アートコーポレーション

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アートコーポレーション株式会社
ART CORPORATION
本社が入居するクリスタルタワー
本社が入居するクリスタルタワー
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
540-6016
大阪府大阪市中央区城見1-2-27
クリスタルタワー16階
設立 1977年昭和52年)6月14日
(寺田運輸株式会社)(創業:1968年(昭和43年)9月)
業種 陸運業
法人番号 8122001015081 ウィキデータを編集
事業内容 引越事業
代表者 代表取締役会長 寺田寿男
代表取締役社長 寺田政登
資本金 1億円
発行済株式総数 1089万1000株
売上高 768億3020万円(2019年09月30日時点)[1]
営業利益 83億5403万6000円(2019年09月30日時点)[1]
経常利益 98億4211万5000円(2019年09月30日時点)[1]
純利益 66億1611万円(2019年09月30日時点)[1]
純資産 349億5019万円(2019年09月30日時点)[1]
総資産 497億5760万5000円(2019年09月30日時点)[1]
従業員数 3,362名(2019年9月時点)
決算期 9月30日
主要子会社 アートバンライン(株) 100%
アートプランニング(株) 100%
関係する人物 寺田寿男(元会長、創業者夫妻)
外部リンク http://www.the0123.com/
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アートコーポレーション株式会社: ART CORPORATION)は、大阪府大阪市に本社を置き、引越業の「アート引越センター」を運営する総合運輸業会社である。みどり会の会員企業[2]

概要[編集]

特色[編集]

寺田寿男寺田千代乃夫妻により創業、設立時からの社長である寺田千代乃は他社との差別化を図るため作業員が新しい靴下に履き替えて引越先に入るようにするなどのサービスを展開。電話番号の「0123」や「荷造りご無用」などのキャッチフレーズで認知を広げる。

21世紀に入ってからも全員女性スタッフという女性向けの引越プランや60歳以上を対象とした高齢者向けのシニアパック、耐震マットの提供、食器を簡単に整理して収納できるエコ楽ボックスの貸し出しなど、新たなサービスを次々と打ち出している。同じく大阪府に本社を置く、鴻池運輸センコーフットワークエクスプレスなどと並ぶ、在阪総合運送業社の一つ。TOKYUポイント加盟店。

引越事業を始めるに当たって社名を決める際、多くの人は運送業者を探す時に電話帳を使うため、できるだけ最初の方で見つけやすい位置に載る社名にと考えた。電話帳では五十音順で「あ」が最初に来て、次に「ー」が来るということで名前を考えた結果、「アート」に決まった。しかし、その理由が業界で広く知られたこともあり、現在では「アーアーアーアンシン引越サービス」「アーアーアイ引越サービスセンター」「アーア引越センター」「アーク引越センター」という名称の企業もあるため、地方によっては初めから3-4番目となっている[3]

2008年からは郵便局株式会社の「郵便局のお取り次ぎ」サービス提供により、郵便局で引っ越しサービスの申し込みができるようになった。

ラジオ関西で2015年から日曜の昼3時前のみ時報CMをOAしているが、そこではチャイムの代わりに「ゼロ、イチ、ニ、サ~ン」という女性のアナウンスが流れるという独特なものである。

FM802でも月曜ー木曜の午後2時の時報CMをOAしている(「by 0123」名義)。

沿革[編集]

旧本社
  • 1968年9月 - 寺田寿男の個人事業として寺田運輸を創業。
  • 1972年
    • 3月 - 大阪府で区域貨物事業免許を取得。
    • 6月 - 免許取得を受けて(旧)寺田運輸株式会社を大東市で設立。
  • 1976年
    • 2月 - 引越事業を開始。
    • 6月 - (旧)寺田運輸内にアート引越センター事業部を開始させる。
  • 1977年6月 - アート引越センター事業部を独立させてアート引越センター株式会社東大阪市で設立(現在のアートコーポレーションの創業年度はこのアート引越センターの独立を基点としている)。各サービスセンターの加入者電話番号(最後の4桁)を0123で統一し、職業別電話帳に掲載するようになる。
  • 1985年 - アマチュア無線を業務通信に使用した(不法無線局)として近畿電気通信監理局の摘発・処分を受ける。11月にアート運輸株式会社設立。  
  • 1986年
    • 2月 - アメリカ事務所を開設し海外展開を開始。
    • 5月 - (旧)寺田運輸株式会社がアート引越センター株式会社と合併。アート運輸株式会社が(新)寺田運輸株式会社に社名変更。
  • 1990年
    • 6月 - 事業多角化を目指し社名を「アートコーポレーション株式会社」に改める。
    • 9月 - 大阪市に輸入車ショールームを開設する(その後1995年に東京ショールーム開設)。
  • 1991年 - スポンサーとなりル・マン24時間レースに参戦する。
  • 1993年6月 - ワンストップサービス事業(引越の諸手続きを代行)開始。
  • 1995年12月 - ドラえもんをイメージキャラクターに起用する(2008年頃まで)。
  • 1997年8月 - 物流事業強化を目指しアートバンライン株式会社設立。
  • 1998年 - ISO 9000シリーズを千葉支店で取得。住宅関連事業の会社・株式会社ABCジャパン(現・アートプランニング株式会社)を買収。
  • 2001年
    • 5月 - 無許可で高級外車を貸し出すレンタカー事業を営んだとしてアート商事とアートコレクションが摘発される。
    • 10月 - (新)寺田運輸、アート商事、アート引越センター四国の3社をアートコーポレーションが吸収合併。またアライドインターナショナルと業務提携を結ぶ。
  • 2004年10月22日 - 引越業界では2番目(サカイ引越センターが第1号)となる株式上場東証2部、大証2部)。
  • 2005年10月 - 東証、大証1部へ指定。
  • 2007年10月 - SBSホールディングスより株式会社ダックの発行済み株式の90%を取得し、子会社化[4]
  • 2010年
    • 6月 - 創業者・会長の寺田寿男が代表取締役会長と取締役を辞任。
    • 9月 - 保育事業のパンプキンガーデン、株式会社コティ、株式会社グレースを統合し、アートチャイルドケア株式会社発足。
  • 2011年2月 - 経営陣による自社買収(MBO)を実施すると発表。創業家が出資するCTトータルトランスポート株式会社が株式公開買付けを実施、同時に俳優の佐々木蔵之介をイメージキャラクターに起用した企業CM(2014年頃まで)を新たに上場廃止直前に放映開始。
  • 2011年6月27日 - 上場廃止。
  • 2011年9月 - 子会社であったダックを合併する[5]
  • 2016年11月 - アートスポーツ事業と購買課をアートプラスへ移管。
  • 2017年6月 - 本社を大阪府大東市からクリスタルタワー16階へ移転。

車両[編集]

引越しトラック
三菱ふそう・キャンター

2トントラックを中心に全国で1500台以上を保有する。”独創的な引っ越しサービス”の一環として特別車両の開発にも力を入れていて、家財道具と家族を1台の車で輸送できる「客室付き引っ越し専用車」はそのひとつである。現在の客室付き専用車は三菱ふそう・ファイターをベースに運転席と客室を三菱ふそう・エアロクィーンI風とした「ファミリーサルーン」で、かつてはネオプラン観光バススカイライナー)をベースにした「ドリームサルーン・ナイス21」、日野・レンジャーをベースにフロントを日野・レインボーRR風とした「カーゴサルーン」などが導入されている。他には自家用車と家財道具を1台のトラックで同時に輸送できる「カーゴキャリー」や自家用車積載用のライトトレーラー「カーキャリー21」なども開発された[6]

イメージキャラクター(架空のキャラクターを含む)[編集]

  • ドラえもん、ドラミ(1995年-2008年)
    • ドラえもんの絵柄はテレビアニメ第2作第1期を引用している。千葉県習志野市にあるアート引越センターの事業所では巨大なドラえもんを電車から眺める事が出来たが、2011年頃に別の絵に変わっている。
    • 一時期、コマーシャルでドラえもんが最後に「電話してね」と締めるのでドラえもんと話せると信じた子供による間違い電話が多かったという[7]
    • 主な契約促進グッズとして「ドラえもん冷温庫」がある。期間限定で「ドラミちゃん冷温庫」(CMのドラミの声は2代目ドラミ役の千秋が担当)や、クリスマス前には無彩色の「ホワイトドラえもん冷温庫」になる場合もある。入手できる条件はキャンペーン期間内の契約・規定額以上の契約・同社が販売する防災商品の購入特典などで、時期によって異なる。
  • 佐々木蔵之介(2011年-)
  • 葵わかな(2015年-)
  • ミニオン(2017年-)
  • いずみちゃん(CV 花澤香菜)
  • アーボット(CV 石田彰)
    • 期間限定でミニオンの冷温庫(抽選)とミニオンの収納BOXプレゼントキャンペーンを実施。(2017年7月-9月)
    • ミニオン加湿器のプレゼントキャンペーンを実施。(2017年12月-)
    • ミニオンを車体全面にラッピングした『アート・ミニオン・トラック』の運用を開始。(2018年2月-)
    • サンドウィッチマン(2020年-)

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f アートコーポレーション株式会社 第43期決算公告
  2. ^ メンバー会社一覧 - みどり会
  3. ^ タウンページの上位を狙う 「ア」で始まるユニークな企業名列伝!」 R25.jp、2008年5月9日。
  4. ^ アートコーポレーション/ダック引越センターを子会社化、SBSから株式取得LNEWS 2007年10月2日
  5. ^ 会社合併のご案内とご挨拶”. アートバンライン、ダック (2011年9月). 2014年8月8日閲覧。
  6. ^ ワーキングビークルズ」33号 ぽると出版、2006年12月、24-33ページ。ISBN 4899800339
  7. ^ 『ドラえ本 ドラえもんグッズ大図鑑』小学館、1997年、124頁。ISBN 409102582X

関連項目[編集]

外部リンク[編集]