アクマ・オージ

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アクマ・オージ』は、岡崎裕信・著、成瀬裕司による日本ライトノベル作品。集英社スーパーダッシュ文庫刊。

あらすじ[編集]

主人公の少年・相馬逢司は、ある事件により六人もの人達の死に関わってしまう。そのことによって自らを「悪魔」だと自覚し、拒絶する逢司だったが、幼馴染の白姫青蓮をはじめとするさまざまな人達の優しさに触れ、自分が生きている間は人間を守ろうと決意する。

登場人物[編集]

相馬逢司(そうまおうじ)
蓮国市立七彩中学校に通う男子。通称『悪魔』もしくは『オージ』。悪魔を自称し、「今日も生きててすみません」などのへりくだった発言が多いが、その正体はごく普通の男子中学生。八歳の頃に自分の両親と姉を含む六人の人を殺害したと噂されるが実際に殺したのは一人であり、正当防衛として成立している。道場「ふうぢんけん」に通うも門下生最弱であり、師範の前では立っていることすら許されない。風の刃を武器とする「風刃拳」の使い手。過去にアイドルグループに所属し、「逢崎大和」として活動していた。
白姫青連(しらきせいれん)
オージの幼馴染。通称『白きセイレーン』で、青瑪瑙のバレッタと白だか青だかはっきりしない制服がトレードマーク生徒会長であり、その美しさから学校中で人気である。剣道部所属、二年生にして主将。オージに対して好意を抱いており、毎朝剣道部の朝練の後に、部活に所属していないオージを迎えに一度家まで戻る。
渡瀬さくら(わたせさくら)
オージと小学一年生の頃から8年間連続で同じクラスになった女子。小柄であることから『小動物』と呼ばれている。青連と同じくオージに好意を抱き、彼を束縛するような行動をとることが多い。
浦奇祐介(うらきゆうすけ)
化学変化を駆使したイリュージョンが得意であり、『魔術師』として周りを楽しませている。科学部所属。青連とさくらがオージを巡ってもめた時、イリュージョンを使ってその場を落ち着かせてオージを助けたりと気が利く。暴力団絡みのチームに所属し、合成ドラッグなどの違法薬物を調合していた。さくらに好意を持っており、オージを多少なりともライバル視しているらしい。
鮎川子猫(あゆかわこねこ)
名前の通り、語尾に「にゃ」などをつけた猫口調で話す『猫娘』。猫口調になったのは両親が喜ぶという理由からだったらしく、素に戻ると普通の話し方になる。アイドルオタクであり、逢崎大和の大ファンだった。オージに好意を持っている。万引きの常習犯であり、何度も犯行の現場を見つかっている。
須藤戒(すどうかい)
「写真記憶」と言われる、一度見たものは全て記憶してしまうほどの記憶力を持ち、『百識』と呼ばれている。学力はトップクラスでテストでは常に高得点をとるが体育はまるでできず、親友であるオージと足りない物を補い合う関係にある。揉め事があると論理的にけりをつけることが多く、転んだだけで骨折するほど骨が弱いことを理由に給食の牛乳を少しでも多く飲もうとする一面も見られる。オージのイメージが「黒」であるのに対して戒は「白」である。
五十嵐翔太(いがらししょうた)
週刊少年漫画をこよなく愛することから『ジャンプ』の愛称で親しまれている。運動能力に長けており、サッカーでゴールキーパーをさせるとその実力はPK戦にまでもつれ込んだ県大会決勝までゴールを許さないほどである。それ故女子のファンが多いが、逆に素人のサッカーには強すぎるという理由で仲間に入れてもらえない。
石井フェルナンデス秀平(いしいふぇるなんですしゅうへい)
騎士道を重んじており、学校の制服として真っ赤な軍服を着てきた為、一時期学校ともめていた。今ではすっかり打ち解け、皆に認められている。青連に好意を抱いている。どうやら女子に弱いらしい。
蛇塚乙女(へびつかおとめ)
大物女優の娘。芸能人としての仕事が増えてきた為、学校に出席することが少ない。恐るべき眼力と毒舌から『七彩中のメデューサ』と言われている。
新原良人(にいばらよしと)
ネット中毒の男子。そのネット好きぶりは、匿名掲示板に三日間書き込まないでいると死滅すると噂されているほどである。会話にネット用語顔文字を用いることが多く、多少なりとも知識がないと意味がわからない発言も多い。

既刊一覧[編集]

  1. アクマ・オージ 2008年9月初版 ISBN 9784086304498
  2. アクマ・オージ2 リヴァイアサンの大灯台 2009年1月初版 ISBN 9784086304696

外部リンク[編集]