アイムジャグラーEX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

アイムジャグラーEX』は、2007年1月に北電子が発売した5号機パチスロ機。保安通信協会(保通協)における型式名称も同名。略称「アイジャグ」。本項ではその後継機についても記載する。

概要[編集]

5号機初のジャグラーシリーズであり、これまでの4号機の『ジャグラー』(以降、従来機と記述)シリーズとはリール配列・役構成・内部確率などが異なっているものの、4号機同様プレイヤーの引き次第で「ジャグ連」「北連」と呼ばれるボーナス当選の偏りを起こすことは可能である。また、GOGOランプは大きくなり、『ジャグラーV』までの豆電球らしさを5個のLEDを使って表現している。

ボーナスの獲得枚数はビッグボーナスで純増約325枚(336枚を超える払い出しで終了)、レギュラーボーナス(チャレンジタイム)で約104枚(98枚を超える払い出しで終了)。ボーナス時は1枚がけで行う。

ビッグボーナスはブドウ以外の役が成立したときに取りこぼすと獲得枚数が減るが、レギュラーボーナスは左リールを最初に押せば最大獲得が可能。

なお、通常時も1枚がけや2枚がけでプレイでき、3枚がけのときと同様に5つのラインが有効になるが、小役やボーナスの抽選確率は3枚がけに比べ大幅に低くなっている。

発売のタイミングは、『ゴーゴージャグラーV』の検定切れ(2007年1月 - 2月)による入替需要を意識したものである。

2009年9月に検定期限切れを迎えたものの、依然として高い人気を誇っていることから多くのホールでは認定による設置期限延長を希望し、その数は全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)が同年1月に取りまとめただけでも約17万5千台(「アイムジャグラー7」を含めれば約19万2千台)にも上った[1]。この結果として大半の店では3年間の設置期限延長認定を受け、2012年現在でも相当数が稼働中となっているが、中古パチンコ・パチスロ機の売買における業界の自主規制基準である「中古遊技機流通健全化要綱」において検定期限切れ後の認定申請(=設置期限の再延長)が認められていないことから[2]、遅くとも2012年9月の設置期限満了までに撤去するか、みなしし機として使用を続けるか選ばなければならない。しかしながら設置から10年が経過した2017年に入っても全国のおよそ16%のホールがみなし機として設置を続けている現状であり、今後みなし機に関する規制が強化される可能性がある。[3]

告知形式[編集]

従来機の告知方法の大半を取り入れた集大成とも言える内容となっている。

  • 先告知:ボーナス成立時の1/4で先告知となる。告知のタイミングは3種類でそれぞれ1/3ずつに振分けられる。
    • レバーオン時(『ジャグラーガール』を継承)
    • リール始動時(『ゴーゴージャグラーV』を継承)
    • 停止ボタン有効時(『ジャグラーV』を継承)
  • 後告知:ボーナス成立時の3/4で後告知となる。告知のタイミングは第3停止のボタンを離した時。種類は2種類でそれぞれ1/2ずつに振分けられる。
    • 音無し(いわゆる通常の告知方法)
    • 音有り(『ジャグラーガール』を継承)

 告知音のイメージは一斗缶で頭を殴る音を元にイメージされている。

ボーナス確率[編集]

BIGは7絵柄揃い、REGは7・7・BARの1種類ずつ。従来機ではBIGだったBAR絵柄揃いはリール制御によって揃わない出目となっている。

BIG確率とREG確率は解析値、合成確率と機械割はメーカー発表値。

設定 BIG確率 REG確率 合成確率 機械割
1 1/287.44 1/455.11 1/176.2 95.85%
2 1/282.48 1/442.81 1/172.5 96.70%
3 1/282.48 1/348.60 1/156.0 98.71%
4 1/273.03 1/321.25 1/147.6 100.80%
5 1/273.03 1/268.59 1/135.4 102.80%
6 1/268.59 1/268.59 1/134.3 105.16%

小役重複当選[編集]

従来機との大きな変更点の1つが小役との重複当選(BIG/REG共通)である。本機ではチェリーの一部でボーナスとの重複当選が行われる。特に従来機のリーチ目表示の中にあった左リールのみのチェリー出現(いわゆる単チェリー)時のボーナス成立が現実のものになった(ただし、連チェリー時にボーナス当選となることもある)。発生率はチェリーの約1割であるが、左リールにチェリーが出現した時点で捨てゲームとなってしまった従来機と異なり、チェリーでも「ネジネジ」する楽しみが増えている。なお、チェリー重複のボーナスでも先光りは発生するため、実際にチェリーが出現したときの期待度は解析値(チェリー当選したときの期待度)よりも低くなっている。

プレミアムアクション[編集]

  • 7絵柄テンパイ時にテンパイ音が鳴らないとBIG確定。
  • 7絵柄とBAR絵柄がテンパイ時にテンパイ音が鳴るとBIG確定。
  • ボーナス終了後の1G目にBIGが成立すると、BIG中のBGMが『軍艦マーチ』となり、払い出し音が「ジャンジャンバリバリジャンジャンバリバリ」に変化する。
  • ボーナス終了後の100G以内のゾロ目G(11G、22G……99G)にBIGが成立するとBIG中のBGMが『運命』となる。

その他[編集]

  • BIG絵柄が揃うと従来機の7揃い/BAR揃いファンファーレがそれぞれ1/2で流れる(どちらが鳴るかは前回ボーナスからのゲーム数によって決まる)。
  • BIG中は従来機の小役ゲームBGM、REG中は従来機のJACゲームBGMが流れる。
  • ベル・ピエロは順押しで同時にフォロー出来ない配列となっている。逆押しでは完全フォロー可能であるが、各々の確率が約1/1000となり実質的には毎ゲーム狙う意味がなくなった。
  • 何枚掛けでも5ライン有効になるため、ボーナス絵柄を揃える時に1枚掛けをしても揃え易くなった。
  • 7絵柄が透過タイプとなったことで目押しがし易くなった。
  • プレミアムBGMの軍艦マーチと運命は、設定変更後の初ボーナスで流れることがないため、朝一にプレミアムBGMが流れた場合は据え置きが確定する。(設定変更後に店側が故意もしくは偶然当てた場合を除く)
  • GOGOランプの点灯告知と同時に外部出力もされており、この外部出力に連動して告知音を発生させる装置が店舗によって取り付けられていることがある(これは5号機ジャグラー全てに共通)。またフラグの成立時ではなく、あくまでGOGOランプの点灯と同時に出力される(生入り時には外部出力されない)。

アイムジャグラー7[編集]

アイムジャグラーEXの大ヒットを受け、2007年3月に『アイムジャグラー7』が発売された。

1枚掛け・2枚掛け時の全小役の配当が15枚に増えたが、ボーナス時に2枚掛けを必要とするため(EXは1枚掛け)、レギュラーボーナスの純増枚数はEXと同じであるもののビッグボーナスの純増枚数が最大312枚に減少した。そのかわり、メイン小役のブドウの確率が少し上がってコイン持ちがよくなっている。またボーナス確率が多少変更されており、設定6以外のボーナス合成確率がやや低くなった。また、チェリー当選時のリール制御が変更されており、BARなしチェリーでもペカるようになった。それ以外のゲーム性はEXと同じである。

後継機[編集]

大ヒットとなったアイムジャグラーEXの後継機として、まず2009年7月に『アイムジャグラーSP』が発売された。ゲーム性は『アイムジャグラーEX』をほぼ踏襲しており、スペック面でも近いものとなっている。(ただしボーナスゲーム中の2枚掛けや獲得枚数は『7』と同様)しかしあまりのアイムジャグラーEXの人気の高さが故に、入れ替えはなかなか進まなかった。(設置期限が過ぎたため設置が出来ない新規開業の店舗にはよく導入された)

そして認定を受けた後の設置期限到来を控え、スペックを極力近づけた後継機が複数発売された。

アイムジャグラーAPEX[編集]

2011年3月発売。基本ゲーム性や確率などはアイムジャグラーEXとほぼ同じであるがリール制御が若干異なり、左リールにBAR無しのチェリーでもボーナスの可能性がある。ゾロ目BIG時のBGMの種類が増えている他、1ゲームBIGの場合はボーナス中左上ランプが点灯する。

その他新しい告知として、レバーON時ファンファーレ(BIG確定)、第3停止リールをネジリ(押しっぱなし)でGOGOランプ点灯、GOGOランプ非点灯時のBIGボーナス入賞(生入り)でGOGOランプ点灯など。

ニューアイムジャグラーEX[編集]

2012年4月発売、型式名は「ニューアイムジャグラーEX-C」。新筐体になったものの、基本ゲーム性や確率などはアイムジャグラーAPEXとほぼ同じ。

ゾロ目時のプレミアミュージックはAPEXよりも種類が減った。筐体上部の3連LEDが点滅というプレミアム演出が追加されている。またレバーON時のファンファーレはAPEXよりも高頻度で出現する。

2014年7月には、同一スペックで検定を取り直した「ニューアイムジャグラーEX-KT」(通称クリスタルパネル)が、2016年にはEXを完全継承したと謳っている「レッドゴールドパネル」(EX-KA)も発売された。

アイムジャグラーEX Anniversary Edition / EX-AE[編集]

2017年3月にジャグラーシリーズ誕生20周年を記念して登場したモデルで、型式名は「アイムジャグラーEX-AnniversaryEdition/KK」。ゲーム性や確率はほぼEXに準ずるが、APEX同様左リールにBAR無しのチェリーでもボーナスの可能性がある。初代EXのパネルを復刻させたEX-AEもある。

新たなプレミアム演出として、リール左上に隠れジャグラー(EX-AEは隠れジャグリー)が潜んでおりレバーオンで点滅する演出や、通常はチェリー入賞時第3ボタンを押したままの状態でも払い出しがあるが、押したままでは払い出されないという演出が追加されている。ゾロ目時のプレミアムミュージックは「運命」「交響曲第25番第1楽章」「アイネクライネナハトムジーク」の3曲になっている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ ■ ジャグラー認定希望台数は全国で約19万台 - 月刊グリーンべると
  2. ^ 中古遊技機流通健全化要綱の第2条2項を参照。
  3. ^ 他にも同様の例として 北斗の拳 世紀末救世主伝説や、押忍!番長2などが挙げられる