アシモフのミステリ世界

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アシモフのミステリ世界』(Asimov's Mysteries)は、アイザック・アシモフSF小説短編集。1968年に刊行された。

概要[編集]

ミステリ作家としても活躍し、『鋼鉄都市』などのSFミステリの第一人者として知られるアシモフの、SFミステリ短編を集めた作品集。乗り物嫌いの地球外生物学者ウェンデル・アース博士の推理が冴えるシリーズ作品『歌う鐘』[1]『もの言う石』『やがて明ける夜』『鍵』、007を思わせるハードボイルド作品『ヒルダぬきでマーズポートに』、アシモフ18歳の雑誌デビュー作『真空漂流』と20周年を記念した続編『記念日』などを収録している。

収録作品[編集]

  • 歌う鐘 The Singing Bell - 初出『F&SF』1955年1月号。ウェンデル・アース博士もの。
  • もの言う石 The Talking Stone - 初出『F&SF』1955年10月号。ウェンデル・アース博士もの。ケイ素生物シリコニーが登場する。
  • その名はバイルシュタイン What's in a Name? - 初出 The Saint Detective Magazine 1956年6月号。非SF。
  • やがて明ける夜 The Dying Night - 初出『F&SF』1956年7月号。ウェンデル・アース博士もの。
  • 金の卵を産むがちょう Pâté de Foie Gras - 初出『アスタウンディング』1956年9月号。
  • 死の塵 The Dust of Death - 初出 Venture Science Fiction Magazine 1957年1月号。
  • A Loint of Paw - 初出『F&SF』1957年8月号。日本語版では、「英語の諺を洒落に使った作品」という理由で翻訳されていない。
  • ヒルダぬきでマーズポートに I'm in Marsport Without Hilda - 初出 Venture Science Fiction Magazine 1957年11月号。
  • 真空漂流 Marooned Off Vesta - 初出『アメージング・ストーリーズ』1939年3月号。アシモフのデビュー作。
  • 記念日 Anniversary - 初出『アメージング・ストーリーズ』1959年3月号。アシモフのデビュー20周年を記念して書かれた「真空漂流」の後日談で、ミステリ的要素のない「真空漂流」をミステリとして解決している。
  • 死亡記事 Obituary - 初出『F&SF』1959年8月号。
  • スター・ライト Star Light - 初出『サイエンティフィック・アメリカン』1962年10月号。
  • The Key - 初出『F&SF』1966年10月号。ウェンデル・アース博士もの。
  • 反重力ビリヤード The Billiard Ball - 初出『イフ』1967年3月号。

日本語訳[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 題名はオースティン・フリーマンの短編集『歌う白骨』のもじり。