アバルト・595

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アバルト・500/500C/595/595C
312141/312142/31214T
ABARTH 595 competizione (ABA-31214T) front.jpg
アバルト・595コンペティツィオーネ(2017年)
ABARTH 595 competizione (ABA-31214T) rear.jpg
概要
製造国 イタリアの旗 イタリア
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 3ドア ハッチバック
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン 1,368 cc 直列4気筒 DOHC 16バルブ インタークーラー付ターボ
最高出力 500
99 kW (135 PS) / 5,500 rpm
MT車、2009年4月 - 2017年2月

103 kW (140 PS) / 5,500 rpm
AT車、2014年3月 - 2017年2月

500C
103 kW (140 PS) / 5,500 rpm
2010年10月 - 2014年4月

595
107 kW (145 PS) / 5,500 rpm
2017年2月 -

595ツーリズモ/595Cツーリズモ
118 kW (160 PS) / 5,500 rpm
2013年1月 - 2017年2月

121 kW (165 PS) / 5,500 rpm
2017年2月 -

595コンペティツィオーネ
118 kW (160 PS) / 5,500 rpm
2013年1月 - 2016年3月

132 kW (180 PS) / 5,500 rpm
2016年3月 -
最大トルク 500
180 N・m (18.4 kg・m) / 4,500 rpm
2009年4月 - 2017年2月

500C
180 N・m (18.4 kg・m) / 2,000 rpm
2010年10月 - 2014年4月

595
180 N・m (18.4 kg・m) / 2,000 rpm
2017年2月 -

595ツーリズモ/595Cツーリズモ
206 N・m (21.0 kg・m) / 2,000 rpm
2013年1月 - 2017年2月

210 N・m (21.4 kg・m) / 2,000 rpm
2017年2月 -

595コンペティツィオーネ
206 N・m (21.0 kg・m) / 2,000 rpm
2013年1月 - 2016年3月

230 N・m (23.5 kg・m) / 2,000 rpm
2016年3月 -
変速機 5速MT
5速AT
車両寸法
ホイールベース 2,300 mm
全長 3,655 mm
3,660 mm
全幅 1,625 mm
全高 1,505 mm
1,515 mm
車両重量 1,110 kg(500/595)
1,120 kg(595ツーリズモ/595コンペティツィオーネ)
1,150 kg(500C)
1,160 kg(595C)
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アバルト・595Abarth 595)とは、フィアット・500 (2007年)をベースにアバルトがチューンアップした自動車である。通常モデルは「アバルト・500」と呼ばれていたが、2017年2月25日のマイナーチェンジとともに全グレードが595に統一された[1]

595 (旧アバルト・500)[編集]

ここではフィアット・500と比較して紹介する。

エクステリア[編集]

595のデザインは、フィアット・500よりも張り出している。フロントバンパーはインタークーラー冷却用エアインテーク付き、リアバンパーはディフューザー一体型を搭載、エアロパーツも採用されている。また、オプションでレコードモンツァマフラーから続くツインエキゾーストパイプが搭載される。[2]

インテリア[編集]

595のインテリアには「フィアット・500」のロゴが刻まれている場所が複数ある。 595のシフトはプッシュボタン式のシーケンシャルシフトスイッチを採用してフィアット・500のシフト周りよりも機能的で分かりやすい印象にしている。595にはBluetoothオーディオやハンズフリー通話が使用できる新型ラジオ「Uconnect®」を搭載(オプションで、純正2INナビの装備が可能)。

595ツーリズモ・595Cツーリズモ[編集]

595ツーリズモ[編集]

595ツーリズモには、専用17インチアロイホイールブラックブレーキキャリパー、KONI製のFSDショックアブソーバーを標準装備している(通常モデルはリアサスのみ)。

595Cツーリズモ[編集]

595Cツーリズモは595ツーリズモのキャンバストップ仕様で、595ツーリズモの装備に加え、電動開閉式ソフトトップが装備されている。エンジンにはギャレット製のターボチャージャーを備え、最高出力を通常モデルの595よりも20ps高い165psとしている。

595コンペティツィオーネ[編集]

595コンペティツィオーネは595ツーリズモにも搭載されているギャレット製ターボチャージャーを装備し、最高出力を180psとした。 また、ドアハンドルがマットグレー塗装になっている。[3]

年表[編集]

2013年10月15日、アバルト 595の50周年記念車「アバルト 595 50th Anniversary」の予約受付を開始。全世界299台限定で、日本ではそのうち50台の限定となる。エクステリアはオリジナルの595にちなんだサイドストライプ、赤いライナー入りの17インチアルミホイール、ブレンボ製フロント4ピストンキャリパーを採用。インテリアでは、赤と白のレザースポーツシートに赤のアクセントとセンターポジションが入ったレザーステアリングが採用され、エンジンは「アバルト 695 エディツィオーネ マセラティ」「アバルト 695 トリブート フェラーリ」と同じ最高出力180PS、最大トルク25.5kgmを発生する直列4気筒DOHC 1.4リッターターボ。トランスミッションは、オートマチックモード付の5速シーケンシャルトランスミッション「アバルトコンペティツィオーネ」。なお、本車は2014年4月以降の納車となるため、消費税率は8%となる[4]

2014年2月19日、「アバルト500」にこれまで設定がなかったセミオートマチックを、逆にセミオートマチックのみの設定だった「アバルト595 コンペティツィオーネ」に5速マニュアルをそれぞれ設定[5]

2014年10月15日、「アバルト500」「同595 Turisomo/Competizione」「同595C Turisomo」の仕様変更[6](10月24日発売開始)。9月に行われた500S同様、TFTメータークラスターを採用(アバルトブランドとしては初)。但し、500Sと異なりドライブ中に発生するG(加速・減速・旋回)を表示する「Gメーター」が搭載されている。

2017年2月25日、マイナーチェンジ[7]。2016年に行ったフィアット・500のマイナーチェンジ同様の変更を施すと共に、TFTメーターの機能向上及びGメーターのグラフィック更新、Uconnect対応の5インチタッチパネルオーディオの採用、ステアリングホイールの変更に加え、595はエンジン出力が145 psにアップ、595ツーリズモはギャレット製大径タービン変更とエンジン出力が165 psへにアップ、595コンペティツィオーネはカーボンシェルタイプシートに変更し、ステアリングホイールもカーボンインサート付レザー/アルカンターラホイールで差別化を図っている。

2018年4月7日、限定車「595/595C Turismo MT Limited」を発売[8]。通常595/595C Turismoに設定が無い5速マニュアルトランスミッションを設定し、専用デザインの17インチ20スポークアルミホイール・イエロー塗装ブレーキキャリパーに加え、通常はリアのみ装着されるKONI製ショックアブソーバーをフロントにも装着した。限定は合計150台で、内訳はMakeYourScorpionカスタマイズプログラムを除いて初めて設定されるトロフェオグレー(595)が100台(右ハンドル60台、左ハンドル40台)、ガーラホワイト(595C・右ハンドルのみ)が50台。

2018年8月25日、限定車「595 Competizione Performance Package II」を発売[9]。限定100台。595 Competizioneの5速マニュアル車をベースに、最高出力180psを発揮する高出力エンジン、スポーツエキゾーストシステム「レコードモンツァ」、Sabelt製レザー&アルカンターラスポーツシート、そして「695 Biposto(ビポスト)」に採用された機械式LSD(多板クラッチ式)等を特別装備として採用し、アルミホイール、リップスポイラー等もブラックでまとめた。カラーはGrigio Pistaのみ。

2018年9月15日、一部改良[10]。Uconnectの液晶サイズが7インチに大型化され、Apple CarPlay及びAndroid Autoに対応した。一方で、ベースモデルの595 MTモデルでは税込299万円と300万を切る魅力的な価格設定にした。

2018年11月9日、限定車「Abarth 695/695C Rivale」を発売[11]。イタリアのラグジュアリーボートメーカーであるRiva社とコラボレーションしたもので、同社の「リヴァーレ」にインスピレーションされた「Bicolore Blu/Grigio Riva(ブルー/グレー)」ボディカラーに、ブルーレザーをシート・メーターフード・ステアリングホイールに採用し、ダッシュボードやステアリングホイールの一部にはマホガニーをあしらった。その他に17インチ専用ホイール、アクラポビッチ製カーボン仕上げハイパフォーマンスエキゾーストシステム、695リヴァーレエンブレム(サイド・リア)、そしてフロントエンブレム・ドアハンドル・リアエンブレム・リアドアハンドルはマットクローム仕上げにすることで、上質かつ洗練された空間を表現した。限定は695が85台、695Cが65台。

2020年11月7日、限定車「595 Scorpioneoro(スコルピオーネオーロ)」をインターネット特設サイトで予約受付を開始[12]アウトビアンキ・A112アバルトの限定車“タルガ オーロ”のオマージュで、ボンネットステッカー、ビューティライン、アルミホイールにゴールドを施した。インテリアは、Scorpioneoroロゴとスコーピオンロゴ入り専用スポーツシート、ブラック仕上げ専用インストルメントパネル、限定車ロゴプレートに加え、Beatsオーディオシステムを特別装備した。ベースは595 Turismoで、限定は左ハンドル車100台・右ハンドル車100台の計200台(それぞれMTは60台、MTAは40台)。通常は設定が無い左ハンドル車及びMTが選択可能になっている。

2021年1月14日、限定車「695 Anno del Toro(アンノ デル トーロ)」をインターネット特設サイトで予約受付を開始[13]。アンノ デル トーロはイタリア語で「丑の年」の意味。1960年代のコンペティションモデルである「フィアット・アバルト1000TCR」にインスピレーションを受けた大型リアルーフスポイラーが主な特徴。ボディカラーにはBlu Podio(ブルー)、ルーフにはチェッカー模様が施されている。他に、グレーのオーバーフェンダーとサイドシルを採用し、エンブレム、17インチ12スポークアルミホイールのセンターキャップ、ステアリングホイールにビンテージタイプのアバルトロゴバッジが付加されている。ベースは595 Competizioneの左ハンドルMT車で、限定は20台。申し込み多数の場合は抽選になる。

2021年1月14日、限定車「595 Monster Energy Yamaha(モンスターエナジー ヤマハ)」をインターネット特設サイトで予約受付を開始[14]。その名の通り、モンスターエナジー及びヤマハファクトリーレーシングとコラボレーションしたもので、595 Pistaをベースに、MotoGPに参戦しているモンスターエナジー・ヤマハMotoGPの「YZF-M1」をオマージュしたNero Scorpione(ブラック)とBlu Podio(ブルー)の2トーンカラーをボディカラーに採用し、エクステリアではモンスターエナジーのアイコンである爪痕のステッカーやボディサイドヤマハファクトリーレーシング・ロゴステッカー、ブラック塗装の専用17インチアルミホイール、ブラック仕上げブレーキキャリパー、Record Monza(レコードモンツァ)が特別装備される。インテリアは、モンスタークローおよびヤマハファクトリーレーシング・ロゴをあしらったブルーアクセントカラー入り専用スポーツシート、専用インストルメントパネル、専用フロアマットに加えセンターコンソールには限定車専用のシリアルプレートが付加される。世界限定2000台で、日本にはそのうち60台が設定される。内訳は右ハンドルMTA、右ハンドルMT、左ハンドルMTの各20台。申し込み多数の場合は抽選になる。

脚注[編集]

  1. ^ 「アバルト595」全ラインアップを刷新 - FCAジャパン 2017年2月17日
  2. ^ ABARTHとFIATの違い①【エクステリア&デザイン】Scorpion magazine
  3. ^ アバルト500/595試乗レビュー!面白すぎて鼻血出るかと思った!
  4. ^ “「アバルト 595」の50周年記念限定車「アバルト 595 50th Anniversary」の予約受注を開始” (プレスリリース), フィアット クライスラー ジャパン, (2013年10月15日), https://www.fcagroup.jp/press-office/2880/ 2022年1月11日閲覧。 
  5. ^ “ABARTH(アバルト)「500」および 「595コンペティツィオーネ」に新たな仕様を追加” (プレスリリース), フィアット クライスラー ジャパン, (2014年2月19日), https://www.fcagroup.jp/press-office/2917/ 2022年1月11日閲覧。 
  6. ^ “「ABARTH(アバルト)500/595」” (プレスリリース), フィアット クライスラー ジャパン, (2014年10月15日), https://www.fcagroup.jp/press-office/2975/ 2022年1月11日閲覧。 
  7. ^ “「アバルト595」全ラインアップを刷新” (プレスリリース), FCAジャパン株式会社, (2017年2月17日), https://www.fcagroup.jp/press-office/3128/ 2022年1月11日閲覧。 
  8. ^ “「Abarth 595/595C Turismo MT Limited」を発売” (プレスリリース), FCAジャパン株式会社, (2018年3月27日), https://www.fcagroup.jp/press-office/551/ 2022年1月11日閲覧。 
  9. ^ “「Abarth 595 Competizione Performance Package II」を発売” (プレスリリース), FCAジャパン株式会社, (2018年8月8日), https://www.fcagroup.jp/press-office/3524/ 2022年1月11日閲覧。 
  10. ^ “「Abarth 595」シリーズを一部改良 インフォテインメントシステム機能をさらに強化” (プレスリリース), FCAジャパン株式会社, (2018年8月29日), https://www.fcagroup.jp/press-office/3557/ 2022年1月11日閲覧。 
  11. ^ 限定車「Abarth 695/695C Rivale(リヴァーレ)」を発売 - FCAジャパン 2018年11月9日(2018年11月10日閲覧)
  12. ^ 限定車「Abarth 595 Scorpioneoro」を発売 - FCAジャパン 2020年11月9日(2020年11月9日閲覧)
  13. ^ 限定車「Abarth 695 Anno del Toro」を発売 - FCAジャパン 2021年1月14日(2021年1月19日閲覧)
  14. ^ 限定車「Abarth 595 Monster Energy Yamaha」を発売 - FCAジャパン 2021年2月2日(2021年2月3日閲覧)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]