アゼチジン

アゼチジン
	IUPAC名 Azetidine
	別称 Azacyclobutane, Trimethylene imine, 1,3-Propylenimine
識別情報
CAS登録番号	503-29-7
ChemSpider	9993
ChEBI	CHEBI:30968 ;
ChEMBL	CHEMBL2171713
	SMILES N1CCC1;
	InChI InChI=1S/C3H7N/c1-2-4-3-1/h4H,1-3H2 Key: HONIICLYMWZJFZ-UHFFFAOYSA-N ; InChI=1/C3H7N/c1-2-4-3-1/h4H,1-3H2 Key: HONIICLYMWZJFZ-UHFFFAOYAE;
特性
化学式	C3H7N
モル質量	57.09 g mol−1
外観	Clear slight brown liquid
密度	0.847 g/cm3 at 25 °C
沸点	61 - 62 °C
水への溶解度	miscible
危険性
引火点	-20℃
	特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

アゼチジン(Azetidine)は、飽和四員環複素環式化合物である。シクロブタンの炭素原子一つが窒素に置換した構造を持つ。

常温下では茶色を帯びた透明の液体で、アンモニア様の臭気を有する。水と混和する。多くの二級アミンより塩基性が強い。引火性が強く、皮膚を腐食させる^[1]。

天然では、ムギネ酸やアゼチジン-2-カルボン酸（英語版）などの誘導体が存在する。

脚注[編集]

Pubchem
ChemSynthesis
増田克忠, 「アゼチジンの化学」『有機合成化学協会誌』 30巻 3号 1972年 p.271-279, doi:10.5059/yukigoseikyokaishi.30.271