アストリット・パプロッタ

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アストリット・パプロッタ
Astrid Paprotta
誕生 (1957-05-31) 1957年5月31日(66歳)
ドイツの旗 ドイツ デューレン
職業 小説家
言語 ドイツ語
ジャンル 推理小説
主な受賞歴 ドイツ・ミステリ大賞(2005)
グラウザー賞(2006)
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アストリット・パプロッタ(Astrid Paprotta、1957年5月31日 - )は、ドイツ小説家推理作家。女性。ノルトライン=ヴェストファーレン州デューレン生まれ。

ドイツ語圏の主要なミステリ賞であるドイツ・ミステリ大賞フリードリヒ・グラウザー賞(ドイツ推理作家協会賞)を受賞している。

略歴[編集]

大学で心理学を学んだのち、精神病関連の施設で働く。 1997年、『月は踊り出した』(未訳 Der Mond fing an zu tanzen)で小説家デビュー。

1999年、女性警部のイナ・ヘンケルとその上司のラルフ・シュトッカー警視のコンビが活躍するミステリ小説シリーズの第1作『擬態』(未訳 Mimikry)を発表。各種メディアで「ドイツにおけるパトリシア・ハイスミスの後継者」などとして絶賛を浴びた。

2004年に発表したシリーズ第3作『死体絵画』は、翌年のドイツ・ミステリ大賞でドイツ語作品部門第1位の栄誉に輝いた(第2位はフランク・シェッツィング深海のYrr(イール)』)。

2005年発表のシリーズ第4作『雌獅子の洞窟』(未訳 Die Höhle der Löwin)で、ドイツ語圏の推理作家協会「シンジケート」により年間最優秀の長編ミステリに与えられるフリードリヒ・グラウザー賞を受賞した。

日本語訳作品[編集]

主な作品[編集]

イナ・ヘンケル&ラルフ・シュトッカー・シリーズ

  1. Mimikry (1999) ISBN 3-8218-0788-1擬態
  2. Sterntaucher (2002) ISBN 3-8218-0867-5 (ホシカイツブリ)
  3. Die ungeschminkte Wahrheit (2004) ISBN 3-492-27077-8 (死体絵画)
  4. Die Höhle der Löwin (2005) ISBN 3-492-27096-4 (雌獅子の洞窟)

その他

参考文献[編集]

  • アストリット・パプロッタ『死体絵画』(2006年3月、講談社文庫) 訳者あとがき(小津薫) - 未訳作品の日本語タイトルはこれに従った

関連項目[編集]

外部リンク[編集]