アルベール2世 (モナコ公)

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アルベール2世
Albert II
モナコ公
2019年
在位 2005年4月6日 -
戴冠式 2005年7月12日

全名 Albert Alexandre Louis Pierre Grimaldi
アルベール・アレクサンドル・ルイ・ピエール・グリマルディ
出生 (1958-03-14) 1958年3月14日(66歳)
モナコの旗 モナコモナコ=ヴィルモナコ公宮殿
配偶者 シャルレーヌ・ウィットストック
子女 ガブリエラ
ジャック
(以下非嫡出子
ジャズミン・グレース
アレクサンドル
家名 グリマルディ家
父親 レーニエ3世
母親 グレース・ケリー
サイン
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モナコ公家

アルベール2世
シャルレーヌ公妃


アルベール2世Albert II de Monaco1958年3月14日 - )は、モナコ公国[1](在位2005年7月12日 - )。父はレーニエ3世、母はハリウッド女優であったグレース・ケリー。2005年3月31日摂政に就任し、2005年4月6日にレーニエ3世が薨去したため、同年7月12日即位式が行われた。

人物[編集]

1977年、アマースト大学に入学し、政治学経済学音楽英文学を専攻。1981年、卒業。学生時代からスポーツにも熱心で、自らもスポーツマンで冬季オリンピック大会に5回ボブスレー選手として出場している(自身は現在IOC委員)。柔道では初段。また、近年までモンテカルロで開催されていた国際音楽賞ワールド・ミュージック・アワード1989年に当時公世子であったアルベール2世の後援により創設された賞である。

他にも2006年4月16日イギリス人ロシア人7名と犬ぞりを用いて150キロメートルの距離を走破して北極点に到達した。その後2009年にも地球温暖化の調査のために南極大陸を訪れ、1月14日南極点へ到達した[2]。どちらも国家元首としては世界初である。

大西洋、地中海におけるマグロの乱獲に反対している。

2020年3月19日新型コロナウイルスに感染したことが発表された。プリンセス・グレース病院の専門家から治療を受けており[3]、健康上の問題は無く、宮殿自室からの公務を継続する旨を発表した[4]

2021年3月25日にBBCのインタビューに応じた。イギリス王室を離脱したヘンリー王子夫妻がアメリカのテレビ番組に出演し、王室に対しての不満を述べたことについて、「他の人の立場に身を置くのは難しいこと。2人が感じていたプレッシャーは理解できる。でもあのように不満を公に口にすること、控えめに言ってもあの手の会話は家族が私的な場所で行うべきだ」「彼らの不満の原因は理解できる。でもテレビはあのような重要な会話をするのにふさわしい場所だとは思わない」と違和感を述べている[5][6]。「彼の活躍を祈っているが、王室の外の厳しい世界で正しい選択をするための判断力と知恵を持っていることを祈っている」とも話している[7]

家族[編集]

概要

兄弟姉妹には姉のカロリーヌと妹のステファニーがいる。

独身時代に認知した婚外非嫡出子が2人いる。

2011年7月1日南アフリカの元水泳選手シャルレーヌ(シャーリーン)・ウィットストックと結婚[8]

2014年12月10日、夫妻の最初の子となる男女の双子が誕生[9]

なお、長女であるガブリエラ公女が出生順では先であるが、モナコ公国憲法では男子が優先相続者となる規定があることにより、後から出生した長男のジャック公世子が公位継承権第1位となる[9][10]

一覧

称号と敬称[編集]

  • (1958年 - 2005年)至尊なるモナコ公世子兼ボー侯爵殿下(Son Altesse sérénissime le prince héréditaire de Monaco, marquis des Baux
  • (2005年 - )至尊なるモナコ公殿下(Son Altesse sérénissime le prince souverain de Monaco

ゴシップ[編集]

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ モナコ公国(Principality of Monaco) 基礎データ”. 日本国外務省 Ministry of Foreign Affairs of Japan. 2020年2月10日閲覧。
  2. ^ “モナコ元首が南極点に到達、国家元首としては世界初”. AFP. (2008年1月15日). https://www.afpbb.com/articles/-/2558195?pid=3686474 
  3. ^ Prince Albert of Monaco tests positive for COVID-19 coronavirus”. euronews. (2020年3月19日). 2020年3月20日閲覧。
  4. ^ モナコ公が新型コロナ感染”. jiji.com (2020年3月20日). 2020年3月20日閲覧。
  5. ^ Nagasaka, Yoko (2021年3月26日). “モナコ公国のアルベール2世大公、ヘンリー王子とメーガン妃のインタビューは「気に障った」”. ELLE. 2021年3月28日閲覧。
  6. ^ “Prince Albert II: Harry and Meghan interview 'did bother me'” (英語). BBC News. (2021年3月25日). https://www.bbc.com/news/av/world-europe-56535206 2021年3月28日閲覧。 
  7. ^ Príncipe Albert diz que se incomodou com entrevista de Harry e Meghan” (ポルトガル語). F5 (2021年3月26日). 2021年3月28日閲覧。
  8. ^ “「シャルレーヌ妃」誕生=アルベール公が結婚式”. 時事通信. (2011年7月2日). http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011070200092 [リンク切れ]
  9. ^ a b “モナコ公妃が男女の双子出産、継承権1位は男児に”. Reuters. Thomson Reuters. (2014年12月11日). https://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPKBN0JP07320141211/ 2017年10月30日閲覧。 
  10. ^ 山田邦夫諸外国の王位継承制度 -各国の憲法規定を中心に-」(PDF)『レファレンス』第656巻、国立国会図書館、2005年9月、2017年10月30日閲覧 
  11. ^ a b モナコのアルベール2世に、3度目の隠し子報道! 妻シャルレーヌ妃は家族写真を投稿し不仲説を一蹴!? - セレブニュース | SPUR
  12. ^ モナコ公国のアルベール2世大公、隠し子に年間1億円以上を払う シャルレーヌ公妃には不法移民の雇用疑惑も  | カルチャー | ELLE [エル デジタル]

外部リンク[編集]

先代
レーニエ3世
モナコ公
2005年 -
次代

法定推定相続人ジャック