アルフレッド・ロル

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アルフレッド・ロル
Alfred Roll
誕生日 1846年3月10日
出生地 フランスの旗 フランス,パリ
死没年 1919年10月27日
死没地 フランスの旗 フランス,パリ
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アルフレッド・ロル(Alfred Philippe Roll、1846年3月10日 - 1919年10月27日)はフランス画家である。

略歴[編集]

1846年3月10日パリに生まれる。商業デザイナー(工芸家)をした後、パリのエコール・デ・ボザールジャン=レオン・ジェロームシャルル=フランソワ・ドービニーレオン・ボナに学んだ。1870年からサロン・ド・パリに出展を始め、1877年のサロンで金賞に入選した。初期には、ロマン主義のスタイルで風景や神話の情景を描いた作品が多い[1]。1880年頃から写実主義の画家、ギュスターヴ・クールベに影響を受けた画風となった。さらに後年は印象派の影響も見られるようになった。政府からの依頼の仕事でパリ市庁舎などの装飾画の仕事も行った。

1883年レジオンドヌール勲章(シュヴァリエ)を受勲し、1913年にレジオンドヌール勲章(グラントフィシエ)を受勲した[2]。1905年から国民美術協会の会長を務めた。またアカデミー・ジュリアンで教え、ロルが教えた学生にはジョルジュ・ラコンブらがいる。

作品[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Conservé au musée du Havre
  2. ^ Base Leonore.

参考文献[編集]

  • J Valmy-Baysse: Alfred Ferdinand Roll, Parijs, Société d'édition & de publications, Librairie Félix Juven, 1910
  • A. Ferdinand Hérold: Alfred Ferdinand Roll, Parijs, Librairie Félix Alcan, collection Art et Esthétique, 1924.