アメリカン・ピット・ブル・テリア

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アメリカン・ピット・ブル・テリア
American Pit Bull Terrier - Seated.jpg
愛称 ピット、ピットブル、APBT
原産地 アメリカ
特徴
体重 オス 約16~27 kg (35~60 lbf
メス 約13~22 kg (30~50 lbf)
外被 艶やかな短毛
毛色 全ての色と模様
イヌ (Canis lupus familiaris)
レッドノーズの子犬
成犬
断耳された個体

アメリカン・ピット・ブル・テリア(American Pit Bull Terrier)とは犬種の1つ。通称「ピットブル」。原産国は英国。アメリカ合衆国では、闘犬やペットとして飼育されている。

ダイアン・ジェサップ著作、仲村明子訳「ダミアン物語 神様を信じた犬」(徳間書店)のモデルとなった犬としても有名である。

歴史[編集]

この犬種が作出されたのは1870~80年代のころである。強くてたくましい闘犬とすることを目的にスタッフォードシャー・ブル・テリアや初期型のブルドッグなどを厳選して交配して作出された。

1900年代には公の場での闘犬が禁止され、幾つかの犬種は絶滅の道を歩んだが、ピットブルは強さと人気ゆえに闇賭博としての闘犬に使用されるようになった。現在では公・裏での闘犬はどちらも厳しく禁止・制限されているため、ほとんどがペットとして飼われるようになった。そのためかペット用のピットブルの性格は比較的獰猛な面が改善されている。

日本には闘犬として持ち込まれた[要出典]。当時、日本闘犬界では土佐犬が主であり、米国から来たピットブルはならずもの扱いを受ける。しかしその闘争本能は卓越しており、大きな土佐犬を小さく細いピットブルが倒すという、劇的な試合を繰り返すことから、"PITBULL"という名は世に知られるようになった。

ピットブルオーナーには、古いところでは作家のマーク・トウェイン、発明家のトーマス・エジソン、セオドア・ルーズベルト大統領、ヘレン・ケラーなどがいる。

特徴[編集]

闘犬として育種されてきた犬種であるため、筋肉質で力が強く、身体能力は高い。必要運動量は膨大で、毎日2時間以上の運動を1~2回必要とする。

強い闘争心に目を付けた一部の人達により番犬や護衛犬として利用された結果、人に牙を剥く獰猛な犬種として、世界の多くの国で危険視されることとなり、現在一部の国では飼育が規制されている(下記詳述)。

闘犬の一種であるため、突発的な攻撃性も含めて飼育者およびその家族の完全な制御下におく必要があり、犬の飼育初心者や興味本位で飼育するのは困難である。

しかし、本来は我慢強く、素直で、人間には深い愛情を示す忠誠心と服従心が強い性格であり、また非常に賢い犬でもある為、早期の社会化と服従訓練をすれば犬からリーダーとしての信頼を得られるといわれている。なお、現在ピットブルはショー・タイプ、闘犬タイプ、ブリー・タイプの3タイプに細分化されつつある

また上記3タイプの他に、ウェイトプルなどの競技(重量引き)に使用されている大型のタイプもあり、大きな個体では60キロを超えるものも存在する

アメリカン・ピット・ブル・テリアによる咬傷事故[編集]

土佐闘犬同様、飼主がきちんと管理できていないことにより、子供や高齢者がピットブルに襲われて死亡したり重傷を負うといった事故が度々発生しており、社会問題となっている。

アメリカの飼育犬のうちピットブルは5%にすぎないが、死亡事故の61%はピットブルによるものである(2012年時)。これら死亡事故被害者のうち半数は飼い主と家族、もしくは同居人である。[1]

また、見ず知らずの犬に噛まれ、その犬が噛んだ後に逃亡し発見されなかった場合、目撃者の『ピットブルであった』という証言についての信憑性についても議論されている。

危険犬種としての扱い[編集]

一部の国では闇で闘犬として使われていたり、人を襲うガード・ドッグとして飼育されている。獰猛で危険な面から厳重な管理と監視を求められている。持ち込み・飼育を禁止にしている所さえある。

現にイギリスドイツなどでは飼育が禁止されている。また、飼育禁止以前にも“ペットとして”飼育されているものに関しては去勢避妊手術を施してマイクロチップを皮下に埋め込み、登録をすることが義務付けられていた。

そうした中、2012年7月11日、北アイルランドベルファスト市議会は、禁止規定に違反して飼育されていた7歳のピットブルの殺処分を行ったが、強い非難を浴びた。これには各国の愛犬家に加えて有名人や政治家など20万人が助命嘆願に署名していた[2]

脚注[編集]

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  1. ^ Pit Bull Attacks
  2. ^ 「禁止犬種」に指定の飼い犬、市が取り上げ殺処分 各国愛犬家から批判”. CNN (2012年7月12日). 2012年7月14日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]