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アンキーレ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヌーディスク・ファミリアブーク英語版に描かれたアンキーレ
運搬される5つのアンキーリア
運搬されるアンキーリア。盾の詳細な図柄が確認出来る。

アンキーレ[1]ラテン語: Ancile)は、ローマ神話に登場する聖なる[1][2]。複数形はアンキーリアラテン語: Ancilia[1]。日本語では長母音を省略してアンキレアンキリアとも表記される[3]

天からローマに降ってきたといわれる[1][2]ヌマ・ポンピリウスの治世に疫病が流行った時、ローマを救うために天から授けられた8字形の盾で「国家の運命はこの盾の安全に基いている」というエーゲリアの予言に従い、ヌマによってこれとよく似た11個の盾が作られ、本物と区別が付かないように全て一緒にマールス神殿で保管された[1]。これらの盾の番をするためにサリイーと呼ばれる神官団が設置され、毎年3月に彼らは盾を手にして荘厳な行列を作り市中を練り歩いたという[1]

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e f 松原國師『西洋古典学事典』京都大学学術出版会、2010年、194頁。 
  2. ^ a b 水谷智洋羅和辞典〈改訂版〉研究社、2009年、38,39頁。
  3. ^ ジャン=クロード・ベルフィオール『ラルース ギリシア・ローマ神話大事典』大修館書店、2020年7月、134頁。ISBN 978-4-469-01289-7 

関連項目

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