アサイーボウル

アサイーボウル(英: açaí bowl)、アサイー・ナ・チジェィラ(葡: açaí na tigela)とは、ブラジル発祥のデザートで、アメリカ合衆国のハワイ州で人気が出てよく知られるようになった。
概要[編集]
アサイーのスムージーをボウルに盛りつけ、グラノーラなどのシリアル食品やバナナやイチゴなど好みの果物をのせて好みで蜂蜜をかけて供する。朝食とされることもある。
日本ではハワイ風の飲食店で食べることができる。
アサイーはブラジルアマゾンで収穫されたヤシ科の果実で、果肉は1cmほどの大きな種を覆うように表面に薄くあり紫色をしている。栄養価がとても高く健康や美容に良いと言われる。 その一方、スムージーやトッピングにバナナを多量に使用すると糖質量が嵩む可能性がある点も留意する必要があるとされる。
アマゾンの産地では、お椀状の器(tigela)にアサイーのピューレを入れ、ファリーニャ(キャッサバ芋を炒って粗挽きの粉状にしたもの)をかけ、川魚のフライやエビのソテー、干し肉などのおかずを供したり、砂糖とタピオカ(キャッサバ芋のでんぷんを炒ってフレーク状にしたもの)を混ぜて食事として食べる。
これを現地では「Açaí na tigela」(直訳すると「お椀の中のアサイー」)と呼ぶ。
2000年頃よりアサイーがブラジルの都市部へ輸送されるようになってから、この食べ方がお椀で食べるスタイルと呼び名はそのままに、アサイーがスムージーになりトッピングが乗せられる形に進化し、更に英語で「Açaí Bowl」と訳され、世界で知られるデザートとなった。
日本では2006年に東京都港区にあるお台場のクルックスカフェオ(現在も営業)がアサイーボウルを販売。東京千代田区にある大手町のフルッタフルッタバー(現在は閉店)で2007年よりアサイーボウルの販売を始めた。