アラジン (ユニット)

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アラジン
出身地 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
活動期間 2008年 - 2011年
レーベル よしもとR and C
共同作業者 カシアス島田高原兄
公式サイト 公式サイト
旧メンバー

アラジン(英語表記:aladdin)は、フジテレビ系列で放送されていたクイズ番組クイズ!ヘキサゴンII』から生まれた羞恥心Paboの合体ユニットである。

ユニット名の由来は、作曲者の高原兄がかつて所属していたバンド「アラジン」から。双方を区別するため、正式名称は「Aladdin the second」(アラジン・ザ・セカンド)で、CDジャケットや帯にはそのようにユニット名が記載されている。

概要[編集]

『クイズ!ヘキサゴンII』常連出演者の「おバカタレント」で結成された女性3人組ユニット「Pabo」(2007年9月にCDデビュー)と、男性3人組ユニット「羞恥心」(2008年4月にCDデビュー)の2組の合体ユニットとして結成された。2008年7月30日にシングル「陽は、また昇る」を発売した。

羞恥心のデビュー曲「羞恥心」の大ヒットから、『ヘキサゴンII』司会の島田紳助は番組発ユニットの『NHK紅白歌合戦』出場に対する意欲を見せるようになっており、本ユニット結成発表時から「Paboも(羞恥心と)一緒に紅白へ」という目標を掲げていた。2008年末に「羞恥心 with Pabo」名義ではあったが、『第59回NHK紅白歌合戦』に出場を果たす。

2009年1月2日をもって羞恥心が音楽活動を休止。さらに同年7月末からの野久保の芸能活動休業により、6人での活動は無くなる。以降「陽は、また昇る」を歌う際は、他の『ヘキサゴンII』出演者と合わせて「ヘキサゴンオールスターズ」による同曲披露とされるようになる。「アラジン」という呼称は2008年以外は(番組やレコード会社など「送り手」の側からは)、あまり使われていない。

2011年9月28日で『ヘキサゴンII』の放送が終了。同年11月26日に開催された「ヘキサゴンファミリーコンサート2011」にて、野久保が3年ぶりにコンサートに(事前の告知無しに)出演し、羞恥心の3人およびアラジンの6人全員が揃うこととなった。この日をもって羞恥心とPaboが解散すると発表され、最後に6人で挨拶をした。同日、『ヘキサゴンII』発信のメールマガジンにてアラジンの解散も正式に発表された。

メンバー[編集]

メンバー・各グループのプロフィール詳細はそれぞれの項を参照のこと。

なお、バックダンサーのFUJIWARAの2人は「自分たちもアラジンのメンバー」と頑なに主張している。2008年7月16日放送分の『ヘキサゴンII』では、そのことに関してのトークが盛り上がり[注釈 1]、本来行われるはずだった「脳解明クイズ」が中止になる事態を招いている。周囲は「FUJIWARAは必要ない」と思っており、紳助曰く「実際にはFUJIWARA抜きの6人の方が音感が安定している」とのこと。結局、11月25日に発表された『第59回NHK紅白歌合戦』の出場者は「羞恥心 with Pabo」名義となっており、FUJIWARAの2人は省かれた形になったが、2人は応援団という形で他のヘキサゴンファミリーと共に紅白への参加を果たした。

経歴[編集]

2008年[編集]

2009年[編集]

  • 7月26日 - 同日放送の『FNSの日26時間テレビ2009 超笑顔パレード 爆笑!お台場合宿!!』で、「FNS各局対抗三輪車12時間耐久レース」に参加するメンバーを応援するため「陽は、また昇る」を披露。また、野久保が翌日から芸能活動を休業すると発表される。
  • 10月31日 - 国立代々木第一体育館で行われた「ヘキサゴンファミリーコンサート2009」では、「ヘキサゴンオールスターズ」として「陽は、また昇る」を披露。会場モニターに過去の野久保の姿を映す演出が施された[注釈 2]
  • 12月31日 - フジテレビ本社特設会場で行われた「ヘキサゴンカウントダウンライブ」に出演。日付を跨いだ2010年1月1日、フジテレビの生放送番組『キャンパスナイトフジ』内でのライブ中継に出演し、モニターに野久保の映像[注釈 3]を流す演出で「陽は、また昇る」をヘキサゴンファミリーとともに披露。ライブ終了後は皆『キャンパスナイトフジ』収録のスタジオに移動し、番組に合流した。

2010年[編集]

2011年[編集]

  • 8月23日 - 島田紳助が芸能界を引退。
  • 9月28日 - 『クイズ!ヘキサゴンII』放送終了。
  • 11月26日 - 幕張メッセで行われた「ヘキサゴンファミリーコンサート2011」に野久保が出演し、羞恥心、アラジンが勢揃いした。この日をもって羞恥心とPaboが解散となり、『ヘキサゴンII』のメルマガにてアラジンの解散も発表された。

解散後[編集]

  • 解散発表後はメンバー6人で揃う場面がなかったが、解散直後の2011年12月にメンバーのスザンヌが結婚発表(のちに、2015年3月に離婚)。そしてその1ヶ月後、サブリーダーの里田が3月に結婚をすることを発表し、この時点で結成時点で既婚者であったつるの、活動中に結婚した木下に続き、メンバーの過半数が既婚者となったが、スザンヌが離婚発表し、その後上地が結婚を発表したことにより、野久保がメンバー唯一の未婚の独身になった。(独身は、スザンヌと野久保のみ)また、木下は2019年秋に発生したトラブルにより、芸能活動を休止し、同年末には 藤本とも離婚し、2020年7月に活動を再開するも、わずか5日後に芸能界を引退した。

ディスコグラフィー[編集]

シングル[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ この時紳助は「今日のヘキサゴン、ホームルームやないねんから。」と抑えて番組に入った頃には自ら謝罪した。
  2. ^ コンサート最後の出演者紹介では、羞恥心メンバーのつるの、上地と島田紳助によって野久保の名前が呼ばれた。
  3. ^ 「陽は、また昇る」DVDの野久保単独の映像。
  4. ^ 野久保は会場に来ていて島田紳助の楽屋のモニターを見ていた。
  5. ^ 5人はそれぞれ「陽は、また昇る」の衣装には着替えず、別の衣装で歌った。

出典[編集]

外部リンク[編集]