アポロ27号

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アポロ27号(Apollo 27)とは、アメリカの模型メーカー、ペガサスホビープラモデルとして発売した、架空のアポロ宇宙船である。日本では有限会社PLATZから販売されている。

概要[編集]

史実のアポロ計画17号をもって終了しているが[1]、「もしアポロ計画が27号まで継続されていたら、果たしてどうなっていたか?」という仮定の元に発売されたのがこのプラモデルである。故に実在するモデルは存在しない、完全な架空機となっている。スケールは一般的な航空機のプラモデルと同じく1/72であり、ギミック等は有さないディスプレイモデルである。

機体解説[編集]

「アポロ」の名を冠してはいるが、その形状は実際のアポロ司令・機械船アポロ月着陸船とは大きく異なり、サンダーバード3号等に類似したレトロフューチャー的なデザインの単段式宇宙輸送機となっている。

モデルの縮尺から割り出した寸法は、全長:約17.3m、全幅:約10.5mと、この種の宇宙機としては小型の部類に入る。ロケットエンジンは大型の物を胴体に1基、小型の物を胴体から十字型に張り出したエンジンポッドに各1基、計5基を有する。また、コックピットは戦闘機の様にキャノピーに覆われた状態で、機体表面に剥き出しになっている。乗員は2名で、機体左横の搭乗口から出入りする。離着陸時には通常のロケットと同様に、エンジンを下にした体制を取るが、宇宙空間を航行する際には宇宙戦闘機の様に、コックピットを上にした体制を取る。

その他[編集]

宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン』第34話「ムーンサンダーの怒り!!」にも、同名の宇宙船が登場する。月面探索中に月の石と間違えて怪獣ムーンサンダーの卵を採集してしまい、地球への帰路の途中で追跡してきた親ムーンサンダーと遭遇。ムーンサンダーから退避するために予定より早く大気圏に突入するも、突入角度が急過ぎたため、突入中に燃え尽きてしまった。形状はペガサスホビーの物とは異なり、実際のアポロ宇宙船の物と同様である。

脚注[編集]

  1. ^ 計画段階では20号まで存在した。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]