アゾジカーボンアミド

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アゾジカーボンアミド
識別情報
CAS登録番号 123-77-3 チェック
PubChem 31269
ChemSpider 4575589 チェック
UNII 56Z28B9C8O チェック
EC番号 204-650-8
E番号 E927a (その他)
ChEMBL CHEMBL28517 チェック
特性
化学式 C2H4N4O2
モル質量 116.08 g mol−1
外観 黄色から橙色/赤色の結晶性粉末
融点

225 °C, 498 K, 437 °F (分解)

危険性
安全データシート(外部リンク) [1]
EU分類 Harmful (XN)
NFPA 704
NFPA 704.svg
1
1
0
Rフレーズ R42 R44
Sフレーズ S22 S24 S37
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

アゾジカーボンアミド(Azodicarbonamide)またはアゾビスホルムアミド(Azo(bis)formamide)は、分子式C2H4O2N4の化合物である[1]。黄色から橙赤色で無臭の結晶性粉末である。食品添加物として、E番号927を持つ。

利用[編集]

食品添加物[編集]

食品添加物として、アゾジカーボンアミドは、小麦粉漂白剤及びパン生地の調整剤として用いられる[2]酸化剤として湿った小麦粉と反応し[3]、主に、尿素の誘導体である焼成中も安定なビウレアを生成する[3]。副反応生成物には、セミカルバジドカルバミン酸エチルがある[2]

安全性と規制[編集]

オーストラリアとEUでは、アゾジカーボンアミドは、食品添加物として承認されていない[4]:548[5]。アメリカ合衆国では、GRAS(一般に安全と認められる)とされ、最大45ppmまで小麦粉に添加することが認められている[6][4]:548

その他の利用[編集]

主に発泡剤として発泡プラスチックの製造に用いられる。アゾジカーボンアミドの熱分解により、窒素、一酸化炭素、アンモニアがポリマーの中に泡として捉われる。

出典[編集]

  1. ^ Azodicarbonamide (CICADS)”. Inchem. International Programme on Chemical Safety. 2010年8月24日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2010年8月14日閲覧。 Also published by World Health Organization, Geneva, 1999.
  2. ^ a b FDA Frequently Asked Questions on Azodicarbonamide (ADA) Page Last Updated: 20 June, 2014
  3. ^ a b WHO FAO 1965. Toxicological Evaluation of Some Antimicrobials, Antioxidants, Emulsifiers, Stabilizers, Flour-Treatment Agents, Acids and Bases: Azodicarbonamide FAO Nutrition Meetings Report Series No. 40A,B,C. WHO/Food Add./67.29
  4. ^ a b Smith, Jim; Hong-Shum, Lily (2011). Food additives data book (2nd ed.). Chichester, West Sussex: Wiley-Blackwell. ISBN 978-1405195430. 
  5. ^ European Commission. “European Union: Authorisation of Additives”. 2014年12月31日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2014年12月31日閲覧。
  6. ^ “21CFR172.806”. Code of Federal Regulations. (April 1, 2012). http://www.accessdata.fda.gov/scripts/cdrh/cfdocs/cfCFR/CFRSearch.cfm?fr=172.806. 

外部リンク[編集]