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イアン・カニング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イアン・カニング
Iain Canning
Iain Canning
トロントにて(2016年)
生年月日 (1979-07-23) 1979年7月23日(45歳)
出生地 イングランドの旗 イングランド ブリストル
職業 映画プロデューサー
主な作品
英国王のスピーチ
SHAME -シェイム-
LION/ライオン 〜25年目のただいま〜
パワー・オブ・ザ・ドッグ
受賞
アカデミー賞
作品賞
2010年英国王のスピーチ
英国アカデミー賞
作品賞
2010年『英国王のスピーチ』
2021年パワー・オブ・ザ・ドッグ
英国作品賞
2010年『英国王のスピーチ』
その他の賞
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イアン・カニングIain Canning, 1979年7月23日 - )は、イングランドの映画プロデューサーである。

人物

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英国王のスピーチ』(2010年)を製作したことによりアカデミー作品賞[1]英国アカデミー賞作品賞及び英国作品賞を獲得したことで知られる[2]。2008年に製作パートナーのエミール・シャーマン英語版と共にシーソー・フィルムズ英語版を設立した[3]

キャリア

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シーソー・フィルムズ設立以前には『HUNGER/ハンガー』と『コントロール』の製作総指揮を務めた。『ハンガー』はボビー・サンズ英語版の最後の1週間を描いたスティーヴ・マックイーンの長編映画デビュー作であり、マックイーンは第61回カンヌ国際映画祭カメラ・ドール[4]第62回英国アカデミー賞でカール・フォアマン賞(第一回作品賞)を獲得した[5]。一方『コントロール』はジョイ・ディヴィジョンの歌手のイアン・カーティスの物語であり、第60回カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(特別表彰)[6]第61回英国アカデミー賞のカール・フォアマン賞を獲得した[7]。2008年にシーソーを設立するとカニングはトム・フーパー監督、コリン・ファース主演の『英国王のスピーチ』、ジム・ローチ英語版監督の『オレンジと太陽』を製作した。

2011年には再びマックイーン監督と組んだ『SHAME -シェイム-』の撮影が完了し、英国ではモメンタム・ピクチャーズ英語版[8]、米国ではフォックス・サーチライト・ピクチャーズが配給権を獲得した[9]。『SHAME -シェイム-』は2011年9月に第68回ヴェネツィア国際映画祭で上映され、主演のマイケル・ファスベンダー男優賞を獲得した[10]

カニングとシャーマン英語版は『英国王のスピーチ』の成功により「MediaGuardian 100 2011」に名を連ねられ、「業界のビッグリーグ入りをした」と評された[11]

同性愛者であることを公表している。

フィルモグラフィ

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日本語題
原題
クレジット 備考
2007 コントロール
Control
製作総指揮
2008 HUNGER/ハンガー
Hunger
製作総指揮
2010 オレンジと太陽
Oranges and Sunshine
製作
英国王のスピーチ
The King's Speech
製作 受賞 - アカデミー作品賞
受賞 - 英国アカデミー賞作品賞
受賞 - 英国アカデミー賞英国作品賞
受賞 - 全米製作者組合賞英語版劇場映画賞
ノミネート - ヨーロッパ映画賞作品賞
2011 SHAME -シェイム-
Shame
製作 ノミネート - 英国アカデミー賞英国作品賞
ノミネート - ヨーロッパ映画賞作品賞
2013 奇跡の2000マイル
Tracks
製作
2015 Mr.ホームズ 名探偵最後の事件
Mr. Holmes
製作
スロウ・ウエスト
Slow West
製作
マクベス
Macbeth
製作
ディーン、君がいた瞬間
Life
製作
2016 LION/ライオン 〜25年目のただいま〜
Lion
製作 ノミネート - アカデミー作品賞
ノミネート - 放送映画批評家協会賞作品賞
ノミネート - ゴールデングローブ賞 映画作品賞 (ドラマ部門)
2017 パーティで女の子に話しかけるには
How to Talk to Girls at Parties
製作[12]
2018 マグダラのマリア
Mary Magdalene
製作
妻たちの落とし前
Widows
製作
2020 アンモナイトの目覚め
Ammonite
製作
2021 パワー・オブ・ザ・ドッグ
The Power of the Dog
製作
オペレーション・ミンスミート -ナチを欺いた死体-
Operation Mincemeat
製作 ポストプロダクション
2022 The Son/息子
The Son
製作 ポストプロダクション
2022- 窓際のスパイ
Slow Horses
製作総指揮 Apple TV+オリジナルドラマシリーズ
2023 ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命
One Life
製作

参考文献

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  1. ^ Winners for the 83rd Academy Awards”. Academy of Motion Picture Arts and Sciences (2011年). 2012年2月21日閲覧。
  2. ^ Film Awards Winners in 2011”. British Academy of Film and Television Arts (2011年2月13日). 2012年2月21日閲覧。
  3. ^ See Saw Films”. See Saw Films. 2012年2月21日閲覧。
  4. ^ Hunger wins Camera d'Or at Cannes”. Film4 (2008年). 2012年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月14日閲覧。
  5. ^ Steve McQueen - Carl Foreman Award Winner in 2009”. British Academy of Film and Television Arts (2009年2月8日). 2012年2月21日閲覧。
  6. ^ Camera d'Or: "Meduzot" (Jellyfish) by Etgar Keret and Shira Geffen”. The Daily 2007. Cannes Film Festival (2007年5月28日). 2012年2月21日閲覧。
  7. ^ Matt Greenhalgh - Carl Foreman Award in 2008”. British Academy of Film and Television Arts (2011年12月23日). 2012年2月21日閲覧。
  8. ^ de Semlyen, Phil (2011年8月3日). “Exclusive: Shame Gets A UK Release Date”. Empire (London). http://www.empireonline.com/news/story.asp?NID=31666 2012年2月21日閲覧。 
  9. ^ Stone, Sasha (2011年9月9日). “Fox Searchlight Acquires Shame, One of 2011's Best Films”. AwardsDaily. 2012年2月21日閲覧。
  10. ^ Nikkhah, Roya (2011年9月10日). “Michael Fassbender wins best actor at Venice for sex-addict role”. The Daily Telegraph. http://www.telegraph.co.uk/culture/film/venice-film-festival/8755009/Michael-Fassbender-wins-best-actor-at-Venice-for-sex-addict-role.html 2012年2月21日閲覧。 
  11. ^ MediaGuardian 100 2011: 90. Iain Canning and Emile Sherman” (2011年7月24日). 2012年2月21日閲覧。
  12. ^ How to Talk to Girls at Parties”. BFI London Film Festival 2017. 英国映画協会. 2018年1月16日閲覧。

外部リンク

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