アンドレルトン・シモンズ

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アンドレルトン・シモンズ
Andrelton Simmons
ロサンゼルス・エンゼルス #2
Andrelton Simmons, Kole Calhoun (36700894445) (cropped).jpg
2017年8月20日
基本情報
国籍 オランダの旗 オランダ
出身地 オランダ領アンティルの旗 アンティル自治領ムンドノボ(現:キュラソーの旗 キュラソー自治領)
生年月日 (1989-09-04) 1989年9月4日(28歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
170 lb =約77.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 遊撃手
プロ入り 2010年 ドラフト2巡目(全体70位)でアトランタ・ブレーブスから指名
初出場 2012年6月2日
年俸 $6,142,857(2016年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム オランダの旗 オランダ
WBC 2013年、、2017年

アンドレルトン・A・シモンズAndrelton A. Simmons, 1989年9月4日 - )は、オランダ領アンティルキュラソー島ムンドノボ出身のプロ野球選手遊撃手)。右投右打。MLBロサンゼルス・エンゼルスに所属。

愛称はシンバ[2]シモーン[3]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

オランダ領アンティルキュラソー島で生まれ、同郷のアンドリュー・ジョーンズに憧れて育った[4]。ユースチームでは、ケンリー・ジャンセンディディ・グレゴリウスとチームメイトだった。

ウエスタンオクラホマ州立大学英語版在学中には投手として最速98マイル(約157.7km/h)を計測[5]

プロ入りとブレーブス時代[編集]

2010年MLBドラフト2巡目(全体70位)でアトランタ・ブレーブス遊撃手として指名され、プロ入り。この年は傘下のアパラチアンリーグダンビル・ブレーブス英語版でプレーした。

2011年にはA+級リンチバーグ・ヒルキャッツでプレーし、打率.311でカロライナリーグの首位打者を獲得した[5]

2012年はAA級ミシシッピ・ブレーブスで開幕を迎え、6月2日ワシントン・ナショナルズ戦でメジャーデビューを果たした。6月は打率.330、3本塁打、14打点を記録してルーキー・オブ・ザ・マンスに選出される[6]7月8日フィラデルフィア・フィリーズ戦でヘッドスライディングをした際に右手小指を骨折[7]、約2ヶ月戦列から離れた。49試合の出場ながら、守備防御点(DRS)は全遊撃手中2位の+19を記録した。オフにテキサス・レンジャーズからマイク・オルトとのトレードを打診されたが、ブレーブスは即座に拒否した[8][9]

2013年開幕前の3月に開催された第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)オランダ代表に選出された[10][11]。大会では、一番・遊撃手としてプレーしてチームの準決勝進出に貢献した。

シーズンでは史上最高値となる守備防御点(DRS)+41を記録し、フィールディング・バイブル・アワードゴールドグラブ賞をダブル受賞した[12]。また。プラチナ・ゴールド・グラブも受賞している。

2014年2月20日にブレーブスと総額5800万ドルの7年契約に合意した[13][14]。シーズンでは、2年連続でフィールディング・バイブル・アワードとゴールドグラブ賞をダブル受賞した。

エンゼルス時代[編集]

2015年11月12日エリック・アイバーとマイナー選手2名+金銭とのトレードで、マイナー選手1名とともにロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[15]

2016年は正遊撃手を任され、ルーキーイヤー以来の規定打席未達ながら124試合に出場。100試合以上に出場したシーズンではいずれもキャリアハイの打率.281・出塁率.324を記録。また、走塁面でも自己最多の10盗塁を決めた。遊撃守備は、全124試合で10失策守備率.982、DRS + 18・UZR + 15.4、ショートとしてリーグ2位のRF4.61を記録した。オフの12月5日第4回WBCオランダ代表に選出され、2大会連続2度目の選出を果たした[16]

2017年開幕前に選出されていた第4回WBCに参加。

選手としての特徴[編集]

シモンズの最大の武器は高い身体能力から生み出される守備。

しかしバッティングも打率こそ高いわけではないものの決して悪いわけではなく、2013年シーズンには二桁本塁打を記録するなど、意外性を兼ね備えたバッティングも持ち味の1つである。ただ欠点としては早打ちであるがゆえに三振も少ないがフォアボールも少ない、更に長距離タイプではないにも関わらず併殺数が多いという点がある。

走塁面に関してはここ最近は盗塁を仕掛けることも多くなっており、2016年シーズンにはシーズン二桁盗塁を記録した。以上のことをふまえると、決して守備だけの選手では無いと言うことが伺える。

またまだ27歳ながら前述の通り、守備に関する表彰を何度も受けている他、様々な指標でも軒並み高い数値(DRSのMLBでの合計は5年で+131。)を記録していて、広い守備範囲と元投手ならではの強肩を兼ね備えた、MLBナンバー1と評される遊撃手である。

しかし、それでありながら打撃面での印象が薄い影響もあるのか、ゴールドグラブ賞の受賞自体は2回に留まっている。[17]

オランダ代表として出場した第4回WBCでは、代表での同僚のウラディミール・バレンティン東京ヤクルトスワローズに所属していることもあってか、東京で開催された2次ラウンドのイスラエル戦では、かつてヤクルトで遊撃手として活躍した宮本慎也の応援歌が歌われた。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2012 ATL 49 182 166 17 48 8 2 3 69 19 1 0 0 3 12 1 1 21 5 .289 .335 .416 .751
2013 157 658 606 76 150 27 6 17 240 59 6 5 5 4 40 1 3 55 16 .248 .296 .396 .692
2014 146 576 540 44 132 18 4 7 179 46 4 5 2 2 32 4 0 60 25 .244 .286 .331 .617
2015 147 583 535 60 142 23 2 4 181 44 5 3 1 2 39 6 6 48 19 .265 .321 .338 .660
2016 LAA 124 483 448 48 126 22 2 4 164 44 10 1 1 4 28 0 2 38 16 .281 .324 .366 .690
MLB:5年 623 2482 2295 245 598 98 16 35 833 212 16 14 9 15 151 12 12 222 81 .261 .308 .363 .671
  • 2016年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



遊撃手












2012 ATL 49 67 158 3 31 .987
2013 156 240 499 14 94 .981
2014 146 217 411 14 99 .978
2015 147 235 444 8 126 .988
2016 LAA 124 198 337 10 82 .982
通算 622 957 1849 49 432 .983

表彰[編集]

背番号[編集]

  • 19 (2012年 - 2015年)
  • 2 (2016年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Andrelton Simmons Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2016年6月28日閲覧。
  2. ^ Explaining Angels Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年8月27日閲覧
  3. ^ Halos excited to take part in Players Weekend MLB.com (英語) (2017年8月16日) 2017年8月25日閲覧
  4. ^ Simmons relishes chance to see boyhood idol Jones
  5. ^ a b Southern notes: Braves love Simmons MiLB.com
  6. ^ Simmons named NL rookie of the month – updated
  7. ^ ブ軍有望新人シモンズが右手小指骨折 日刊スポーツ 2012年7月10日
  8. ^ レンジャーズはシモンズを獲得後、アリゾナ・ダイヤモンドバックスジャスティン・アップトンとの交換要員とする構想を持っていた
  9. ^ Braves Turned Down Simmons-For-Olt Trade MLB Rumors
  10. ^ 2013 Tournament Roster WBC公式サイト (英語) 2015年3月20日閲覧
  11. ^ Simmons off to WBC; Braves excited, sloppy in loss
  12. ^ Anthony DiComo (2013年10月2日). “With Gold Glove defense, Simmons' value unmatched”. MLB.com. http://m.mlb.com/news/article/62350062 2015年11月13日閲覧。 
  13. ^ “Braves Agree to Terms with Shortstop Andrelton Simmons on Seven-Year Contract”. Braves Press Release. MLB.com. (2014年2月20日). http://m.mlb.com/news/article/68008506 2015年11月13日閲覧。 
  14. ^ Mark Bowman (2014年2月20日). “Braves lock up Simmons with seven-year deal”. MLB.com. 2015年11月13日閲覧。
  15. ^ Alden Gonzalez (2015年11月12日). “Baldoquin's path unclear after Simmons trade”. MLB.com. http://m.mlb.com/news/article/157213738/andrelton-simmons-trade-could-block-baldoquin 2015年11月13日閲覧。 
  16. ^ 24 All-Stars among initial confirmed players for 2017 World Baseball Classic MLB.com Press Release (英語) (2016年12月5日) 2016年12月15日閲覧
  17. ^ [1]ファンの度肝を抜くWBC各国代表メジャーリーガーの「必見プレー」
  18. ^ “フィールディング・バイブル賞発表 統計学を基に守備の名手を選出”. スポニチアネックス. (2016年11月1日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/11/01/kiji/K20161101013642800.html 2016年11月1日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]