コンテンツにスキップ

アジ化アンモニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アジ化アンモニウム
特性
化学式 NH4N3, NH3.HN3
モル質量 60.059 g/mol
外観 白色の結晶性固体
匂い 無臭
密度 1.3459 g/cm3
融点

160 °C, 433 K, 320 °F

沸点

400 °C, 673 K, 752 °F (分解)

への溶解度 25.3 g/100mL (20°C)
危険性
主な危険性 毒性、爆発性
構造
結晶構造 rhombic
関連する物質
その他の陰イオン 硝酸アンモニウム
シアン化アンモニウム
その他の陽イオン アジ化ナトリウム
アジ化カリウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

アジ化アンモニウム(ammonium azide)は、組成式がNH4N3無機化合物である。アンモニアアジ化物である。初めて単離したのはドイツ人化学者のテオドール・クルティウス1890年)である。

性質

[編集]

他のアジ化物と同様に無色ので、強力な爆発性を持つが、刺激感受性は低い。イオン結晶でありに溶ける。

アジ化アンモニウムはその質量の約 93 % が窒素である。

少量を吸入すると頭痛動悸と催す。

脚注

[編集]