イトマキフグ科

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イトマキフグ科
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: フグ目 Tetraodontiformes
上科 : ハコフグ上科 Ostracioidea
: イトマキフグ科 Aracanidae
学名
Aracanidae
Hollard, 1860

イトマキフグ科 Aracanidaeフグ目に属するの1つ。ハコフグ科と近縁である。6属に13種が属するが、ほとんどの種はオーストラリア南部海域の固有種で、イトマキフグ属のみがインド太平洋の広範囲に分布する。水深200m以浅の海底に生息する[1]

形態[編集]

ハコフグと同様、体は骨質の殻に覆われる。ハコフグ科との相違点として、尾柄にも骨質板を持つことが挙げられる[2]尾鰭の軟条が、ハコフグ科は10本であるのに対し本科は11本であることも特徴であるが、この数は個体によって変動し得る[3]

AracanaCaprichthys などの属は眼上に棘を持つ。この棘はコンゴウフグなどハコフグ科のものとは違い上方を向いている[3]

分類[編集]

この他に化石種として、イタリアMonte Bolca始新世前期)から Proaracana dubia が知られている[3]

画像[編集]

脚注[編集]