アンドリュー・ガーフィールド
アンドリュー・ガーフィールド Andrew Garfield | |||||||||||||||||||||
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2023年 | |||||||||||||||||||||
本名 | アンドリュー・ラッセル・ガーフィールド | ||||||||||||||||||||
生年月日 | 1983年8月20日(41歳) | ||||||||||||||||||||
出生地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス | ||||||||||||||||||||
国籍 |
イギリス アメリカ合衆国 | ||||||||||||||||||||
身長 | 179cm | ||||||||||||||||||||
職業 | 俳優 | ||||||||||||||||||||
ジャンル | 映画 | ||||||||||||||||||||
活動期間 | 2004年 - | ||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||
『BOY A』 『わたしを離さないで』 『ソーシャル・ネットワーク』 『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ 『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』 『ハクソー・リッジ』 『ブレス しあわせの呼吸』 『沈黙 -サイレンス-』 『アンダー・ザ・シルバーレイク』 『メインストリーム』 『タミー・フェイの瞳』 『Tick, tick... BOOM! : チック、チック…ブーン!』 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』 | |||||||||||||||||||||
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アンドリュー・ガーフィールド(Andrew Garfield, 1983年8月20日 - )は、アメリカ合衆国生まれのイギリスの俳優。2018年、舞台『エンジェルス・イン・アメリカ』で主演を務め、トニー賞 演劇主演男優賞を受賞[1][2]。
来歴
[編集]生い立ち
[編集]カリフォルニア州ロサンゼルス出身。父親はカリフォルニア州出身でロシア系、ポーランド系、ルーマニア系の血を引いているユダヤ系アメリカ人、母親はイギリス・エセックス出身のイギリス人のため、アメリカとイギリスの二重国籍保持者[3]。
3歳の時にイングランド・サリー州エプソムに移住。16歳の時に、演技に興味を持ち始め高校卒業後、セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマで学ぶ。
キャリア
[編集]舞台俳優としてキャリアをスタートさせ、2004年にMEN Theatre Awardを、2006年にイヴニング・スタンダード演劇賞の新人賞を受賞。2007年にはロバート・レッドフォード監督作『大いなる陰謀』で映画デビューし注目を集める。同年公開・放送の『BOY A』で英国アカデミー賞テレビ部門主演男優賞を受賞。2009年にはテリー・ギリアム監督作の『Dr.パルナサスの鏡』に出演。
2010年にはデヴィッド・フィンチャー監督による『ソーシャル・ネットワーク』や、日系イギリス人作家カズオ・イシグロの小説を映画化した『わたしを離さないで』が公開され、両作品で多数の賞にノミネートされた。また8月、テリー・ギリアムがカナダのロックバンドアーケード・ファイアのマディソン・スクエア・ガーデンでのライブを撮影した際、アシスタントを務めた。
2012年7月公開のマーク・ウェブ監督『アメイジング・スパイダーマン』では主人公ピーター・パーカー / スパイダーマンを演じた[4][5][6]。
2017年にメル・ギブソン監督作の『ハクソー・リッジ』において、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。
同年、ゴールデングローブ賞の授賞式でライアン・ゴスリングがミュージカル・コメディ部門の男優賞を受賞した際、隣に座っていたライアン・レイノルズと熱烈なキスを交わし大きな話題を呼んだ[7]。
2018年には舞台『エンジェルス・イン・アメリカ』で主演を務め、トニー賞 演劇主演男優賞を受賞した[1][2]。
私生活
[編集]『ソーシャル・ネットワーク』で共演したジェシー・アイゼンバーグや、イギリス人俳優のロバート・パティンソンと親しい友人である[8][9]。また、エディ・レッドメインとはフラットメイトであった。
2008年からアメリカ人女優のシャノン・ウッドワードと交際していたが2011年5月に破局が報じられた[10][11]。6月に『アメイジング・スパイダーマン』の共演者であるエマ・ストーンと交際していることがUs Weekly誌の報道により明らかになった[12][13]。2015年に破局。
2022年4月、モデルのアリッサ・ミラーとの破局が報じられた[15]。
発言
[編集]2017年、自身のことを「僕は実際の行為を伴わないゲイだ」と発言してLGBTコミュニティから大きな反発を受けた[16]。この発言はパネル・ディスカッションでゲイの男性を演じた出演舞台の役柄について語った際のものであり、役作りとして「ル・ポールのドラァグ・レース」を友人と一緒に観たという発言も同じく反発を呼んだ[16]。
主な出演作品
[編集]映画
[編集]年 | 題名 | 役名 | 備考 | 吹き替え |
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2005 | Mumbo Jumbo | Simmo | 短編映画 | — |
2007 | BOY A Boy A |
ジャック・バリッジ | 英国アカデミー賞テレビ部門 主演男優賞 受賞 | |
大いなる陰謀 Lions for Lambs |
トッド・ヘイズ | 細谷佳正 | ||
2008 | ブーリン家の姉妹 The Other Boleyn Girl |
フランシス・ウェストン | クレジットのみ | |
2009 | レッド・ライディング Red Riding |
エディ・ダンフォード | テレビ映画 | |
Dr.パルナサスの鏡 The Imaginarium of Doctor Parnassus |
アントン | 佐藤拓也 | ||
2010 | アイム・ヒア I'm Here |
シェルドン | スパイク・ジョーンズ監督短編映画 | |
わたしを離さないで Never Let Me Go |
トミー | ハリウッド映画祭 ブレイクスルー男優賞 受賞 イブニング・スタンダード英国映画賞 男優賞 受賞 サターン賞 助演男優賞 英国インディペンデント映画賞 助演男優賞 ノミネート ロンドン映画批評家協会賞 年間英国男優賞 ノミネート デトロイト映画批評家協会賞 ブレイクスルー演技賞 ノミネート |
石母田史朗 | |
ソーシャル・ネットワーク The Social Network |
エドゥアルド・サベリン | ハリウッド映画祭 ブレイクスルー男優賞 受賞 イブニング・スタンダード英国映画賞 男優賞 受賞 英国アカデミー賞 助演男優賞 ノミネート 英国アカデミー賞 ライジング・スター賞 ノミネート ゴールデングローブ賞 助演男優賞 ノミネート サテライト賞 助演男優賞 ノミネート 全米映画俳優組合賞 キャスト賞 ノミネート アイオワ映画批評家協会賞 助演男優賞 ノミネート オンライン映画批評家協会賞 助演男優賞ノミネート シカゴ映画批評家協会賞 助演男優賞 ノミネート セントラルオハイオ映画批評家協会賞 助演男優賞 ノミネート デトロイト映画批評家協会賞 助演男優賞 ノミネート デトロイト映画批評家協会賞 ブレイクスルー演技賞 ノミネート ヒューストン映画批評家協会賞 助演男優賞 ノミネート フェニックス映画批評家協会賞 助演男優賞 ノミネート クリティクス・チョイス・アワード 助演男優賞 ノミネート ボストン映画批評家協会賞 助演男優賞 次点 ユタ映画批評家協会賞 助演男優賞 ノミネート ロンドン映画批評家協会賞 助演男優賞 受賞 ワシントンD.C.映画批評家協会賞 助演男優賞 ノミネート |
小松史法 | |
2012 | アメイジング・スパイダーマン The Amazing Spider-Man |
ピーター・パーカー / スパイダーマン | 前野智昭 | |
2014 | アメイジング・スパイダーマン2 The Amazing Spider-Man 2 |
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ドリーム ホーム 99%を操る男たち 99 Homes |
デニス・ナッシュ | 福田賢二 | ||
2016 | ハクソー・リッジ Hacksaw Ridge |
デズモンド・ドス | アカデミー主演男優賞 ノミネート デトロイト映画批評家協会賞 主演男優賞 ノミネート ゴールデングローブ賞 映画部門 主演男優賞 (ドラマ部門) ノミネート サテライト賞 主演男優賞(ドラマ部門)受賞 ワシントンD.C.映画批評家協会賞 主演男優賞 ノミネート ロンドン映画批評家協会賞 男優賞 ノミネート ロンドン映画批評家協会賞 男優賞(イギリス国内) 受賞 |
前野智昭 |
沈黙 -サイレンス- Silence |
セバスチャン・ロドリゴ神父 / 岡田三右衛門 | (吹き替え版なし) | ||
2017 | ブレス しあわせの呼吸 Breathe |
ロビン・カヴェンディッシュ | ||
2018 | アンダー・ザ・シルバーレイク Under the Silver Lake |
サム | アメリカでは2019年公開 | 小松史法 |
2020 | メインストリーム Mainstream |
リンク | 兼製作 | (吹き替え版なし) |
2021 | タミー・フェイの瞳 The Eyes of Tammy Faye |
ジム・ベイカー | ロンドン映画批評家協会賞 男優賞(イギリス国内) 受賞 | 前野智昭 |
Tick, tick... BOOM! : チック、チック…ブーン! Tick, Tick... Boom! |
ジョナサン・ラーソン | アカデミー主演男優賞 ノミネート ゴールデングローブ賞 映画部門 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞 サテライト賞 主演男優賞(コメディ・ミュージカル部門)受賞 デトロイト映画批評家協会賞 主演男優賞 ノミネート ワシントンD.C.映画批評家協会賞 主演男優賞 受賞 |
下川涼 | |
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム Spider-Man: No Way Home [17] |
ピーター・パーカー / スパイダーマン | 前野智昭 | ||
2024 | We Live in Time |
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TBA | A Life of Jesus |
テレビ
[編集]放映年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
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2005 | Sugar Rush | トム | 計5話出演 | — |
2007 | ドクター・フー Doctor Who |
フランク | 計2話出演 | |
ロンドン警視庁犯罪ファイル Trial & Retribution |
マーティン・ダグラス | 第10シーズン第3話「Closure: Part 1」 | ||
2011, 2014 | サタデー・ナイト・ライブ Saturday Night Live |
本人(ホスト) | 計2話出演 | |
2022 | アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実 Under the Banner of Heaven |
ジェブ・パイアー刑事 | ミニシリーズ |
日本語吹き替え
[編集]『アメイジング・スパイダーマン』以降、主に前野智昭が担当している。
そのほかにも、小松史法、細谷佳正、佐藤拓也、石母田史朗、福田賢二、下川涼なども声を当てている。
出典
[編集]- ^ a b “アンドリュー・ガーフィールドの社会派スピーチに称賛の声 「みんな完璧だし、みんな居場所がある」”. HUFFPOST (2018年6月11日). 2018年8月14日閲覧。
- ^ a b “第72回トニー賞授賞式 受賞結果”. wowow (2018年6月11日). 2018年8月14日閲覧。
- ^ Associated Press (2008年8月1日). “Andrew Garfield: From unknown to ‘Boy A’”. MSNBC 2010年5月27日閲覧。
- ^ “It's Official! Andrew Garfield to Play Spider-Man!”. ComingSoon.net (2010年7月1日). 2010年7月1日閲覧。
- ^ “British actor Andrew Garfield cast as new Spider-Man”. BBC (2010年7月2日). 2010年7月5日閲覧。
- ^ Dave, Itzoff (2010年7月2日). “New ‘Spider-Man’ Finds Its New Spider-Man”. New York Times 2010年7月5日閲覧。
- ^ G. Muller, Marissa (2017年1月8日). “Watch Ryan Reynolds and Andrew Garfield Kiss at the 2017 Golden Globes”. Glamour. 2024年12月11日閲覧。
- ^ “Andrew Garfield & Jesse Eisenberg Supreme in Soho”, JUST JARED(2011年5月7日), 2011年5月24日閲覧。
- ^ “Andrew Garfield & Robert Pattinson - BFFS!”, Showbizspy(2010年10月12日), 2011年5月25日閲覧。
- ^ “Andrew Garfield & Shannon Woodward Cobra Couple”, JUST JARED(2010年11月6日), 2011年5月25日閲覧。
- ^ CELEBRITY NEWS(2011年5月26日). “EXCLUSIVE Spider-Man’s Andrew Garfield, Actress Shannon Woodward Split”. US MAGAZINE.COM. 2011年5月29日閲覧。
- ^ “『アメイジング・スパイダーマン』のアンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーンと交際?” . シネマトゥデイ (2011年6月24日) . 2011年9月5日閲覧。
- ^ “Andrew Garfield & Emma Stone: Dinner Date!” . JUST JARED (26 August 2011) . 2011年9月5日閲覧。
- ^ March 06, Elise Burger. “Rita Ora and Andrew Garfield Split: Reports” (英語). PEOPLE.com. 2022年4月6日閲覧。
- ^ April 05, Benjamin VanHoose. “Andrew Garfield and Alyssa Miller Broke Up a Month Ago But Remain Friendly: Source” (英語). PEOPLE.com. 2022年4月6日閲覧。
- ^ a b Quinn, Dave (2017年7月6日). “Andrew Garfield Faces Backlash After Saying 'I Am a Gay Man Right Now Just Without the Physical Act'”. People. 2024年12月11日閲覧。
- ^ Donnelly, Matt (2022年1月7日). “Andrew Garfield Finally Spills About ‘Spider-Man’ Return and Future — and the ‘Gift’ of ‘Tick, Tick Boom!’ (EXCLUSIVE)” (英語). Variety. 2022年1月13日閲覧。