アンダーニンジャ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
アンダーニンジャ
ジャンル 青年漫画サスペンス
漫画
作者 花沢健吾
出版社 講談社
掲載誌 週刊ヤングマガジン
レーベル ヤンマガKCスペシャル
発表号 2018年34号 -
発表期間 2018年7月23日 -
巻数 既刊6巻(2021年9月現在)
アニメ
原作 花沢健吾
放送局 未定
放送期間 未定 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

アンダーニンジャ』は、花沢健吾による日本漫画。漫画雑誌『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2018年34号より連載中[1]

あらすじ[編集]

太平洋戦争後、GHQによって解体された忍者組織は、紛争やテロの時代になり消滅したかに見えたが、再び多くの忍者が日本国内の官民、あらゆる組織に潜伏し、暗躍していた。その数は約20万人[2]といわれ、忍者は現在も日本に存在している。しかし、末端の忍者によっては職にあぶれ、ニート同然の生活を送っている者もいた。その中の一人、雲隠九郎はある日、上からの指示で、最新鋭の装備と共にある高校への潜入の依頼を受ける。

登場人物[編集]

主人公[編集]

雲隠九郎(くもがくれ くろう)
主人公。雲隠一族の末裔。下忍(ノンキャリ)。NN、No⒐ 17歳[2]
職にあぶれ、仕事を与えてくれない組織を辞めることも出来ず、ニート同然の生活を送っていた。そんなある日、加藤から講談高校への潜入を命じられ、土曜日の転入試験の受付まで済ませる。土曜日まであと3日というタイミングで、「男性の局部を切り落とす、忍者になりたいらしい外国人」を殺さずに捕まえろ、という指示を加藤から受ける。支給された摩利支天のパーカーを活用し、逃亡を図る外国人を拳で制圧した。その後、講談高校に無事転入し、日比、蜂谷、鈴木らと共に任務を開始する。
名前の由来は、母親が九郎を産んですぐに「苦労をかける」と言い残し出て行ったのを、父親が「九郎を書ける」と勘違いし、そのまま出生届を出してしまったことから。一人っ子。
雲隠一族最強と言われているNo7雲隠虹郎の全ての忍術を継承したと言われ、虹郎のクローンとまで言われている。
嘘が得意で、講談高校の教頭と仲良くなれたり、ハッタリで敵を翻弄する事もできる。
また、全国苗字の多さランキングを気にしており、ランキングが上位の相手に対し、1人敗北を感じている。

忍者[編集]

加藤(かとう)
中忍(キャリア)。鬼首の発言から役職は副隊長。
普段は宅配便「志能便」の配達員として勤務している。九郎に講談高校潜入と外国人確保の指示を与える。下忍の九郎に最新式の摩利支天が配布されたこと、「UN」や佐々摩の降忍について疑問を抱く。自分に情報が降りてこず、ストレス解消を兼ねてアポ電強盗を殺害、うち1人を生きたまま忍研に送った。
佐々魔(ささま)
元一等忍尉だったが現在は何らかの忍務の為に降忍し、下忍として活動している。加藤には降忍の理由やUNについて詳細を明かしていない。練魔区内で外国人と一戦を交えるが、銃弾を2発受けた。吉田の回想にも登場し、温泉擬装問題について自分が泉質に疑問を感じ鑑定機関に調査を依頼したと語っている。
浮浪者の中年男性のような風貌であるがその正体は女性であり、変装は忍研が開発した摩利支天のβ版の装備によるものであることが23話で判明した。
小津 (おづ)
眼鏡をかけたやや小太りの忍者。よく鼻をかんでいる。普段は練魔区役所の職員として活動しており、忍者志望の外国人を受付であしらった。加藤を親友と称し、外国人の情報を報告する。
ボタンをほぼとめていないシャツにかなり短い短パンという服装や、携帯に無数のストラップをつけるなど目立つ点が多い。走るときに「プリン プリン」という効果音がついている。
弟子がいるが、外国人確保の際には姿を現さなかった。
平 (たいら)
スキンヘッドの忍者。日比 奇跡の師匠。喫煙者。ハイテクは信用できないと言い、「五色マッチ」を使って指令を受ける。外国人確保の為、奇跡をコーポ村山に送り込む。
外国人に対してロシア語で会話するなど、ロシア語が堪能である描写がある。
日比 奇跡 (ひび みらくる)
平の弟子。長髪で顔に傷がある。フードを被り、韻の踏み方が微妙なラップを発する。九郎とは忍者学校時代の友人であったが、卒業試験の際に九郎に落雷ポイントに誘い込まれ、落雷を受け卒倒、落第したと吉田の回想内で語っている。(九郎本人は川戸に中学時代、奇跡が落雷で死亡したと話していた。)また、九郎を殺すと吉田に宣言した。
コーポ村山では外国人、鈴木との三つ巴の戦いを繰り広げたが、九郎から爪楊枝の吹き矢で攻撃を受け、外国人の獲物を横取りされた。
九郎、鈴木、蜂谷たちと共に講談高校に潜入している。
また、九郎には「そのパイプ気を付けろ、意外と引っかかるぞ」「そこガムあるぞ気を付けろ」などと発言しており、些細な気遣いが出来る人物である。
鈴木 (すずき)
吉田昭和の担当編集者で女性の忍者。NN(ニンドルネーム)が沢山ある。吉田の住まいでもあるコーポ村山内に外国人が潜伏していることを知り、外国人の制圧を試みる。九郎や佐々魔が使用していた摩利支天と似たステルス性能のあるシャツを着用している。瑛太のドローンを使い、奇跡と外国人の戦闘を妨害した。
彼女が指令を受けたLINEグループのグループ名が9-1(くノ一)となっている。
吉田にネームの修正を指示した際、応援していた事から、とても真面目な性格をしていると思われる。
九郎、日比、紫音たちと共に講談高校に潜入している。
蜂谷紫音 (はちやしおん)
小津の弟子に当たる人物。外国人テロリストと戦闘したコーポ村山にも気配を消して、隙を伺っていた。ゆるふわ系の見た目をしており、ウェストポーチとクマのぬいぐるみを所持している。クマのぬいぐるみにはレーザーポインターが搭載されている。
九郎、奇跡、鈴木と共に講談高校に潜入しており、九郎が厚生労働省援護工作ニ課の隈取りメイクの女子高生を倒した際、保健室に連れていき、戯術または第二種房中術(色仕掛け)をしに行く素振りを見せる。また九郎との間でしかわからない言葉(忍語)を喋れる事から2人に何らかの繋がりがある様子も見られる。
鬼首(おにこうべ)
加藤の部下。海外での忍務に従事している。刀と「摩利支天3.5 特殊静電潜像迷彩10式」というステルス迷彩のような装備を使用している。嶋田と共に外国人に指示を出していた男を暗殺し、外国人の娘を救出した。
日本ではシリアルキラーだった事も明らかになっている。
嶋田 (しまだ)
外商部に所属する忍者。鬼首と共に外国人に指示を出していた男を暗殺し、人質の娘を救出。組織を壊滅させるため、外国人に作戦に参加するよう命じた。
マスクの忍者
吉田の回想に登場。50代ほどの忍者でマスクをしており素顔は不明。最初に吉田の元を訪れた忍者で、1996年に起きた在ペロン日本大使公邸占拠事件において、公邸に潜入し人質を救出する忍務を担っていた。自らを含む忍者7人に対し、政敵暗殺を目論む政府の特殊部隊200人を相手に戦い、5人の仲間を失った事を吉田に明かした。
この話を元に吉田が描いた小説が忍者に伝わり、吉田の枕元に忍者が訪れるきっかけとなった。

その他[編集]

川戸(かわど)
主人公の住むアパートの住人。
イメクラで働いており、日中はシラフでいることがほとんどない。平成22年2月22日に起きた「22・2・22事件」(にんにん・に・ににんじけん)と呼ばれる忍災で両親を失っている。
九郎の講談高校転入試験受付の際に母親役を電話で演じる。本人曰く、高校は入学3日で退学になった。
仕事の帰りに我慢出来ず駐車場で放尿している際に、局部切断事件の犯人である外国人と遭遇するが、女性であった為被害を免れる。瑛太と連絡先を交換するが、瑛太の前科(下着ドロ未遂)の事には気付いていない。
大野(おおの)
主人公が住むアパートの住人。
アパートの間取りの関係で、九郎の部屋と押し入れを境に繋がっている。それにより、九郎と川戸に冷蔵庫のビールを全て飲まれてしまうが、大野も川戸の下着を盗み着用しているので、言い返せずにいる。部屋の中に隠し持っている「奥さん強力マン力号」の9V電池を九郎の任務遂行用の装備に使用される。
ロシア語の外国人
本名・国籍不明。
乳幼児の娘を人質に取られ、海外の組織に所属している。日本の忍者組織への潜伏を命じられ、接触するため練魔区で局部切断事件を起こす。金髪に丸眼鏡、白人で身長190センチメートル、青いフード付きランニングウェアで、柄が日本刀を模した傘を所持しており、日本語・英語・ロシア語を話す。忍者組織から目をつけられ、ターゲットととなり、佐々魔や多数の忍者と交戦した。カード型拳銃とカランビットナイフを所持している他、耐電訓練を受けており、スタンガンに耐性がある。コーポ村山では吉田の担当編集や、奇跡と戦闘になり、車で逃亡を図ろうとした際に車内に隠れていた九郎に制圧された。忍者達に確保されるも、佐々魔らから、その能力を外商部が買っていることを告げられた。また、嶋田から娘の無事を伝えられ、海外組織を壊滅させるために作戦に参加するよう指示を受け、忍者の一員となった。
瑛太 (えいた)
講談高校の生徒で、コーポ村山に住んでいる。苗字不明。
以前から川戸の部屋を盗撮するなどしていた。ある日、自らが所持しているドローンを使い、ベランダに干されていた川戸のブラジャーを窃盗しようとするも、ちょうど帰宅してきた大野に阻止され失敗。後日リベンジを果たそうとまたアパートに訪れるが、装備の機能で透明化して待ち伏せていた九郎に、装備の効果を確かめる実験に左肩に高圧電流を流され気絶した。その後九郎に、「報酬として下着ドロの汚名削除と、川戸の声が録音されている音声データをやるから、変態外国人を捜せ」と言われ、報酬の為に行動を開始する。不登校であまり高校には通っていなかったが、九郎に守ってやると言われ、登校を決意。しかしその護衛には金銭が発生する。また同じクラスの野口とは小、中、の幼馴染みで、高校では女子トイレを盗撮しようとしていた事もバレて味方がいないらしい。また自分を虐めているクラスメイトの誹謗中傷をSNSに書き込むという事もしている。
純粋愛(じゅんな)
アパート「コーポ村山」に住んでいる小学生。義父から虐待を受けている。高校生からドローンを貸す引き換えに外国人を探すよう命じられ、外国人を捜索する。神社にて潜伏中の外国人を発見し、家に招き入れた。虐待を受けているが、義父が外国人に殺害されそうになった際には、「お父ちゃん」と呼ぶなど心配する様子を見せている。
外国人との一件が終わった後、虐待は無くなったらしい。
野口 (のぐち)
金髪の美少女。瑛太とは小、中からの幼馴染みで、九郎が編入試験に来た際、補習を受けに来た。九郎が水遁の術(お漏らし)をした際には率先して掃除しようとした事もあり、意外と面倒見がいい。クラスではカースト上位のグループに居たらしいが、ある事が起こり、不登校になってしまったが、九郎と瑛太と同時期に学校へと通う事にした。夜の仕事に興味があり、川戸から「風俗やりたいの?ダメとは言わないけど、今振り向いた人(大野)にフェラ出来る?」と言われたが、大野を見て「やっぱムリっす」と返した。
東(あずま)
瑛太を虐めているクラスメイト。父親は落選した政治家。瑛太にSNSで誹謗中傷を受けている。瑛太を虐めていた際に、ダンボール男(変装した九郎)に首を捻られやっつけられてしまった。
山田美月 (やまだみつき)
瑛太の憧れ。瑛太目線での説明では、誰とでも分け隔てなく接して男女共に好かれる。しかし完璧ゆえに一部からは誹謗中傷を受けている。例えば、月に一度の排卵日は淫乱になりその日は誰とでも来るもの拒まず500円で相手をしてくれる。その目印はまつげに粘土がついていて、瑛太が見た際には本当に粘土がついていた。一応都市伝説的な噂話しに過ぎない。
瑛太を虐める為に呼び出す際、山田を使った東の仲間は、「トップクラスに可愛いけど、ズレてる」と思われている。実際に、瑛太にイヤホンで聴いてる音楽を聞かれた際には、「女の子の耳はとっても大事なところで、入ってくる振動はとっても大切な時間だから、ヒミツ。」という不思議な自論で瑛太には聴いてる音楽を明らかにしなかった事や、瑛太を虐めている東に呼び出された際には、このまま瑛太が虐められる事を知ってから知らずか、そのまま去っていった。
吉田昭和(よしだ あきかず)
コーポ村山の住人で歴史小説家。その風貌から、純粋愛から「落武者のおっちゃん」と呼ばれ、純粋愛の父からは「ハゲ武者」と罵られた。十数年前、枕元に忍者が訪れて以来、寝る時はドアと窓の鍵を開け、アイマスクを着けて寝る習慣が続いている。一番初めに来た忍者に、1996年12月18日に起きた「在ペロン日本大使公邸占拠事件」において、自らを含む7人の忍者が潜入し、特殊部隊200人と戦ったという話を聞き、その話を元に「7人の忍者 大使公邸を奪還せよ」という小説を出版。それが忍者に伝わったのか、夜中に忍者がたびたび訪れ、忍務を語りに来るようになる。現在は、思弁小説を書いて糊口を凌いでいる。
純粋愛の父
純粋愛の義理の父親。しつけと称し純粋愛を虐待していた。コーポ村山での戦いに巻き込まれ、虐待を知った外国人に殺害されかけたが、純粋愛の声で外国人が思い留まり、殺害を免れる。その一件以来、純粋愛への虐待は収まっている。
海外組織の男
ロシア語を話す男。暗殺に関わる組織に属しており、5話の時点ではドイツにいる。人質の乳幼児を抱っこ紐で前に抱え、外国人に日本での忍者組織への接触を命じていた。日本に7年いた事があり、漢字が読める。外国人から送られてきた立ち小便の警告文の写真を見て、「間違いなく忍者のメッセージ」「壁に立ち小便する男の局部を切れ」というデタラメな解釈を伝え、2、3本切って忍者と接触するよう指示を出した。
忍者組織へ取り込まれた外国人から電話で報告を受けていた直後、鬼首と嶋田によって殺害され、幼児を奪還された。
伴 (ばん)
練魔警察署 生活安全課 忍事担当の刑事。加藤からアポ電強盗の連絡を受け現場に急行するが、既に加藤によって犯人を拉致、殺害され、悪態を吐く。

書誌情報[編集]

  • 花沢健吾『アンダーニンジャ』講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉、既刊6巻(2021年9月6日現在)
    1. 2019年2月6日発売[3]ISBN 978-4-06-514569-2
    2. 2019年8月6日発売[4]ISBN 978-4-06-516733-5
    3. 2020年2月6日発売[5]ISBN 978-4-06-518477-6
    4. 2020年9月4日発売[6]ISBN 978-4-06-520682-9
    5. 2021年3月5日発売[7]ISBN 978-4-06-522595-0
    6. 2021年9月6日発売[8]ISBN 978-4-06-524754-9

テレビアニメ[編集]

2021年9月に制作が発表された[9]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ “「アイアムアヒーロー」作者の新連載が「ヤンマガ」でスタート ゾンビの次は忍者”. 毎日新聞. (2018年7月23日). https://mainichi.jp/articles/20180722/dyo/00m/200/022000c 2018年11月22日閲覧。 
  2. ^ a b 17歳の“ニート”忍者がパーカー姿で高校に潜入!? 花沢健吾による新・忍者ストーリー開幕” (日本語). ダ・ヴィンチニュース. 2019年12月6日閲覧。
  3. ^ 『アンダーニンジャ(1)』(花沢 健吾)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2019年2月6日閲覧。
  4. ^ 『アンダーニンジャ(2)』(花沢 健吾)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2019年8月6日閲覧。
  5. ^ 『アンダーニンジャ(3)』(花沢 健吾)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2020年2月6日閲覧。
  6. ^ 『アンダーニンジャ(4)』(花沢 健吾)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2020年9月4日閲覧。
  7. ^ 『アンダーニンジャ(5)』(花沢 健吾)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2021年3月5日閲覧。
  8. ^ 『アンダーニンジャ(6)』(花沢 健吾)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2021年9月6日閲覧。
  9. ^ “花沢健吾「アンダーニンジャ」TVアニメ化決定、現代日本を秘密裏に生きる忍者を描く”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年9月6日). https://natalie.mu/comic/news/443941 2021年9月6日閲覧。 

外部リンク[編集]