イヌガラシ

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イヌガラシ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: アブラナ目 Brassicales
: アブラナ科 Brassicaceae
: イヌガラシ属 Rorippa
: イヌガラシ R. indica
学名
Rorippa indica
(L.) Hiern.
和名
犬芥子
英名
variableleaf yellowcress
亜種
  • R. i. var. apetala Hochr.
  • R. i. var. indica (L.) Hiern.

イヌガラシ(犬芥子、Rorippa indica[1])は、アブラナ科イヌガラシ属多年草水田河川敷、水路脇、ため池の縁などのやや湿った場所に生える雑草である[2]。別名ヘビクサ[2]、ツミナ[2]、アゼダイコン[2]、アゼガラシ[2]、ノガラシ[2]

分布[編集]

日本全国、朝鮮台湾中華人民共和国インドフィリピン

特徴[編集]

草丈は20~50cm[2]。生育期間は10~7月で、空地、庭、水田、路傍に生育する。 は長楕円形でギザギザがあり、茎は暗緑色に赤みを帯びる。は根本から株立ちとなり、4~6月に黄色4弁の十字状花を総状につける。稀に秋に咲くことがある。果実は長さ約2cmの長角果で、弓状に曲がる。

近縁種[編集]

スカシタゴボウ R. islandica
イヌガラシより葉の切れ込みが粗い。

利用[編集]

全草に辛みがあり、若菜や蕾は和え物や汁の実に利用できる[2]。煎じたものは咳止めや利尿薬としても用いられた[2]

脚注[編集]

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  1. ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)”. 2022年11月1日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i イヌガラシ(アブラナ科)”. 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構. 2022年11月1日閲覧。

参考文献[編集]

  • 平野隆久写真 『野に咲く花』林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年、312頁頁。ISBN 4-635-07001-8 
  • 岩瀬徹 『形とくらしの雑草図鑑 : 見分ける、身近な280種』全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、2007年、42頁頁。ISBN 978-4-88137-135-0 
  • 岩瀬徹ほか 『校庭の雑草』(4版)全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、2009年、66頁頁。ISBN 978-4-88137-146-6 
  • 亀田龍吉、有沢重雄 『花と葉で見わける野草』近田文弘監修、小学館、2010年、158頁頁。ISBN 978-4-09-208303-5 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]