アート+フェミニズム

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アート+フェミニズム
ArtAndFeminism logo with wordmark.svg
状況 進行中
頻度 毎年
会場所在地 17ヶ国70箇所 (2015)
経年 4
初回開催 2014年2月1日 (2014-02-01)
最終開催 2017年3月11日 (2017-03-11)
来場者数 1,300 (2015)
主催 シャーン・エヴァンズ
ジャクリーン・マビー英語版
マイケル・マンディバーグ英語版
ローレル・タック
ウェブサイト
https://www.artandfeminism.org

アート+フェミニズム(英語: Art+Feminism)は毎年世界中で開かれている、ウィキペディア女性芸術家に関する内容を追加していくエディタソンである。このプロジェクトはシャーン・エヴァンズ、ジャクリーン・マビー英語版マイケル・マンディバーグ英語版、ローレル・タックにより創設された[1]。「記事内容も執筆者も非常に男性に偏っているウィキペディアにおける根強いバイアスを是正するための、国を越えた大きな努力」だと評されている[2]

2014年にアート+フェミニズムの立ち上げキャンペーンが行われ、30のイベントで600人のボランティアが参加した[1][2]。翌年は4大陸17ヶ国で1300人のボランティアが参加した[1]

創設[編集]

アート+フェミニズムはArtstor英語版司書シャーン・エヴァンズが北米芸術図書館協会英語版のために女性と芸術に関するプロジェクトを計画したことをきっかけに始まった[3]。エヴァンズは同僚のキュレーターであるジャクリーン・マビーに相談したが、マビーはウィキペディア寄稿者たちが組織したエイダ・ラブレスを記念するためのエディタソン運営に感銘を受けていた[3]。マビーはニューヨーク市立大学教授で、ウィキペディアをクラスでの教育に取り入れているマイケル・マンディバーグに声をかけた。マンディバーグはさらに芸術とテクノロジーに関する非営利団体アイビーム英語版のフェローであるローレル・タックに声をかけ、タックがイベント開催を手伝うことになった[3]。チームは地元のウィキペディアンで、当時メトロポリタンニューヨーク図書館協議会英語版ウィキペディアン・イン・レジデンスだったドロシー・ハワードと、ウィキメディア・ニューヨーク・シティを通してウィキペディアのローカル・チャプターを代表していたリチャード・ニッペルを招聘した[3]

アート+フェミニズムのプロジェクトが創設された理由のひとつは、ウィキペディアのカタログシステムに関してメディアが否定的な報道を行っていたことに応えるだめためだった[4]。このプロジェクトは、ウィキペディアにおける内容に偏りを是正し、女性の寄稿者を増やすために続けられている[5][6]。ウィキペディアにおける特筆性のある人物記事のうち女性は17%程度だけで、ウィキペディアにおけるエディターのうち女性は15%くらいしかいない[7]

イベント[編集]

アメリカ合衆国外では、2015年のイベントはオーストラリアカナダカンボジアインドニュージーランドスコットランドで報道された[8][9][10][11][12][13]。アメリカ合衆国内では主要開催地であるニューヨークの他、カリフォルニア州カンザス州ペンシルベニア州テキサス州ウェストヴァージニア州でも報道された[14][15][16][17][18][19][20]

日本語版[編集]

ウィキペディア日本語版では、2016年に京都のベクソン・アーツで初めて実施された[21]。2018年には東京のテンプル大学ジャパンキャンパス(国際女性デーである3月8日)と京都のベクソン・アーツ(3月10日)で実施される予定である[22][23][24]

受容[編集]

編集イベントで参加者が寄稿した内容については、ウィキペディア上でトラッキングが行われている[25]

2014年11月、『フォーリン・ポリシー』誌はエヴァンズ、マビー、マンディバーグ、ニッペル、ハワード、タックをウィキペディアにおけるジェンダーバイアスに対応しようとする「グローバルな思索者たち」だと評した[26]

出典[編集]

  1. ^ a b c Art+Feminism’s 2015 Wikipedia Edit-a-thon Adds 334 Articles on Female Artists”. ARTnews (2015年3月11日). 2016年3月11日閲覧。
  2. ^ a b 101 Women Artists Who Got Wikipedia Pages This Week”. ARTnews. 2016年3月11日閲覧。
  3. ^ a b c d Feinstein, Laura (2015年3月2日). “Mass Wikipedia Edit To Make The Internet Less Sexist”. magazine.good.is. Good Worldwide. 2015年10月17日閲覧。
  4. ^ Lapowsky, Issie (2015年3月5日). “Meet the Editors Fighting Racism and Sexism on Wikipedia”. Wired. 2015年10月17日閲覧。, citing Filipacchi, Amanda (2013年4月24日). “Wikipedia’s Sexism Toward Female Novelists”. The New York Times (New York: New York Times Company). ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/2013/04/28/opinion/sunday/wikipedias-sexism-toward-female-novelists.html 2015年10月17日閲覧。 
  5. ^ McGurran, Brianna (2015年2月18日). “MoMA to Host Wikipedia Edit-a-Thon to Tackle Gender Imbalance”. The New York Observer. 2015年10月18日閲覧。
  6. ^ Krasny, Michael (2015年3月13日). “Wikipedia's Gender and Race Gaps: Forum”. Forum. KQED-FM. 2015年10月18日閲覧。
  7. ^ As it happened: Wikipedia edit-a-thon”. 2018年2月18日閲覧。
  8. ^ Ford, Clementine (2015年3月6日). “Where are all the Australian feminist writers on Wiki?”. dailylife.com.au. 2016年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月17日閲覧。
  9. ^ Botelho-Urbanski, Jessica (2015年3月9日). “Celebrating women's success? There's a wiki for that”. Winnipeg Free Press. 2015年10月17日閲覧。
  10. ^ Murray, Bennett (2015年3月7日). “Wiki activists help to write Cambodian women’s history, Post Weekend, Phnom Penh Post”. The Phnom Penh Post. 2015年10月17日閲覧。
  11. ^ Shruthi, H M (2015年3月7日). “Edit-a-thon for women to bridge Wikimedia gender gap”. Deccan Herald. 2015年10月17日閲覧。
  12. ^ O'Neil, Andrea (2015年3月6日). “Blessed are the 'geeks' shaping history | Stuff.co.nz”. stuff.co.nz. 2015年10月17日閲覧。
  13. ^ Malcolm, Bob (2015年3月5日). “Dundee to join in global feminism arts campaign”. deadlinenews.co.uk. 2015年10月17日閲覧。
  14. ^ Schuessler, Jennifer (2015年3月6日). “MoMA to Host Wikipedia Editing Marathon, to Improve Coverage of Women in the Arts”. The New York Times. 2015年10月17日閲覧。
  15. ^ Bos, Sascha (2015年3月4日). “East Bay Schools to Host Art and Feminism Wikipedia Edit-A-Thons”. eastbayexpress.com. 2015年10月17日閲覧。
  16. ^ Morlan, Kinsee (2015年3月2日). “Wikipedia’s women problem”. sdcitybeat.com. 2015年10月18日閲覧。
  17. ^ Rodriguez, Lisa (2015年3月27日). “Kansas City Edit-A-Thon Aims To Close Gender Gap On Wikipedia”. kcur.org. 2015年10月18日閲覧。
  18. ^ Marshall, Amy Milgrub (2015年2月23日). “College of Arts and Architecture to host ‘Edit-a-Thon’ to improve Wikipedia Cove”. news.psu.edu. 2015年10月17日閲覧。
  19. ^ Kallus, Megan (2015年3月4日). “UT School of Information to host feminist Wikipedia Edit-a-thon”. The Daily Texan. 2015年10月17日閲覧。
  20. ^ Board, Glynis (2015年3月3日). “Wiki Gender Gap to Be Discussed in Morgantown | West Virginia Public Broadcasting”. wvpublic.org. 2015年10月18日閲覧。
  21. ^ 3月5日:2016 Art+Feminism Wikipedia Edit-a-thon”. ベクソン・アーツ. 2018年2月18日閲覧。
  22. ^ 2018 Art+Feminism Wikipedia Edit-a-thon”. ベクソン・アーツ. 2018年2月18日閲覧。
  23. ^ TUJ ArtAndFeminism 2018”. 2018年2月18日閲覧。
  24. ^ ウィキペディア編集で考える「アート」と「フェミニズム」。東京と京都でイベント開催”. 美術手帖 (2018年3月1日). 2018年3月4日閲覧。
  25. ^ Ghorashi, Hannah (2015年3月10日). “Art+Feminism’s 2015 Wikipedia Edit-a-thon Adds 334 Articles on Female Artists”. ARTnews. 2015年10月18日閲覧。
  26. ^ staff (2014年11月). “A World Disrupted: The Leading Global Thinkers of 2014 | Siân Evans, Jacqueline Mabey, Michael Mandiberg, Richard Knipel, Dorothy Howard, Laurel Ptak”. Foreign Policy. 2015年10月17日閲覧。

参考資料[編集]

外部リンク[編集]