を促進する。I1-イミダゾリン受容体のシグナル伝達経路はインターロイキンのものに類似している[2]

出典

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  1. ^ N. MacInnes and S. Duty (2004). “Locomotor effects of imidazoline I2-site-specific ligands and monoamine oxidase inhibitors in rats with a unilateral 6-hydroxydopamine lesion of the nigrostriatal pathway”. Br J Pharmacol 143 (8): 952-959. doi:10.1038/sj.bjp.0706019. 
  2. ^ a b PAUL ERNSBERGER (1999). “The I1-Imidazoline Receptor and Its Cellular Signaling Pathways a”. Annals of the New York Academy of Sciences (Wiley Online Library) 881 (1): 35-53. doi:10.1111/j.1749-6632.1999.tb09339.x. https://doi.org/10.1111/j.1749-6632.1999.tb09339.x.  (Paid subscription required要購読契約)