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アンジェントルメン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アンジェントルメン
The Ministry of Ungentlemanly Warfare
監督 ガイ・リッチー
脚本
  • ガイ・リッチー
  • Arash Amel
  • Eric Johnson
  • Paul Tamasy
原作 Damien Lewis
『The Ministry of Ungentlemanly Warfare』
製作
出演者
製作会社
配給 アメリカ合衆国の旗 ライオンズゲート
日本の旗 KADOKAWA
公開 アメリカ合衆国の旗 2024年4月19日
日本の旗 2025年4月4日
上映時間 122分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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アンジェントルメン』(原題:The Ministry of Ungentlemanly Warfare、直訳:非紳士的な戦争省)は、2024年アメリカ合衆国アクションスパイ映画

Damien Lewisが2015年に上梓した著作本をもとに、ガイ・リッチーが共同脚本のひとりに名を連ね、監督を務めた。

第二次世界大戦中に特殊作戦執行部(SOE)が実行した特殊作戦、ポストマスター作戦英語版の顛末に大まかに基づいている。

概要

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ウィンストン・チャーチルコリン・ガビンズ第二次世界大戦中に設立した秘密活動部局、特殊作戦執行部(SOE)についての実話が元となっている。その戦闘員たちのナチス・ドイツに対する非紳士的な戦い(Ungentlemanly Warfare)が戦争の流れを変え、現代における非合法作戦の誕生につながったとされる[2]

あらすじ

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1941年後半、第二次世界大戦中、イギリスはナチス・ドイツによるヨーロッパ支配の試みを阻止しようと苦闘していた。

ロンドンはルフトヴァッフェによって定期的に爆撃され、補給・援助船はドイツ潜水艦によって絶えず沈められていた。

コリン・ガビンズ准将は、スペイン支配下のフェルナンド・ポにおけるUボート補給作業を妨害する秘密破壊工作「オペレーション・ポストマスター」を開始する。

SOEのエージェントであるマージョリー・スチュアートとリチャード・ヘロンは列車で出発し、ガビンズはガス・マーチ=フィリップスに、イタリアの補給船デュチェッサ・ダオスタと2隻のタグボートを無力化する地上チームの編成を命じる。

ガスとその同盟者ヘンリー・ヘイズ、フレディ・アルバレス、そしてデンマーク陸軍将校アンダース・ラッセンは、中立国スウェーデンの漁船「メイド・オブ・オナー」でフェルナンド・ポへ向かう。彼らはドイツが支配するラ・パルマ地区へ迂回し、ゲシュタポに拘束されていたSOEの破壊工作員ジェフリー・アップルヤードを救出する。ガビンズは、ガスが自分をチームに加えることを望むと見越し、アップルヤードを先行させていた。マージョリーとヘロンはフェルナンド・ポの違法ギャンブルホールを利用し、ガスのチームを支援する人員を集める。

マージョリーはSS指揮官ハインリッヒ・ルールを誘惑し情報を引き出そうとする。しかしルールはその意図を最初から見抜いており、逆にマージョリーを巧みに魅了し、彼女を己の虜へと引き込んでいく。マージョリーはルールの怪しい魅力に完全に惹かれる。

デュチェッサ号が3日早く出航する予定だと知ったガスは、ナチス占領下の西アフリカにおけるイギリスの海上封鎖を突破する作戦を急ぐ。無許可の任務が発覚すれば逮捕される危険を承知している。

マージョリーとヘロンは、イタリア大使館付き武官の懸念にもかかわらず、ルールがデュチェッサ号の船体を補強させたことを突き止める。ガスとアップルヤードは、ガビンズの部下の中にいる内通者が任務を上級指揮官に漏らした後、船を破壊するのではなくハイジャックして交渉材料とする方針を決断する。やがて襲撃は成功し、マージョリーはルールの頭部を撃ち抜く。ラゴス郊外のイギリス艦隊に船を引き渡したチームは一度逮捕されるが、ウィンストン・チャーチルが彼らを「非紳士戦争省」に編入したことで軍事裁判を免れる。

エンドクレジット前のモンタージュでは主要人物たちのその後が示される。ガスは同様の襲撃を指揮する戦争英雄となり、俳優としてのキャリアを始める頃にマージョリーと結婚する。アップルヤードは任務での功績を称えられ、王の信任を得る。ヘイズはナチスの拷問を一年耐え抜いた功績あるスパイとなり、ラッセンは1945年に戦死するまで各地の襲撃に参加し続ける。ガビンズの側近であるイアン・フレミングは、このオペレーション・ポストマスターを着想としてジェームズ・ボンド小説を執筆する。

キャスト

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※括弧内は日本語吹替

製作

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企画開発

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パラマウント・ピクチャーズは、2015年にダミアン・ルイスの著書『The Ministry of Ungentlemanly Warfare: How Churchill's Secret Warriors Set Europe Ablaze and Gave Birth to Modern Black Ops』の権利を取得した。ガイ・リッチーは2021年2月、Paul TamasyとEric Johnsonによる初期原案とアラシュ・アメル英語版の脚本をもとに本作の監督を務める旨の契約にサインし、加えてジェリー・ブラッカイマーが製作を担当することとなった[3]

キャスティング

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2022年10月、ヘンリー・カヴィルエイザ・ゴンザレスの出演が決まったが、パラマウントはこのプロジェクトへの関与を止めて離脱した[4]。その後、2023年2月に、アラン・リッチソンヘンリー・ゴールディングアレックス・ペティファーケイリー・エルウェスなどの追加キャストが発表された[5]

撮影

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2023年2月にトルコ全土での制作が開始され、撮影はアンタルヤで行われることになった[6]

同年4月、サウスロンドン、チャールトンにあるチャールトン・ハウス英語版でさらなるシーンの撮影が始まった。

公開

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撮影が始まった日、ライオンズゲートが本作の米国での配給権を獲得し、2024年中の全国公開を予定していることと、ブラックベア・インターナショナル英語版がヨーロッパやラテンアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、南アフリカ、インド、アジア全域の有料テレビ向けの国際配給権をプライムビデオに売却したことが発表された[7]。2024年4月19日、米国で公開された[8]

出典

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  1. ^ ヘンリー・カヴィル&ガイ・リッチー再タッグ作より写真到着 ─ 第二次世界大戦の極秘戦闘集団描く”. THE RIVER (2023年3月17日). 2023年4月20日閲覧。
  2. ^ Ravindran, Manori (2023年2月13日). “Lionsgate Buys Henry Cavill-Starrer Ministry of Ungentlemanly Warfare”. Variety. 2023年2月15日閲覧。
  3. ^ Kroll, Justin (2021年2月22日). “Guy Ritchie Boards World War II Pic 'Ministry Of Ungentlemanly Warfare' At Paramount”. Deadline Hollywood. 2023年2月14日閲覧。
  4. ^ Henry Cavill & Eiza González To Lead Guy Ritchie WWII Action Spy Pic The Ministry Of Ungentlemanly Warfare For Jerry Bruckheimer & Black Bear International — AFM Hot Pic”. Deadline Hollywood (2022年10月28日). 2022年10月28日閲覧。
  5. ^ Henry Cavill & Guy Ritchie WWII Pic Ministry Adds Alan Ritchson, Henry Golding, Alex Pettyfer, Cary Elwes, Hero Fiennes Tiffin, Babs Olusanmokun, Til Schweiger & Henrique Zaga”. Deadline Hollywood (2023年2月1日). 2023年2月2日閲覧。
  6. ^ NEW FILM FROM DIRECTOR GUY RITCHIE: FILMING WILL START IN ANTALYA, TURKEY”. Turkey Homes (2023年12月21日). 2023年2月3日閲覧。
  7. ^ Lionsgate Lands Domestic On Guy Ritchie, Jerry Bruckheimer & Black Bear's WWII Pic 'Ministry', Prime Video Splashes On Key Int'l Markets As Filming Begins”. Deadline Hollywood (2023年2月13日). 2023年2月13日閲覧。
  8. ^ (英語) The Ministry of Ungentlemanly Warfare (2024), https://letterboxd.com/film/the-ministry-of-ungentlemanly-warfare/releases/ 2024年12月10日閲覧。 

外部リンク

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