イギリス指定建造物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
フォース橋スコットランドのA類指定建造物

イギリス指定建造物(イギリスしていけんぞうぶつ、英語: Listed Buildings of United Kingdom)は、イギリス登録建造物イギリス重要建造物などとも訳され、イギリスで特別に建築上および歴史上重要な建築物で法的に指定された建築物を指す。

指定を受けた建造物は、下記の各地の組織からの特別な許可がない限り、勝手に壊したり手を加える事を禁じられる[1]。 登録建造物制度は1944年成立の「都市計画法」が前身となっており、地方当局が都市計画の一環として建造物を保有する制度である。制度には強い強制力があり、登録が所有者の同意なしに行える点に特徴がある[1]

各地方の法的な組織[編集]

建築物の指定をする法的な組織とは、

である。

イングランド[編集]

イングランドでは、指定建造物は次の3等級に分類されている。

  • 1級(Grade I):最高に重要な建造物(Category:第一級指定建築物も参照)
  • 2*級(Grade II*):特別に重要な建造物
  • 2級(Grade II):特別な建造物で、保護が必要な建造物

指定建造物は、イングランドの全建物の2%にも登っている。2010年現在、374,000件が指定されており、その内1級が2.5%で、2*級は5.5%、2級は残りの92%であった[2]

ウェールズ[編集]

ウェールズでも、指定建造物の等級はイングランドと同様なものを使っている。

カーディフCardiff Castle)は1級指定建造物

北アイルランド[編集]

北アイルランドでの指定建造物の等級は

となっている。

指定建造物は8,500件が指定されており、北アイルランドの全建物の2%にも達している。その内A級が200件で、B+級は400件、B級は残りであった[3]

スコットランド[編集]

スコットランドでは、指定建造物の分類は

となっている。

2009年現在、指定建造物は47,400 件に達しており、その内A類が8%(約3,800件)で、B類は51%(24,00件)、C類は残りであった[4]

参照項目[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b 菊地成朋、布野修司(編)『世界住居誌』昭和堂 2005 ISBN 4812204437 p.250.
  2. ^ Listed Buildings
  3. ^ Planning Policy Statement 6: Planning, Archaeology, and the Built Heritage (PDF)”. 2017年1月9日閲覧。
  4. ^ Scotland's Listed Buildings

外部リンク[編集]