icsca

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従来型改札機(泉中央駅 北改札)
従来型改札機(泉中央駅 北改札)
新型改札機(北仙台駅)
新型改札機(北仙台駅)
「タッチ&ゴー」の動き

icsca(イクスカ)は、宮城県仙台市を中心とする地域に導入されているICカード乗車券仙台市交通局が発行する。なお、icscaは仙台市の登録商標となっている。2016年3月現在の発行枚数は、約35万枚[1]

概要[編集]

(上)サービス開始記念icsca
(下)通常icsca

2014年(平成26年)12月1日より発売された、仙台市交通局を発行元とする仙台圏エリアのIC乗車券伊達家の水玉模様陣羽織と杜の都から、緑色の水玉模様があしらわれたカードデザインとなっている[2]。また、伊達家の家紋である「竹に雀」と軽快に移動できるイメージから、キャラクターにはスズメが採用された。カードデザイン及びカードキャラクターは、いずれも仙台市在住の画家・菅野麻衣子が手掛けた[3]

同年12月6日より、地下鉄南北線に先行して導入。翌2015年(平成27年)12月6日より、地下鉄東西線市営バス宮城交通でも導入された。2016年(平成28年)3月26日からは、Suica仙台エリアとの相互利用を開始した。

全国相互利用サービス対応カードについては、将来的に相互利用対応になることも見据えているものの、現在のところ片利用のみとなり、相互利用の予定はない。2016年(平成28年)3月26日より、全国相互利用サービス対応カードをicscaエリアで利用することは可能になるが、逆にicscaを他のICカードエリアで利用することはできず、Suica首都圏・新潟エリアでもicscaは利用できない。また、新幹線およびodecaエリア(大船渡線気仙沼線BRT区間)の利用についても対応していない。

カード裏面・右下に記載される文字列のうち、頭の2桁はSK。これは事業者ごとに付与されるもので、「Sendai-shi Kōtsūkyoku」から採用されたものと考えられる。

名称[編集]

2013年(平成25年)8月から9月にかけてIC乗車券の名称を公募し、仙台弁で「行きますか」または「行きましょう」を意味する「行くすか」と、英語で「小旅行」「遠足」を意味する「イクスカーション (excursion)」とを合わせた「イクスカ」が採用[4]。2014年2月に、カードデザインと共に英字表記のロゴ「icsca」が公表された[2]

種類[編集]

自動券売機(北仙台駅)

無記名式icsca、記名式icscaの2種類が発行される[5]

カード本体の発売額は、1,000円・2,000円・3,000円・5,000円・10,000円の5つで、それぞれ500円分のデポジットが含まれる。デポジット分は、icscaを返却する際に返金される。

無記名式icsca[編集]

券売機等ですぐに購入できる。記名式icscaに変更可能。紛失時に再発行することはできず、再購入する必要がある。

バスでのサービス開始以降は、交通局のバス車内での購入も可能だが、2000円カード(チャージが1500円分、デポジット500円分)のみとなっている。また、スーパーマーケットのサービスカウンターなどで販売されている分についても、2000円カードで販売されている。

記名式icsca[編集]

名前等の情報を記入して利用することで、定期乗車券等としての機能を付加することができるほか、紛失時に再発行することもできる。2015年12月6日以降発行分について、学都仙台フリーパスは、記名式icscaに切り替えられた[6][7]

icsca定期券
定期乗車券としての機能を付加した記名式icsca。定期券外区間を乗り越した際には、チャージされた金額から自動精算される。また、定期券を利用した場合と、定期券を利用しなかった場合とで運賃に差が生じる場合には、安い方の運賃が自動適用される[注 1]
icsca発売に合わせて、定期券のクレジットカード購入が可能となったが、icscaのチャージ部分とデポジット部分に関しては、現金で支払いとなる。
従来は、市営バス・地下鉄の乗り継ぎ定期券は磁気カードで発行され、icsca定期券での発行は不可であった。宮城交通と地下鉄を乗り継いで乗車する場合も、地下鉄は磁気カード、宮城交通は紙の定期券の2枚に分割されて発行されていた。
icscaがバス路線に導入された現在では、仙台市交通局と宮城交通間の連絡定期券を販売。2事業者の路線バスを連絡する場合や、地下鉄及び2事業者の路線バスを連絡する場合についても定期運賃の割引が実施され、いずれの場合においても1枚のicscaに搭載されることとなる。
2016年3月26日の仙台エリアでのSuica相互利用に際して、JRと仙台市交通局の連絡定期券も発売されることになり、Suicaにもicscaにもデータを乗せることができる(ただし、市営バスまたは宮城交通グループのバス路線が連絡定期券の区間に含まれる場合は、icscaが必須となる)。なお、仙台空港鉄道仙台空港線の駅が定期券の区間に含まれ、かつ仙台市地下鉄の区間が含まれている場合は、Suicaを使用し、かつJR東日本所属駅で境界駅である、名取駅みどりの窓口のみ発行できる(Suica定期券では、バス路線(交通局および宮城交通グループの双方)の連絡ができないため、このケースでは、「仙台空港線 - (名取駅) - 長町/仙台/北仙台のいずれかで乗り換え - 仙台市地下鉄」のコースの販売となる)。
小児用icsca
小児運賃が適用される記名式icsca。
福祉割引用icsca
仙台市または宮城県が発行する身体障害者手帳等所持者、及び仙台市内の児童福祉施設等に入所中の旅客に対する「福祉割引」を自動適用するための記名式icsca。購入時に身体障害者手帳などの本人確認のための証明書の提示が必要。
割引率が異なる関係で、宮城交通・ミヤコーバス利用時には精算前に乗務員に身体障害者手帳等を提示する必要がある。また、Suicaエリアでの利用はできない。

その他のicsca[編集]

記念icsca[編集]

icscaサービス開始記念 キャラクターカード
icscaのサービス開始を記念し、5,000枚限定で販売[8]。イメージキャラクターのすずめが5羽寄せ集まったデザインとなっており[9]、2014年12月1日より乗車券発売所[注 2]のみで販売し、当日中に完売した[10]
東西線開業記念icsca
地下鉄東西線の開業に先駆け、10,000枚限定で販売[11]。東西線の運行車両である2000系が描かれ、伊達政宗の兜の前立てをイメージした車両前面の三日月ライン部分が強調されたデザインとなっている[12]。2015年11月15日より特設売場[注 3]で販売[13]。2015年12月6日に完売した。
icscaバスキャラクターカード
路線バスへの導入に先駆け、10,000枚限定で販売[11]。バスとイメージキャラクターのスズメがあしらわれたデザインとなっている[14]。2015年11月15日より特設売場[注 3]で販売[13]。2015年12月6日に完売した。

icsca付身分証明書[編集]

2015年12月からの利用範囲拡大に合わせ、身分証明機能を搭載したicscaを販売[15]学生証や社員証にIC乗車券としての機能が合わさったもので、IC乗車券としてだけでなく、学校や企業での入退室管理や出欠・出退勤確認等としての活用が見込まれる。

すでに、SuicaPASMO等において導入例がみられる[16][17]。2016年度より、東北工業大学にて導入されている[18][19]

後述する、富谷市が市制施行と同時に発行を開始する「とみぱす」も、対象となる市民を限定し、写真つき本人確認書類としても利用可能であることから、icsca付身分証明書の派生と見られる。

沿革[編集]

  • 2010年(平成22年)4月27日 - IC乗車券導入に向けて、仙台市交通局・仙台市都市整備局・宮城交通による「仙台IC乗車券推進協議会」発足[20]
  • 2011年(平成23年)12月21日 - 宮城交通がIC乗車券を導入することで、仙台市と合意[21]
  • 2013年(平成25年)
    • 7月18日 - IC乗車券導入に合わせ、愛宕橋駅自動改札機の更新工事を開始[22]
    • 8月22日 - IC乗車券の名称を公募[23]。公募期間は同年9月17日まで。
    • 11月8日 - IC乗車券の名称が、イクスカに決定[4]
  • 2014年(平成26年)
    • 1月21日 - 適用されるポイント制度の概要公表[24][25]
    • 1月23日 - 同年12月より地下鉄南北線で先行導入することを決定[26]
    • 2月13日 - 仙台市交通局・宮城交通・東日本旅客鉄道により、2016年春よりSuicaとの仙台圏での相互利用で合意[27]
    • 2月26日 - ロゴ、カードデザイン決定[2]
    • 5月2日 - icsca情報ホームページ公開。
    • 5月13日 - icsca導入に合わせ、愛宕橋駅で自動券売機自動精算機の更新工事を開始[28]
    • 7月31日 - 泉中央駅南改札の自動改札機更新工事完了に伴い、自動改札機の更新終了[29]
    • 9月4日 - icsca導入に合わせ、仙台市営バスの車載機器(運賃箱運賃表示器、整理券発行機)の更新工事を開始[30]
    • 9月30日 - 泉中央駅の自動券売機・自動精算機更新工事完了に伴い、自動券売機・自動精算機の更新終了[31]
    • 10月14日 - icscaの発売日および南北線での利用開始日を決定[32]
    • 11月18日 - 地下鉄東西線の開業日発表[33]に伴い、東西線・市営バス・宮城交通への導入日が確定[34]
    • 12月1日
      乗車券発売所[注 2]にて発売[10]
      共通ポイントサービス「まるっと」との提携について、仙台市交通局と廣済堂が合意[35]
    • 12月6日
      地下鉄南北線にて導入[36]
      地下鉄南北線各駅の自動券売機にて発売[36]
  • 2015年(平成27年)
    • 3月9日 - 「まるっとポイント」サービス開始[37]
    • 3月25日 - 自動券売機でのicsca定期券の販売を開始[38]
    • 3月26日 - 仙台市交通局とタイムズ24が、「交通ICパーク&ライドサービス」の導入を発表[39]
    • 4月1日 - 「交通ICパーク&ライドサービス」開始[40]
    • 4月14日 - 宮城交通が、icscaのサービス概要を発表[41]
    • 6月5日 - 発行枚数10万枚を突破[42]
    • 10月19日 - 宮城交通、一部高速バスにてicscaを導入することを発表[43]
    • 11月18日 - 仙台市内のスーパーマーケット[注 4]にて、チャージ機サービスおよびicscaの販売を開始[44]
    • 11月22日
      • 市営バス車内、市営バス営業所・出張所にて、icsca発売。
      • バス路線を対象としたicsca定期券を発売[43][45]
    • 12月5日 - 磁気カード乗車券[注 5]の販売、定期乗車券・学都仙台フリーパス等の紙券・磁気カードによる発券を終了。
    • 12月6日
      地下鉄東西線仙台市営バス宮城交通で導入。
      乗継ポイント導入。
    • 12月15日 - 「icscaレール&カーシェア」サービス開始[46]
    • 12月21日 - Suicaとの仙台圏エリア相互利用サービスの開始日と概要を発表[47][48]
  • 2016年(平成28年)
    • 2月1日 - 仙台市が発行するふれあい乗車証が、従来の磁気カードからICふれあい乗車証へ移行開始[7][要高次出典]。同年9月末までに、完全移行とする予定。
    • 3月26日
    • 10月31日 - 磁気カード[注 5]・紙の回数券の利用を終了[43]
  • 2017年(平成29年)

事業者・路線[編集]

icsca利用可能エリア(JR線などは平成28年3月26日から)

導入事業者・路線[編集]

☆は、発行事業者。

南北線泉中央駅 - 富沢駅
東西線八木山動物公園駅 - 荒井駅
路線バス全線
るーぷる仙台
シャトルバス
路線バス全線
高速バス
シャトルバス
路線バス
塩釜営業所 全線
吉岡営業所 一部路線
村田駐在 一部路線(高速バスを除きicscaのバスエリアからは飛び地となる、大河原駅 - 川崎間の路線も対象となる)
高速バス

利用可能事業者・路線[編集]

東北本線矢吹駅 - 小牛田駅一ノ関駅平泉駅
東北本線利府支線岩切駅 - 利府駅
常磐線原ノ町駅 - 岩沼駅
仙山線仙台駅 - 愛子駅作並駅山寺駅山形駅
仙石線あおば通駅 - 石巻駅
仙石東北ライン(仙台駅 - 石巻駅)
磐越東線郡山駅 - 船引駅
磐越西線(郡山駅-郡山富田駅磐梯熱海駅猪苗代駅会津若松駅喜多方駅
陸羽東線(小牛田駅 - 古川駅鳴子温泉駅
石巻線(小牛田駅、石巻駅)
奥羽本線(山形線)(福島駅、山形駅)
仙台空港線名取駅 - 仙台空港駅

利用可能なIC乗車券[編集]

IC乗車カード 相互利用関係

サービス・機能[編集]

チャージ(入金)[編集]

1,000円・2,000円・3,000円・5,000円・10,000円のいずれかの金額をチャージすることができる。チャージ上限金額は、ポイント付与分を合わせて20,000円。

チャージは、地下鉄の券売機、バスの乗務員および地下鉄の駅務員、あるいは交通局や宮城交通の対応する営業所・出張所あるいは案内所で対応するほか、Suica仙台エリア内の東日本旅客鉄道の各駅または仙台空港鉄道仙台空港線の各駅にある券売機や窓口でも対応している。バスでのチャージはつり銭がでないが、チャージに利用する場合に限って、2千円、5千円、1万円の各紙幣の投入が可能となっている(運賃の支払いおよび両替の場合は、同じ投入口でも千円札のみの対応となっている)。

また、市内のイオン(仙台富沢店、仙台店を除く)、みやぎ生活協同組合(市内15店舗と富谷市所在の明石台店で対応)、ヤマザワ(市内2店舗のみ)のうち、チャージ機設置店舗で対応する。地下鉄の券売機と各スーパー設置のチャージ機では、icscaポイント分をチャージに変換することも可能。

ポイントのチャージは、バス車内ではできないが、地下鉄の切符券売機のほか、バス案内窓口や両事業者直営の定期券販売所などでも対応する。

ポイントサービス[編集]

基本ポイント付与率[41][50]
仙台市交通局 宮城交通
利用回数 / 月 付与率 利用回数 / 月 付与率
- 10回目 5% - 19回目 5%
11 - 20回目 9% 20 - 39回目 10%
21 - 30回目 13% 40 - 59回目 20%
31 - 40回目 17% 60回目 - 30%
41 - 50回目 21% -
51回目 - 25%

icsca導入に合わせて、ポイント制度を開始[24]。付与されるポイントは、利用の翌月10日から1年後の月末までの有効期間内にicscaにチャージすることで、1ポイント=1円として運賃の支払いに用いることができる。ただし、定期乗車券の有効区間内を含む利用や敬老・ふれあい乗車証による利用はポイント対象外となる。

基本ポイント[編集]

利用ごとに貯まるポイント。ポイント付与率は、地下鉄・市営バス・宮城交通[注 8]路線バス・同社高速バスそれぞれの利用回数に応じて段階的に増加する。仙台市交通局と宮城交通でポイント付与率は異なるが、付与されるポイント自体は合算され[41]、ポイントをチャージする際に一括される。

るーぷる仙台やシャトルバス、JR線等はポイント付与の対象外。券売機によって切符を購入した場合や、バスで同乗者分の運賃を精算した場合には付与されない。

乗継ポイント[編集]

東西線開業時に導入。60分以内に地下鉄とバス[注 9]を乗り継ぐことで、2回の乗車を1組として30ポイント(小児は15ポイント)が、基本ポイントに加えて付与される[50]。ただし、いずれか一方でも、区間が定期券区間内と重複する場合には適用外となる。

付加機能[編集]

FeliCaポケット搭載を活用し[51]、乗車券以外としての機能を後付けする動きがみられる。前述の「icsca付身分証明書」も、この例のひとつ。導入時点では電子マネー機能はつかないが、導入を検討するとしている[52]

DATE BIKE解錠キー[編集]

仙台市都心部で導入されているコミュニティサイクル事業「DATE BIKE」にて、ICカード対応自転車に限り、電子錠の解錠キーとして利用できる[53][54]

まるっとポイントサービス[編集]

2015年3月9日より、東北・北陸地方で廣済堂[注 10]が展開する共通ポイントサービスまるっと」を導入[35]。まるっとサービス加盟店でicscaを提示することにより購入額に応じてまるっとポイントが付与され、1ポイント=1円として利用できる。ポイントサービスは宮城県内のみならず、他県[注 11]の加盟店でも利用可能。ただし、icscaポイントとまるっとポイントの交換は不可。ご当地WAON以外のカードを利用する形態としては初となる。

まるっとについては、まるっとナビを参照。

交通ICパーク&ライドサービス[編集]

2015年4月1日より、タイムズ24が展開する「交通ICパーク&ライドサービス」を仙台市泉中央駅前駐車場にて導入[40]。同年12月6日より、荒井駅前駐車場(タイムズ24)、八木山動物公園駅駐車場(日本管財グループ)に、2016年4月15日より、荒井駅前第2駐車場においても導入された[55]

当日地下鉄を利用したicscaを用いて、駐車場出庫時に出口精算機でかざすと、駐車場料金が100円引となる[56]。乗降履歴を用いたシステムとなっており、icsca定期券も対象に含まれる。パーク&ライドの促進が見込まれている[39]

レール&カーシェア[編集]

2015年12月15日より、タイムズカープラスによる「icscaレール&カーシェア」を荒井駅前駐車場ステーションにて導入[57]。2016年4月20日より、荒井駅前第2駐車場ステーションでも導入された[58]

当日地下鉄を利用したicscaを用い、改札口の出場記録を照会することで、206円の料金優待サービスが受けられる。

その他[編集]

  • icsca導入に合わせ、2014年11月22日から12月19日にかけて、宇宙戦艦ヤマト2199とのタイアップが行われた[59]。映画・宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟の公開日が、icsca導入と同日だったことから実現。11月19日、先行してタイアップ動画YouTube松竹チャンネルにて公開された[60]。仙台市地下鉄各駅・改札口付近に設置されている液晶画面でも、字幕付きで放映された[61]
  • 磁気カード乗車券[注 5]は、2015年12月5日をもって販売を終了し、2016年10月31日には磁気カード乗車券の利用停止となった。同月1日からは払戻による対応を開始。交通局発行分は交通局の窓口、宮城交通発行分は宮城交通の窓口で対応する。遠方で窓口に来ることができない顧客や、1回の払戻額が10万円を越える場合(1回の手続きで2万円相当額までは、窓口で払戻可能)等については、前者は、交通局発行分と宮城交通発行分とで分けて、払い戻しするカードと共に申込用紙と振込先の通帳の見開きページコピーなどの同封で書留送付により、振込返金に対応。後者は、事前に発行元毎に高額払戻担当の電話番号に連絡の上で指示を仰ぐ形になっている。払戻期限は、磁気カードは2021年10月末、すでに平成1桁年代に発売を中止していたものの、利用可能としてきた紙の回数券は2017年10月末となっている。ただし、ミヤコーバス名の紙の回数券は、現在もicsca非対応路線を走らせている地域で発行しているため払い戻しの対象外であり(やむを得ない事情がある場合は、要手数料で対応)、宮城交通名の紙の回数券(現在は販売されていない)も、ミヤコーバスのicsca非対応路線であれば継続利用は可能となっているが、こちらは払い戻しの対象となっている。ただし、両事業者とも、区間券などの有効期限のある紙の回数券は、有効期限が到達済みであるため、払い戻しには応じない。
  • 宮城交通(子会社のミヤコーバスを含む)では、一部の高速バスをはじめ、導入路線の拡大が検討されている[41]
  • 仙台市が発行する敬老乗車証は、従来の磁気カード(利用資格による販売額や発行枚数等の制限と、カードそのものに有効期限あり)から、一般の磁気カードの無料払い戻しが実施されるのに合わせて、2016年10月にICカード化されたが、icscaとは独立した記名式カード(カードそのものは期限を過ぎても同じものを利用可能とし、有効期限や補助額等の資格内容は、電子的に管理される形をとる。カード本体の有効期限や利用資格の更新などは、申請時やチャージ時等に、ICカードのデータをリロードして対応)となり、旧来の磁気カードの発行が区役所や総合支所などの担当部署に限定されているように、チャージも当該部署でのみ行われる形になった。ただし、従来のような男女の色分けは廃止された。なお、一般の敬老乗車証は無期限となり、福祉割引のつく敬老乗車証は毎年9月末までの有効期限がつくが、区役所・総合支所にて更新すれば、同じカードが有効期限を延長する形に書き換えた上でそのまま使える状態になる。なお、チャージについては、居住する区以外の区役所および総合支所でも可能となった。100円(非課税世帯は50円)支払で1000円分チャージされる(従来の磁気カードは、1枚で5000円分だったため、1枚の発行に500円(同250円)かかっており、年間24枚(12万円相当)までは発行可能としていた)。ICの敬老乗車証も、年間(ここでは、10月1日から翌年9月30日までを1年間として扱う)チャージ上限が12万円となるため、助成される金額については変更ないが、IC化により、毎年9月末迄のチャージ残高については、10月以降の乗車に利用ができるように変更された(磁気カードは、毎年の有効期限切れの時点で使いかけとなったカードは使用できなかったが、新カード利用開始の1ヶ月後に旧年度分の有効期限が設定されていたため、1ヶ月間は旧年度のカードと新年度のカードが並行できる形にしていた)。
  • 仙台市が発行するふれあい乗車証については、2016年2月からICカードにて発行開始され、当初は希望者のみの切り替え(並行して稼働させる運用)となるが、同年10月以降は、従来の磁気カードの有効期限切れ(資格等の見直しをかねて、毎年9月末に更新される形になっている)にあわせて、ICカードに一本化された。icscaエリアのうち、地下鉄全線、市営バスと宮城交通の仙台市内でのみ乗下車可能なカード(旅客鉄道路線すなわちSuica仙台エリアでの利用は不可)とし、icscaとは独立したカードとなっている。
  • 2016年10月10日に市制を施行した富谷市では、市制施行と同時に発行開始された70歳以上の高齢者(4月1日時点で当該年度に70歳を迎える者を含む)および18歳以上の障害者(障害者手帳を発行されている者)の外出支援を目的とした写真つき本人確認証明書を兼ねたIC乗車券「とみぱす」を発行(これにあたって、仙台市交通局宮城交通の2事業者との協力協定を締結している)。このカードは、一般のicscaと同じエリアでの利用が可能となっており、仙台周辺地域の旅客鉄道路線および仙台空港鉄道仙台空港線、すなわちSuica仙台エリアでも利用可能としている。なお、「とみぱす」のチャージ金額のうち、一人当たり年間約18000円まで(助成を受けるに当たっての自己負担を除いた、実質額相当分)富谷市から助成が受けられる。市からの助成の部分を除けば、「身分証明付icsca」の類型と見られる。
    • 発行の申込は、市制が施行される前の、同年6月から8月にかけて受付を行っており、事前申込者については、市制施行日当日から即時に利用可能となった(以後の更新は、毎年10月1日付で実施される)。なお、icscaポイントが付加されるかどうかについては明らかにされていない。また、富谷市民バス(従来の富谷町民バス)での利用については、明言されていない(従来は、対象となる市民に対して、年度末に無料乗車券を送付している。送付対象は、とみぱすの発行条件と同一となっている)。なお、2017年以降の新規の発行は毎年6月から7月の間に申請を受け付け、同年10月1日から利用開始1年後に更新という形となる。
    • 発行には2400円(初回チャージの10000円を含んだ状態で渡される)かかり、2回目はチャージ手数料250円を含めた1250円で10000円のチャージとなる。年間2回までしか補助が受けられないので、9月末までに不足が発生した場合は、利用する交通事業者の窓口での自己負担となる。よって、発行初年度の自己負担は3650円で20000円チャージとなるため、自己負担を差し引いた実質16350円がチャージとして給付されることになる(発行時を含めた2回チャージを行った場合)。
    • 翌年度にとみぱすを更新した場合は、原則、カードはそのまま使えるため、以降は、毎年1250円を2回まで負担することで20000円を上限とした補助が受けられる形となる。よって、2年目以降の1年間の自己負担は2回のチャージで2500円となるため、年間2回チャージした場合の自己負担を差し引いた実質17500円のチャージが給付されることになる。不足分は、当然利用する交通事業者窓口等での自己負担となる。
  • 何らかの理由により、交通局のバス乗車の際チャージから過徴収があった場合、紙の回数券様式となっている1枚10円の「誤投入券」が、過徴収金額相当の枚数分渡される。これは、磁気カードが運用されていた時から行われているものだが、次回以降の乗車の際に現金とともに運賃として使用する形(あるいは、下車時のicscaチャージが不足の際に、不足分を現金で支払う際の一部ないし全部に充当は可能)となり、icscaチャージとして加えることはできない。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 仙台 - 長町間のicsca定期券で、広瀬通 - 富沢間を利用する場合、定期券外区間として生じる運賃は、広瀬通 - 仙台間(200円)と長町 - 富沢間(200円)の計400円となるため、割高となる。そのためこの場合には、定期券を用いない通常運賃の広瀬通 - 富沢間(300円)が適用される。
  2. ^ a b 泉中央駅勾当台公園駅仙台駅長町南駅旭ヶ丘バスターミナル、交通局本庁舎の6ヶ所。
  3. ^ a b 仙台駅・泉中央駅・長町南駅の3ヶ所。
  4. ^ みやぎ生協ヤマザワイオンリテールの3法人ないし企業の一部店舗内。
  5. ^ a b c 仙台市交通局が発行するスキップカードジョイカードバスカードおよび宮城交通が発行するメルシーカード
  6. ^ 全国相互利用サービス対応カードをicscaエリアで利用することはできるが、icscaを他のICカードエリアで利用することはできない。新幹線およびSuica首都圏・新潟エリアについても、icscaを利用することはできない。
  7. ^ a b 当該路線の共同運行相手である山交バス便ではicscaを利用できないが、当該路線の定期券情報を搭載したicsca定期券については山交バス便では提示で利用可能。ただし、山交バス窓口ではicscaに関わる業務は一切取り扱っていない。
  8. ^ ミヤコーバスを含む。
  9. ^ るーぷる仙台や、ながまちくん、イベント等のシャトルバス、高速バスを除く。
  10. ^ 2016年1月16日より、廣済堂よりフェリカポケットマーケティングへまるっと事業を移管。
  11. ^ 2016年1月現在は、富山県石川県

出典[編集]

  1. ^ a b IC乗車券「イクスカ」「スイカ」相互利用開始 仙台圏の地下鉄とバスで 仙台経済新聞(2016年3月27日)
  2. ^ a b c ICカード乗車券『イクスカ』のデザイン決定について (PDF) 仙台市交通局(2014年2月26日)
  3. ^ IC乗車券「イクスカ」デザイン決定-仙台の画家・菅野麻衣子さんの案採用 仙台経済新聞(2014年2月27日)
  4. ^ a b ~仙台IC乗車券の名称決定~ その名は「イクスカ」 (PDF) 仙台市交通局(2013年11月8日)
  5. ^ ICカード乗車券 icsca(イクスカ)について (PDF) 仙台市交通局(2014年5月21日)
  6. ^ 「学都仙台 市バス(+地下鉄)フリーパス」購入のご案内 (PDF) 仙台市交通局(2015年1月20日)
  7. ^ a b 障害者用バス地下鉄カードをIC化へ 河北新報(2015年6月25日)
  8. ^ icsca(イクスカ)発売スタートダッシュキャンペーンを実施します! 仙台市交通局(2014年11月19日)
  9. ^ 5000枚限定で販売する「イクスカ」サービス開始記念キャラクターカード 仙台経済新聞(2014年11月19日)
  10. ^ a b イクスカ即ゲット 初日5000枚が完売 河北新報(2014年12月2日)
  11. ^ a b 地下鉄東西線開業記念icscaと地下鉄一日乗車券を発売します 仙台市交通局
  12. ^ 地下鉄東西線の開業記念イクスカ、仙台市発売へ 朝日新聞デジタル(2015年11月5日)
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  14. ^ 仙台市交通局、特別デザインの「イクスカ」発売 2種類、各1万枚限定で 仙台経済新聞(2015年11月16日)
  15. ^ イクスカで身分証明 仙台市交通局、利便性PR 河北新報(2015年4月5日)
  16. ^ Suica付学生証・社員証のご案内 JR東日本:Suica
  17. ^ manaca付き学生証・社員証サービス メイテツコム
  18. ^ <イクスカ>学生証に 東北工大が来春から 河北新報(2015年11月19日)
  19. ^ 東西線開業半年 乗客数伸びず YOMIURI ONLINE(2016年6月5日)
  20. ^ 仙台市の地下鉄・バス 乗車券にICカード[リンク切れ] 読売新聞(2010年4月20日)
  21. ^ IC乗車券、宮城交通も参加 15年度導入、仙台市と合意[リンク切れ] 河北新報(2011年12月22日)
  22. ^ 地下鉄南北線自動改札機等更新工事のお知らせ 仙台市交通局(2013年7月17日)
  23. ^ IC乗車券の名称を募集しています 仙台市交通局(2013年8月21日)
  24. ^ a b 地下鉄東西線開業後に導入する新たな運賃制度について 仙台市都市整備局(2014年1月21日)
  25. ^ 地下鉄東西線開業後に導入する新たな運賃制度について (PDF) 仙台市都市整備局・仙台市交通局
  26. ^ ICカード乗車券「イクスカ」の利用開始時期が決まりました 仙台市交通局(2014年1月23日)
  27. ^ 「イクスカ」と「Suica」の仙台圏における相互利用サービスを実施することに合意しました (PDF) 仙台市交通局・宮城交通・東日本旅客鉄道(2014年2月13日)
  28. ^ 地下鉄南北線自動改札機等更新工事のお知らせ 仙台市交通局(2014年5月13日)
  29. ^ 地下鉄南北線自動改札機等更新工事のお知らせ 仙台市交通局(2014年7月1日)
  30. ^ 市営バスの車載機器を更新します (PDF) 仙台市交通局(2014年9月4日)
  31. ^ 地下鉄南北線自動改札機等更新工事のお知らせ 仙台市交通局(2014年8月25日)
  32. ^ 12月6日から地下鉄南北線でICカード乗車券icsca(イクスカ)の利用を開始します 仙台市 市長記者会見(2014年10月14日)
  33. ^ 地下鉄東西線は平成27年12月6日の開業を目指します 仙台市 市長記者会見(2014年11月18日)
  34. ^ 12月6日から地下鉄でicsca(イクスカ)の運用が始まります 仙台市政だより 2014年12月号
  35. ^ a b 仙台市交通局発行のICカード乗車券「icsca(イクスカ)」で共通ポイントサービス「まるっと」が利用可能に 廣済堂 プレスリリース(2014年12月1日)
  36. ^ a b イクスカ出発進行 仙台市地下鉄で利用始まる 河北新報(2014年12月7日)
  37. ^ まるっとサービス利用規約改定のお知らせ まるっとナビ NEWS&TOPICS(2015年3月2日)
  38. ^ icscaは乗り越しも自動精算で便利! 仙台市交通局
  39. ^ a b 【タイムズ24】東北エリア初!「交通ICパーク&ライドサービス」開始 タイムズ24 ニュースリリース(2015年3月26日)
  40. ^ a b 「イクスカ」利用で駐車料金割引 河北新報(2015年4月4日)
  41. ^ a b c d ICカード乗車券《icsca》の当社サービス概要及び地下鉄東西線開業に伴うバス路線の再編について (PDF) 宮城交通(2015年4月14日)
  42. ^ icsca発行枚数10万枚突破!! 仙台市交通局(2015年6月8日)
  43. ^ a b c ICカード乗車券「icsca」の高速バスへの導入及びicsca定期券の発売について (PDF) 宮城交通(2015年10月19日)
  44. ^ icscaチャージ機のサービス開始について 仙台市交通局(2015年11月11日)
  45. ^ 定期券をご利用のお客様へ 仙台市交通局(2015年10月21日)
  46. ^ icscaレール&カーシェア 仙台市交通局
  47. ^ Suicaとの相互利用(平成28年3月26日から) 仙台市交通局
  48. ^ 「icsca」と「Suica」の仙台圏における相互利用サービスの開始日について (PDF) 東日本旅客鉄道仙台支社(2015年12月21日)
  49. ^ Suica トップ > 利用可能エリア > 仙台エリア 東日本旅客鉄道
  50. ^ a b ICカード乗車券 icsca(イクスカ)のポイントサービスについて (PDF) 仙台市交通局(2014年7月18日)
  51. ^ icscaポケットのご利用について (PDF) 仙台市交通局
  52. ^ 仙台市地下鉄構内にファミリーマート 東北初駅ナカ店、電子マネー対応も 仙台経済新聞(2015年7月30日)
  53. ^ 借り方・返し方 仙台コミュニティサイクル DATE BIKE
  54. ^ ダテバイク利便性加速 専用ポート増設 河北新報(2014年11月17日)
  55. ^ パーク&ライド優待サービス 仙台市交通局
  56. ^ パーク&ライド優待サービス 仙台市交通局
  57. ^ icscaレール&カーシェア タイムズカープラス
  58. ^ icscaレール&カーシェア 仙台市交通局
  59. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』とタイアップ!! 仙台市交通局(2014年11月20日)
  60. ^ 予告編ムービー(『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』×仙台市交通局 icsca発進!!) 宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟
  61. ^ 仙台市交通局と「宇宙戦艦ヤマト2199」のコラボ動画、話題に 仙台経済新聞(2014年11月27日)

関連項目[編集]

  • odeca - 宮城県北東部にて導入されているJR東日本BRT用のIC乗車カード

外部リンク[編集]