アリゲーター科

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アリゲーター科
アメリカアリゲーター
アメリカアリゲーター
Alligator mississippiensis
保全状況評価
(ワシントン条約付属書II類)
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: ワニ目 Crocodilia
亜目 : 正鰐亜目 Eusuchia
: アリゲーター科 Alligatoridae
Gray, 1844
亜科、属

アリゲーター科(アリゲーターか、Alligatoridae)は、爬虫綱ワニ目に属する科。

分布[編集]

北アメリカ大陸南アメリカ大陸中華人民共和国長江下流域)

形態[編集]

最大種はアメリカアリゲーターで全長600cmに達すると言われているが、クロカイマンの大型個体も600cmに達していたと言われている。(クロカイマンは皮目的で乱獲されたため現在では大型個体はあまり見られない。)最小種はコビトカイマンで120-150cm。

背面は大型の鱗で覆われている。口吻が短く幅広い傾向がある。口を閉じた時に下顎の第4歯が外から見えないとされているが、メガネカイマンでは見える個体もいるため絶対的な区別方法ではない。腹面にある鱗板の後部に感熱器官(濾胞)がない。指(趾)行性。

生態[編集]

河川湿地等の淡水域に主に生息する。アメリカアリゲーターの生息地北部に分布する個体群ヨウスコウアリゲーター冬眠を行う。

食性は動物食で、魚類爬虫類鳥類哺乳類昆虫類甲殻類貝類等を食べる。アメリカアリゲーターは稀に家畜や人を襲うこともある。

繁殖形態は卵生で、メスは土、枯草、落ち葉等を集めた塚状の巣やシロアリの巣の中に卵を産む。さらにメスは卵や幼体を保護する。

分類[編集]

アリゲーター亜科 Alligatorinae[編集]

アリゲーター属 Alligator

カイマン亜科 Caimaninae[編集]

カイマン属 Caiman

クロカイマン属 Melanosuchus

コビトカイマン属 Paleosuchus

人間との関係[編集]

メガネカイマンクロカイマンなどの一部の例外を除き、基本的にクロコダイル科の構成種に比べ大人しいとされ、実際人が襲われることはイリエワニナイルワニに比べれば少ない。しかし2006年にフロリダ州でジョギング中の女性がアメリカアリゲーターに襲われ死亡する事件が発生する等、人命にかかわる被害を及ぼす種もいる。

一方でアメリカアリゲーターは皮製品の原料となるためさかんに養殖されている。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社1984年、150頁。
  • 深田祝監修 T.R.ハリディ、K.アドラー編 『動物大百科12 両生・爬虫類』、平凡社1986年、150-157頁。
  • 千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、154-155頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館2004年、143頁。