アマゾンマナティー

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アマゾンマナティー
アマゾンマナティー
アマゾンマナティー Trichechus inunguis のイラスト
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 VU.svgワシントン条約附属書I
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: カイギュウ目 Sirenia
: マナティー科 Trichechidae
: マナティー属 Trichechus
: アマゾンマナティー
T. inunguis
学名
Trichechus inunguis
(Natterer, 1883)
和名
アマゾンマナティー
英名
Amazonian manatee

アマゾンマナティーTrichechus inunguis)は、動物界脊索動物門哺乳綱カイギュウ目(海牛目)マナティー科マナティー属に分類される哺乳類。

分布[編集]

エクアドルガイアナコロンビアブラジルペルーアマゾン川エセキボ川水系

鮮新世にアンデス山脈が形成された際に隔離・陸封されたと考えられている。

形態[編集]

体長250-300cm。体重350-500kgとマナティー科および現生のカイギュウ目最小種。鼻面はやや前方へ向かうが、口は下方にある。体色は青みがかった灰色で、腹面には不定形にピンク色の斑紋が入る。

前肢には爪がない。

出産直後の幼獣は全長約80cm。

生態[編集]

標高200m以下にある河川などの水温が25-30℃の淡水域のみに生息する。乾季に水位が低下すると、水量が多い場所へ移動する。数頭からなる小規模な群れを形成する事もある(以前は食物が豊富な場所では大規模な群れを形成する事もあった)。最長で14分間の潜水ができる。

食性は植物食で、主に水面に浮かぶ水生植物を食べるが、水辺にある陸生植物を食べる事もある。乾季に食物が不足すると体内に貯めた脂肪を燃焼させて飢えを凌ぐ。

繁殖形態は胎生。妊娠期間は約1年。2-5月に1回に1頭の幼獣を産む。

人間との関係[編集]

生息地では食用とされる事もある。皮は革製品に利用される。また水流を妨げる水生植物を除去するために、水路やダムに放流される事もある。

開発による生息地の破壊、水質汚染、食用や皮目的の乱獲、漁業による混獲などにより生息数は減少している。捕獲や流通の禁止などの対策が進められている。

画像[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 大隅清治監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科2 海生哺乳類』、平凡社1986年、142、144-146、152-153頁。
  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ2 アマゾン』、講談社2001年、46、124-125頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 動物』、小学館2002年、39頁。

外部リンク[編集]