イトーヨーカドー府中店

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イトーヨーカドー府中店
Ito Yokado Fuchu
Itoyokadofuchu.jpg
店舗概要
所在地 183-0027
東京都府中市本町1丁目13-3 カネタビル
座標 北緯35度40分2秒 東経139度28分38秒 / 北緯35.66722度 東経139.47722度 / 35.66722; 139.47722 (イトーヨーカドー府中店)座標: 北緯35度40分2秒 東経139度28分38秒 / 北緯35.66722度 東経139.47722度 / 35.66722; 139.47722 (イトーヨーカドー府中店)
開業日 1976年昭和51年)
閉業日 2010年8月22日
施設管理者 イトーヨーカ堂
中核店舗 イトーヨーカドー府中店
営業時間 10:00-21:00
後身 ラウンドワン府中本町駅前店
外部リンク イトーヨーカ堂府中店
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ROUND1(ラウンドワン)府中本町駅前店

イトーヨーカドー府中店(イトーヨーカドーふちゅうてん)は、東京都府中市にかつて存在した総合スーパーセブン&アイ・ホールディングス子会社のイトーヨーカ堂が運営していた。府中本町駅近くに出店しており、隣接地へ移転し新店舗を建設する予定だったが、渋滞対策などの交通協議が整わずに撤退した。

概要[編集]

ショッピングセンター核店舗として出店し、専門店街には飲食店・各種販売店・病院などがテナントとして入居していた。

建物は地下1階、地上5階で屋上がある。多摩地域方言ハケと呼ばれる府中段丘(立川段丘)の崖の上に建設されたため、この崖の上と下に出入口がある。地下1階は「ベルセ 滝のある味の街」として人口のが作られており、ハケから湧き出る湧水を表している。イトーヨーカドーが閉店するまで客用エレベーターが設置されていない点が珍しかった。

第二次世界大戦終戦後の高度経済成長期を経て、府中市では東京都心郊外のベッドタウンとして人口が急増するとともに、他の地方自治体と同じく商工業の発展に力を入れてきた。そうして府中市が非常に大きな発展を遂げている最中の1976年(昭和51年)に開店した。府中市内の商店年間販売額は、開店4年前の1972年(昭和47年)は89,732百万円であったが、同店が開店した1976年(昭和51年)には199,639百万円と、一気に2倍以上となった。商店数や従業員数の増加と比べ物にならないほどの増加であり、当店舗を中心とした大型スーパーマーケットの影響がうかがえる。

武蔵国総社である大國魂神社がすぐ近くにあり、この神社例大祭であるくらやみ祭(関東三大奇祭)とハローキティちゃんとのコラボレーション商品「ご当地キティストラップ」も販売されていた。

2010年8月22日をもってイトーヨーカドー府中店は閉店した。閉店後は、駐車場や客用エレベーター設置など建物内は大きく改装され、ROUND1府中本町駅前店が出店した。同じ建物内の1階には、セブン-イレブンが出店している。

土地[編集]

跡地の遺跡発掘現場(2009年撮影)

当地は古くから「本町」と呼ばれている非常に古い歴史を持つ地であり、当店舗の前の道は鎌倉に続く旧鎌倉街道であった。府中段丘(立川段丘)の上に位置することから、現在でも富士山が見えるような景勝地であるため、当店の立体駐車場の場所は「御殿地」と呼ばれており、1590年天正18年)に府中御殿が建築されて江戸時代徳川家康徳川秀忠豊臣秀吉が鷹狩の際に宿泊などで利用した。正保3年(1646年)に府中御殿は消失してしまった。1724年享保9年)にはとして開墾され、そのあと工場が建った跡地に立体駐車場が建設された。その後、当店舗移設のためにこの立体駐車場を解体したが、その地から府中御殿や武蔵國造の屋敷跡などの遺跡が発掘され、貴重な発見とされている[1]

武蔵国の中心地である国府は当地のすぐ近くに置かれ、高札場が設置されるような中心地も当店から2つ先の信号の位置と非常に近い場所にあった。高札場から南に向かう道はかつて「相州道」であり、当店舗の場所を角として西に曲がっていた。

これら歴史的遺跡の発見に伴い、この土地を府中市が買い上げたため、イトーヨーカドーは移転を断念し、店舗を閉鎖することを決定した[2]

最寄駅[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 読売新聞 「武蔵国司館跡か、府中で大型の建物4棟発見」2010年3月19日14時51分[リンク切れ]
  2. ^ 読売新聞多摩版、2010年8月20日

参考文献[編集]

  • 府中市教育委員会『新版 武蔵国府のまち 府中市の歴史』
  • 遠藤吉次『わが町の歴史・府中』文一総合出版

関連項目[編集]

外部リンク[編集]