アーロン・ハルフェイカー

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Aaron Halfaker
アーロン・ハルフェイカー
Halfaker, Aaron Sept 2013.jpg
2013年9月撮影
生誕 (1983-12-27) 1983年12月27日(37歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ミネソタ州セントルイス郡バージニア英語版[1]
研究分野 ヒューマンコンピュータインタラクション
コンピュータ支援協調作業英語版
研究機関 ウィキメディア財団
出身校 セント・スコラスティカ大学英語版 (学士、2006年)
ミネソタ大学ツインシティー校 (博士、2013年)[2][3]
博士課程
指導教員
ジョン・T・リードル英語版
公式サイト
halfaker.info
プロジェクト:人物伝
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アーロン・ハルフェイカー (英語: Aaron Halfaker[ˈhæfkər]1983年12月27日-)は、アメリカ合衆国計算機科学者。2020年まで、ウィキメディア財団にて主席研究員を務めていた[4][5][6]

教育と職歴[編集]

ハルフェイカーはセント・スコラスティカ大学英語版で計算機科学の学士号を2006年に取得した。セント・スコラスティカ大学では、ハルフェイカーは最初は理学療法専攻として研究を始めたが、同大学の助教授ダイアナ・ジョンソンによるプログラミングの授業を受けたことがきっかけとなり、専攻を計算機科学に変更した[7]。その後、ハルフェイカーはミネソタ大学ツインシティー校に進学、グループレンズ・リサーチ英語版と呼ばれる研究室に所属し、2013年博士号を取得した。ハルフェイカーはウィキペディアについての研究、特にウィキペディアの活発な編集者数の減少についての研究で知られている[8][9][10]。彼はウィキペディアについて、2007年ごろから「衰退期」に入り、それ以来衰退を続けていると主張している[11][12]。ハルフェイカーは、ボットと呼ばれる、自動化されたウィキペディアのアカウントについても研究し[13]、ウィキペディアへの新たな貢献者に影響を与える方法についても考察してきた[4]。大学院生時代には、ハルフェイカーはR・スチュアート・ガイガーと共に、ウィキペディアの新たな編集ツールを開発した。このツールは「Snuggle英語版」と呼ばれている。Snuggleの目的は、荒らし英語版やスパム投稿を削除し、新しい編集者による建設的な貢献を目立たせることにあった[14][15]。ハルフェイカーは、「目的版評価サービス」(Objective Revision Evaluation Service、略称ORES)と呼ばれる人工知能エンジンも開発した。 ORESは、ウィキペディアにおける荒らし投稿を特定し、信頼できる良い編集と区別する目的で開発された[16][17]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Halfaker, Aaron (2017年1月31日). “Twitter status”. Twitter. 2021年3月29日閲覧。
  2. ^ Wicked Smart: 5 questions with U of M PhD and Wikipedian Aaron Halfaker”. TechMN (2013年12月11日). 2015年1月5日閲覧。
  3. ^ Aaron Halfaker Curriculum Vitae”. 2021年3月29日閲覧。
  4. ^ a b Hicks, Jesse (2014年2月18日). “This machine kills trolls”. The Verge. 2014年12月11日閲覧。
  5. ^ Simon, Matt (1 March 2017). “Internet Bots Fight Each Other Because They're All Too Human”. Wired. https://www.wired.com/2017/03/internet-bots-fight-theyre-human/ 2017年3月22日閲覧。. 
  6. ^ Staff and Contractors”. Wikimedia Foundation (2015年11月12日). 2017年6月4日閲覧。
  7. ^ Computer science alum making headlines through work at Wikipedia”. 2017年1月31日閲覧。
  8. ^ Nosowitz, Dan (2013年1月28日). “Wikipedia is getting Worse as it gets Better”. Popular Science. 2015年1月5日閲覧。
  9. ^ Halfaker, A.; Geiger, R. S.; Morgan, J. T.; Riedl, J. (28 December 2012). “The Rise and Decline of an Open Collaboration System: How Wikipedia's Reaction to Popularity Is Causing Its Decline”. American Behavioral Scientist 57 (5): 664–688. doi:10.1177/0002764212469365. 
  10. ^ LeJacq, Yannick (2013年2月2日). “Wikipedia Reaches 3 Billion Monthly Mobile Views Amid Concerns About Contributor Content”. International Business Times. 2014年12月11日閲覧。
  11. ^ Jacobs, Harrison (2013年11月22日). “Wikipedia Could Degenerate If It Can't Fix One Big Problem”. Business Insider. 2014年12月11日閲覧。
  12. ^ Simonite, Tom (2013年10月22日). “The Decline of Wikipedia”. MIT Technology Review. 2015年3月13日閲覧。
  13. ^ Kloc, Joe (2014年2月25日). “Wikipedia Is Edited by Bots. That's a Good Thing.”. Newsweek. 2014年12月11日閲覧。
  14. ^ Baker, Katie (2013年10月31日). “Wikipedia's Wobbling (Citation Needed)”. Newsweek. 2014年12月26日閲覧。
  15. ^ Matias, J. Natian (2015年6月8日). “The Tragedy of the Digital Commons”. The Atlantic. 2016年2月22日閲覧。
  16. ^ Metz, Cade (1 December 2015). “Wikipedia Deploys AI to Expand Its Ranks of Human Editors”. Wired. https://www.wired.com/2015/12/wikipedia-is-using-ai-to-expand-the-ranks-of-human-editors/ 2016年1月12日閲覧。. 
  17. ^ Simonite, Tom (2015年12月1日). “Artificial Intelligence Aims to Make Wikipedia Friendlier and Better”. MIT Technology Review. 2016年2月22日閲覧。

外部リンク[編集]