アルダカーン (ヤズド州)
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アルダカーン اردكان | |
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位置 | |
座標 : 北緯32度18分36秒 東経54度1分3秒 / 北緯32.31000度 東経54.01750度 | |
行政 | |
国 | イラン |
州 | ヤズド州 |
郡 | アルダカーン郡 |
市 | アルダカーン |
地理 | |
面積 | |
市域 | ? km2 |
人口 | |
人口 | (2012年現在) |
市域 | 55,386人 |
その他 | |
等時帯 | イラン標準時 (UTC+3:30) |
夏時間 | イラン夏標準時 (UTC+4:30) |
アルダカーン(ペルシア語: اردكان、Ardakān、Artagan)[1]とは、イランの都市で、ヤズド州アルダカーン郡の郡中心市に定められている。2012年時点の人口は55,386人[2]。
ヤズドから60km離れた場所に位置し、ヤズド州で二番目に大きい都市である。年間を通して湿度は低い[3]。
アルダカーンという語はペルシア語で「神聖な場所」「清潔な場所」を意味し(現代ペルシア語でarda+kan/中世ペルシア語でarta+gan)、多くの歴史的宗教施設が建立されている。
歴史
[編集]クラウディオス・プトレマイオスの『ゲオグラフィア』には、「アルダカーン」というカルマニアの砂漠の町としてアルダカーンが記されているが、町で遺跡は発見されておらず、初期のイスラーム史にもアルダカーンの町は現れない[4]。イルハン朝の時代から、史書でアルダカーンの名前が見られるようになる[4]。
1933年に町を囲む城壁の一部が取り除かれ、近代的な高速道路が建設される。1959年に旧市街を通る大通りが建設されたが、その際にバザールの一部が解体された。
地区
[編集]- Zeyn Aldin
- Koshkeno, Bazarno
- Janat abad
経済
[編集]アルダカーンでは伝統的にカナートの恩恵を受けた農業が営まれ、19世紀から20世紀にかけて隊商の拠点として発展した[4]。
現代の主要産業は鉄鋼業であり、市の近郊にはチャドルマルー鉄鉱、サーガードのウラン鉱などが存在する[3]。灌漑農業も営まれ、穀物、綿、ピスタチオ、ザクロが特産品として知られている[4]。
文化
[編集]この地域はイランのゾロアスター教の中心地の一つであり、アルダカーン近郊のシャリーフアーバードにはゾロアスター教徒の聖地が集中している。毎年7月には世界中のゾロアスター教徒が参拝し、祭典が開かれる[3]。
出身者
[編集]脚注
[編集]- ^ アルダカーン (ヤズド州)はGEOnet Names Serverのこのリンクで見つけることができる。特別な検索ボックスを開け、「Unique Feature Id」で「-3053575」を入力し、「Search Database」をクリックする。
- ^ World Gazetteer: Yazd — largest cities (per geographical entity) Archived 2012-12-08 at Archive.is
- ^ a b c d 佐藤 2012, p. 82.
- ^ a b c d “ARDAKĀN-E YAZD”. Encyclopaedia Iranica. 2018年12月閲覧。
参考文献
[編集]- 佐藤秀信「アルダカーン」『世界地名大事典』第3巻、朝倉書店、2012年、82頁。
- “ARDAKĀN-E YAZD”. Encyclopaedia Iranica. 2018年12月閲覧。