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アン・シャーリー (アニメ)

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赤毛のアン > アン・シャーリー (アニメ)
アン・シャーリー
アニメ
原作
監督 川又浩
シリーズ構成 高橋ナツコ
キャラクターデザイン 土屋堅一
音楽 大島ミチル
アニメーション制作 アンサー・スタジオ
放送局 NHK Eテレ
放送期間 2025年4月5日 -
話数 全24話予定[1]
漫画
原作・原案など
  • モンゴメリ著・村岡花子訳
  • 「赤毛のアン」シリーズ(原作)
  • アニメーションシリーズ
  • 「アン・シャーリー」(構成)
作画 星窪朱子
出版社 KADOKAWA
掲載誌 B's-LOG COMIC
発表号 Vol.144 - 連載中
発表期間 2025年1月5日[2] -
テンプレート - ノート
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アン・シャーリー』(: Anne Shirley)は、L・M・モンゴメリによる長編小説『赤毛のアン』を原作としたアンサー・スタジオ制作による日本テレビアニメ作品。2025年4月5日よりNHK Eテレにて放送中[3]

1979年に放送された世界名作劇場赤毛のアン』から始まり、赤毛のアンを原作としたテレビアニメ作品としては『こんにちは アン 〜Before Green Gables』以来となる本作は、老兄妹のマリラとマシュウに引き取られた孤児のアンが少女から女性へと成長していく過程を「アンとマリラ、マシュウという新しい家族の絆」「アンとダイアナの友情」「アンとギルバートのロマンス」の3つの柱から物語を描いていく[3]

作品のキャッチコピーは「“想像すること、とめられない。”「赤毛のアン」を知る人も、知らない人も、すべての人たちへ。」[4]

あらすじ

プリンス・エドワード島に位置するグリーン・ゲイブルズに、孤児である11歳の少女アン・シャーリーが引き取られる。本来、老兄妹であるマシュウ・カスバートとマリラ・カスバートは、男児を望んでいたが、手違いによりアンが送られてきた。兄のマシュウはアンを家に迎えることを望み、当初は孤児院へ返す意向であったマリラも、アンの境遇を知り、引き取ることを決める。アンはグリーン・ゲイブルズでの生活の中で、学業上の競争相手となるギルバート・ブライスや、生涯の友人となるダイアナ・バーリーと出会う。また、クラスメイトや教師、地域住民との交流を経て、多くの経験を積みながら成長していく。少女アン・シャーリーが、ひとりの女性として成熟していく過程が描かれる。

登場人物

アン・シャーリー
声 - 井上ほの花[5]
本作の主人公。
マリラ・カスバート
声 - 中村綾[5]
マシュウ・カスバート
声 - 松本保典[5]
ギルバート・ブライス
声 - 宮瀬尚也[5]
ダイアナ・バーリー
声 - 宮本侑芽[5]
J.A.ハリソン
声 - 太田光[6]
レイチェル・リンド
声 - 斉藤貴美子
スペンサー夫人
声 - 中村千絵
フローラ・ジェーン
声 - 千本木彩花
ブリュエット夫人
声 - 田村聖子
駅長
声 - 石住昭彦
エリザ・バーリー
声 - 前田玲奈
ベル牧師
声 - 辻井健吾
教会の女の子たち
声 - 百冨芽衣唯野あかり小針彩希倉西希奈仁見紗綾
ジェーン・アンドリュース
声 - 菊池紗矢香
ルビー・ギリス
声 - 雨宮天
ジョシー・パイ
声 - 笹森亜希
メアリー・ベル
声 - 仁見紗綾
テディ・フィリップス
声 - 丹沢晃之
ジミー・グロヴァ
声 - 石毛翔弥
チャーリー・スローン
声 - 沢城千春
キャリー・スローン
声 - 中野さいま
ミニー・メイ・マクファーソン
声 - 西川知奈美
ムーディー・スパージョン・マクファーソン
声 - 虎島貴明
エラ・メイ・マクファーソン
声 - 橘杏咲
医者
声 - 菊本平
女子生徒
声 - 中野さいま

スタッフ

製作

監督を務めるアンサー・スタジオの川又浩は、本作のアニメ化決定時の心情として「最初お話を伺った時は率直に驚いた」と述べており、「私自身も好きなタイトルなのでとても嬉しかったのですが、世界中の方々に愛されている作品ですので、楽しみや喜びよりもプレッシャーが大きかったのが正直な感想です。」と語っている[1]

本作のアニメ化における表現に関して、川又は「過去にアニメや実写、舞台など多くの作品がありますから人それぞれのアン・シャーリー像があると思います。今回はそのイメージにとらわれずもう一度原作と向き合い、自分なりの解釈でアンを表現してみました。」と語っている[1]

本作のキャラクターに込めた思いとして、キャラクターデザインを務めるアンサー・スタジオの土屋堅一は以下のように語っている。

今回デザインをするにあたり、原作や資料等色々見ましたが、一番見返したのはその時すでにあった監督の1話ラフコンテです。とても表情豊かなキャラクターがそこにはいて、それらを表現するためにはどういうデザインにしたら良いか考えました。各キャラクターの個性をだしつつも、生き生きとしたキャラクターになるよう、監督のイメージしている世界観に近づけられるようにデザインをしていきました。また、アニメーターの皆さんにも楽しんで表現していただけるようなキャラクターになればと思いデザインしました[1]

主題歌

「予感」[7]
とたによるオープニングテーマ。作詞・作曲はとた。編曲は出羽良彰。
「heart」[9]
Laura day romanceによるエンディングテーマ。作詞・作曲は鈴木迅。

各話リスト

話数サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督初放送日
第一話世界って、とてもおもしろいところね 高橋ナツコ川又浩川又浩
  • 渡辺裕二
  • 斎藤直子
2025年
4月5日
第二話あたし、きれいなものが好き 山内東生雄
  • 斎藤直子
  • さとう沙名栄
  • 日下岳史
  • 金野賢
  • 柴田知波
  • 宮本武史
4月12日
第三話何かを楽しみにして待つということが、
その嬉しいことの半分に当たるのよ
平見瞠戸川順一杉山正樹
  • 渡辺裕二
  • さとう沙名栄
  • 日下岳史
  • 金野賢
  • 宮本武史
4月19日
第四話こんなおもしろい世界で、
いつまでも悲しんじゃいられないわ
リンリン奥村よしあき又野弘道
  • 山﨑展義
  • 地崎剛
  • 松本勝次
4月26日

漫画

B's-LOG COMIC』(KADOKAWA)Vol.144より、モンゴメリ著・村岡花子訳『赤毛のアン』シリーズを原作とし、アニメーションシリーズ『アン・シャーリー』を構成とした、星窪朱子によるコミカライズが2025年1月5日より連載中[2]

脚注

注釈

  1. ^ NHKEテレ放送版では、中山佳子、木曽由香里、金野沙矢香がプロデューサーとしてクレジットされている。
  2. ^ FCCフジテレビジョン、アンサー・スタジオ、フジパシフィックミュージック

出典

  1. ^ a b c d e f g h "赤毛のアン"役は井上ほの花 アニメ「アン・シャーリー」監督は川又浩」『コミックナタリー』ナターシャ、2025年1月23日。2025年1月25日閲覧。
  2. ^ a b ビーズログコミックス [@comibi] (2024年12月27日). "🌟新連載のお知らせ🌟". X(旧Twitter)より2025年4月4日閲覧
  3. ^ a b 「赤毛のアン」が来年EテレでTVアニメ化、少女から女性になる過程を3本の柱で描く」『コミックナタリー』ナターシャ、2024年11月20日。2025年1月25日閲覧。
  4. ^ a b 不朽の名作「赤毛のアン」のアニメ化決定!!アニメーションシリーズ『アン・シャーリー』NHK Eテレで2025年4月放送開始(予定)!!アニメーション制作はアンサー・スタジオ!』(プレスリリース)株式会社フジクリエイティブコーポレーション、2024年11月20日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000144638.html2025年4月7日閲覧 
  5. ^ a b c d e アニメーションシリーズ『アン・シャーリー』アン・シャーリー役に 井上ほの花 が決定!主要キャラクターのキャスト・主要スタッフも発表!!各コメントも解禁へ」『アニメ「アン・シャーリー」』2025年1月23日。2025年1月25日閲覧。
  6. ^ a b c d e f 太田光『赤毛のアン』新作アニメ出演決定 原作ファン公言で変わり者のおじさん役”. ORICON NEWS. oricon ME (2025年2月7日). 2025年2月16日閲覧。
  7. ^ a b とた、アニメ『アン・シャーリー』OPテーマ「予感」書き下ろし”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク (2025年3月9日). 2025年3月15日閲覧。
  8. ^ Staff&Cast”. アニメ「アン・シャーリー」. 2025年4月20日閲覧。
  9. ^ Laura day romanceがアニメ「アン・シャーリー」EDテーマ担当、明日からさっそく配信”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2025年3月25日). 2025年4月12日閲覧。

外部リンク

NHK Eテレ 土曜 18:25 - 18:50
前番組 番組名 次番組
科学×冒険サバイバル!
(第1シーズン)
アン・シャーリー
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