アンドロメダ座51番星

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アンドロメダ座51番星
51 Andromedae
仮符号・別名 Nembus[1]
星座 アンドロメダ座
視等級 (V) 3.57[2]
分類 橙色巨星
位置
元期:J2000.0[2]
赤経 (RA, α) 01h 37m 59.55699s[2]
赤緯 (Dec, δ) +48° 37′ 41.5695″[2]
赤方偏移 0.000054[2]
視線速度 (Rv) 16.15 km/s[2]
固有運動 (μ) 赤経: 61.95 ミリ秒/年[2]
赤緯: -112.15 ミリ秒/年[2]
年周視差 (π) 18.41 ± 0.18 ミリ秒[2]
距離 177.16 ± 1.75 光年[注 1]
(54.32 ± 0.53 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV) -0.105[注 2]
Andromeda constellation map.png
Cercle rouge 100%.svg
51番星の位置
物理的性質
半径 21.5 ± 0.9 R[3]
質量 2.3 M[4]
スペクトル分類 K3III[2]
色指数 (B-V) +1.28[5]
色指数 (U-B) +1.45[5]
色指数 (R-I) +0.65[5]
金属量[Fe/H] 0.00[6]
別名称
別名称
ペルセウス座υ星[2],
υ Per[2], BD+47 467[2],
FK5 52[2], HD 9927[2],
HIP 7607[2], HR 464[2],
SAO 37375[2]
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アンドロメダ座51番星(アンドロメダざごじゅういちばんせい、51 And)はアンドロメダ座の4等星である。

概要[編集]

オレンジ色の巨星で、太陽系からの距離は約177光年

この星は、「プトレマイオスの星表」や「ティコの星表」などでは、もともとアンドロメダ座に属するものとされており、ペルセウス座φ星とともにアンドロメダーの右足とされていた。ところが、ヨハン・バイエルによって、ペルセウス座φ星ともども隣接するペルセウスの持つ剣とされ、ペルセウス座υ(ウプシロン)星とされた。この星がアンドロメダ座では5番目に明るいのにもかかわらず、アンドロメダ座としてのバイエル符号を持たないのはそのためである。

その後、ヨハネス・ヘヴェリウスによってペルセウス座からアンドロメダ座に戻され、ジョン・フラムスティードもこれを踏襲して 51 Andromedae とした。その後もフリードリヒ・ヴィルヘルム・アルゲランダーエデュアルド・ハイスはペルセウス座の星としていたが、国際天文学連合により1930年に88星座の境界線が定められた際にアンドロメダ座に所属するものと確定した。

名称[編集]

学名は51 Andromedae (略称は51 And) 。バイエルの『ウラノメトリア』やヨハン・ボーデの『ウラノグラフィア』にはNembusという固有名が見られる[7][8]。Nembus の意味としてバイエルは剣や鎌のようなものとしているが、アラビア語ラテン語にも nembus という言葉はなく、語源は不明である[9]2017年9月5日国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、アンドロメダ座51番星の固有名として、Nembus を正式に承認した[1]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算(誤差も同様)、光年はパーセク×3.26より計算。各有効桁小数第2位
  2. ^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。有効桁小数第3位

出典[編集]

  1. ^ a b IAU Catalog of Star Names”. 国際天文学連合 (2017年10月23日). 2017年11月3日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r SIMBAD Astronomical Database”. 51 Andromedae. 2014年8月16日閲覧。
  3. ^ Nordgren, Tyler E. et al. (1999). “Stellar Angular Diameters of Late-Type Giants and Supergiants Measured with the Navy Prototype Optical Interferometer”. The Astronomical Journal 118 (6): 3032-3038. Bibcode 1999AJ....118.3032N. doi:10.1086/301114. ISSN 00046256. 
  4. ^ Gondoin, P. (December 1999), “Evolution of X-ray activity and rotation on G-K giants”, Astronomy and Astrophysics 352: 217-227, Bibcode 1999A&A...352..217G 
  5. ^ a b c 輝星星表第5版
  6. ^ Cardini, D. (2005). “Mg II chromospheric radiative loss rates in cool active and quiet stars”. Astronomy & Astrophysics 430 (1): 303-311. arXiv:astro-ph/0409683. Bibcode 2005A&A...430..303C. doi:10.1051/0004-6361:20041440. ISSN 0004-6361. 
  7. ^ Bayer, Johann. “L recto, Perseus, table 11.”. Uranometria. Linda Hall Library. 2017年11月4日閲覧。
  8. ^ Johann Elert Bode. “Plate 4. Cassiopeia, Perseus, Andromeda.”. Uranographia. Linda Hall Library. 2017年11月4日閲覧。
  9. ^ Richard Hinckley Allen (1899). Star Names - Their Lore and Meaning. http://penelope.uchicago.edu/Thayer/E/Gazetteer/Topics/astronomy/_Texts/secondary/ALLSTA/Perseus*.html 2014年8月16日閲覧。.