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アイスホッケーフィンランド代表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アイスホッケーフィンランド代表
愛称 Leijonat (ライオンズ)
協会 フィンランドアイスホッケー協会
ヘッドコーチ フィンランドの旗 Antti Pennanen
アシスタント
コーチ
フィンランドの旗 Mikko Manner
Ville Peltonen
Tuomo Ruutu
主将 Mikael Granlund
最多出場 ライモ・ヘルミネン (331)
最多ポイント ライモ・ヘルミネン (207)
IIHFコード FIN
IIHFランク 4 (2026年)
最高IIHFランク 1 (2022年)
最低IIHFランク 7 (2005年)
The home and away jerseys of Finland's national ice hockey team used from the 2022 IIHF World Championship.
初出場
 スウェーデン 8 - 1 フィンランド 
(ヘルシンキ; 1928年1月29日)
最大差勝利試合
 フィンランド 20 - 1 ノルウェー 
(フィンランド; 1947年3月12日)
最大差敗戦試合
 カナダ 24 - 0 フィンランド 
(ノルウェー; 1958年3月3日)
世界選手権
出場回数 71 (1939年初出場)
最高成績 Gold: 5 - 1995, 2011, 2019, 2022, 2026
オリンピック
出場回数 19 (1952年初出場)
獲得メダル : 2022
: 1988, 2006
: 1994, 1998, 2010, 2014, 2026
通算勝敗数 (W–L–T)
692–337–156

アイスホッケーフィンランド代表(あいすほっけーふぃんらんどだいひょう、英語: Finland men's national ice hockey team, フィンランド語: Suomen jääkiekkomaajoukkue)は、フィンランドアイスホッケー協会により編成されるフィンランドの男子アイスホッケーナショナルチームである。

愛称のライオンズ (フィンランド語: Leijonat) はフィンランドの国章に描かれたライオンに因み、1948年に代表ユニフォームの紋章として採用された。[1]

歴史

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バンディは1920年代までフィンランドで支配的なスポーツであったが、1927年にフィンランドスケート協会がアイスホッケーをプログラムの一環として導入した。1928年に国際アイスホッケー連盟に加盟し、[2]国内初のアイスホッケーリーグであるSM-Sarjaが設立され、フィンランドアイスホッケー協会が1929年に設立された。[3]

フィンランド代表チームは1937年2月20日にヘルシンキでエストニアに2-1で勝利し、初の国際勝利を記録した。1939年の世界選手権に初出場し、結果は全敗で14チーム中13位に終わり、大会の初勝利は1949年まで待たなければならなかった。[4]

1952年オスロでのオリンピック初出場は7位に入り、1956年にタンペレに国内初の人工アイスリンクが開設されると、[5]1960年代までに国際ランキングは上昇し、1963年には世界選手権と親善試合でアメリカスウェーデンに初勝利、1967年大会でチェコスロバキアに、1968年グルノーブルオリンピックでカナダにそれぞれ初勝利した。[6]

1975年にSM-SarjaはプロリーグであるSMリーガへと発展した。1980年レークプラシッドオリンピックではアメリカの金メダル獲得のお膳立て役となったが、同年にはSMリーガのヨケリトのヤリ・クリNHLにデビューした。クリはフィンランド出身初のNHLスター選手となり、史上最高の選手と称されるウェイン・グレツキーとのデュオでは攻撃だけでなく守備面でも優れた堅実なプレーを見せ、フィンランド選手の国際的な評価を押し上げた。[7]この時期のジュニア世代の活躍は目覚ましく、世界ジュニア選手権では1980年代に金1つ、銀3つ、銅1つを獲得している。[8]

1988年カルガリーオリンピックでついにフィンランドは大会最終戦でソ連を初めて破り、銀メダルを獲得した。[9]以降、1991年のカナダカップで3位に入ると、1992年に世界選手権初のメダル(銀)を獲得した。1994年のリレハンメルオリンピックでロシアを完封し銅メダルを獲得、[10]世界選手権ではカナダにシュートアウトの末に1 - 2で敗れるも、翌年スウェーデンの首都ストックホルムでスウェーデンに4-1で勝利し、ついに初の金メダルを獲得した。[11]1984年から1997までの間に国内の屋内リンクの数は5倍以上になり、インフラ整備も進んでいた。[12]

初めてNHLがオリンピックにフル参加した1998年の長野大会ではカナダを破って2大会連続の銅メダルを獲得し、ティーム・セラーニとサク・コイヴがともに大会ポイント王に輝いた。[13]世界選手権では1998年から4大会連続、2006年から3大会連続でメダルを獲得した。[14]フィンランドのイェレ・レフティネン - コイヴ - セラーニのファーストラインは多くの対戦相手を苦しめた。

この時期は育成年代でも好調で、U20では1998年大会に優勝すると2001年から2006年にかけてメダル争いに絡み、[15]U18では1999年第1回大会と2000年大会を連覇した。[16]2009年にフィンランドアイスホッケー協会はシンポジウムを開催し、約200人のコーチや関係者が選手育成戦略の見直しを含む今後の方針について議論した。その後、2012年ヘルシンキで開催された世界選手権大会の利益820万ユーロがユース育成資金に再投資され、協会は8歳から12歳の選手向けに26名のスキルコーチを雇い、フィンランドのU-16、U-17、U-18、U-20代表チームにはフルタイムのコーチを雇った。これにより代表チームのコーチと所属クラブチームのコーチが連携して選手の個別指導に継続的に関わることが可能になり、選手の成長スピードが促進され、10年間で20歳未満のスケーターがリーガ (SMリーガ)で出場する試合数はほぼ倍増した。[17][18]

それは直ちにU18世界選手権での活躍に現れ、2009年以降2019年までの10年間で2つの金メダルを含む7個のメダルを獲得し、[19]U20大会では3大会で金メダルを獲得した。[20]育成年代の強化は2011年大会の16年ぶりの世界選手権金メダルと2019年の金メダルとして実を結び、[21]オリンピックにおいてはスウェーデンとの決勝で惜しくも敗れた2006年トリノ大会から3大会連続でメダル獲得する安定感を示した。[22]

そして歴史的な瞬間は2020年代初頭にかけて訪れる。2019年の金に加えて2021年世界選手権銀メダル、そして、2006年のスウェーデンに続いて2チーム目となる冬季オリンピックと世界選手権の同年の大会における2022年の金メダル獲得である。コーチのユッカ・ヤロネンは2011年と2019年の世界選手権、2016年の世界ジュニア選手権、2022年のオリンピックの4大会で代表チームを優勝に導き、ヴァルテッリ・フィルプラはトリプル・ゴールド・クラブに加入した初のフィンランド人となった。[23][24]

連覇が期待された2026年のミラノ・コルティナオリンピックでは準決勝でスウェーデンに代わる新たなライバル関係に発展したカナダに逆転負けを喫し、銅メダルに終わったが、[25]2024年と2025年にはアレクサンダー・バルコフがフィンランド人キャプテンとしてスタンレーカップを制し、[26]2026年の世界選手権で優勝するなど、ライオンズの優勢は続いている。[27]

主な成績

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オリンピック

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  • 金メダル:1
    • 2022年
  • 銀メダル:2
    • 1988年、2006年
  • 銅メダル:5
    • 1994年、1998年、2010年、2014年、2026年
1960年のオリンピックで日本代表と対戦するフィンランド代表
開催年 大会名 順位
1952年 オスロオリンピック 7位
1956年 コルティナダンペッツォオリンピック 出場せず
1960年 スコーバレーオリンピック 7位
1964年 インスブルックオリンピック 6位
1968年 グルノーブルオリンピック 5位
1972年 札幌オリンピック 5位
1976年 インスブルックオリンピック 4位
1980年 レークプラシッドオリンピック 4位
1984年 サラエボオリンピック 6位
1988年 カルガリーオリンピック 銀メダル
1992年 アルベールビルオリンピック 7位
1994年 リレハンメルオリンピック 銅メダル
1998年 長野オリンピック 銅メダル
2002年 ソルトレイクシティオリンピック 6位
2006年 トリノオリンピック 銀メダル
2010年 バンクーバーオリンピック 銅メダル
2014年 ソチオリンピック 銅メダル
2018年 平昌オリンピック 6位
2022年 北京オリンピック 金メダル
2026年 ミラノ・コルティナオリンピック 銅メダル

世界選手権など

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歴代代表選手

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脚注

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  1. Finland」 Fandom, International Hockey Wiki 2026年6月9日閲覧
  2. Ice hockey in Finland」VOVWORLD 18/02/2019 2026年6月9日閲覧
  3. Finnish Ice Hockey Association」International Hockey Wiki, Fandom 2026年6月9日閲覧
  4. Finland」International Hockey Wiki 2026年6月10日閲覧
  5. 3. Koulukatu ice rink」City of Tampere 2026年6月10日閲覧
  6. Finland」International Hockey Wiki 2026年6月10日閲覧
  7. Jari Kurri: 100 Greatest NHL Players」John MacKinnon / Special to NHL.com January 01, 2017 2026年6月9日閲覧
  8. ALL MEDALLISTS WM20」IIHF
  9. Calgary 1988 ice hockey men Results」IOC 2026年6月日閲覧9
  10. Lillehammer 1994 ice hockey men Results
  11. IHLC Results – 🇫🇮 Finland 4-1 Sweden 🇸🇪 – 07 May 1995」 7 May 1995 by Master Of This Domain, International Hockey Lineal Championship 2026年6月10日閲覧
  12. The gentleman builder」Risto PAKARINEN,IIHF|08 JUL 2025 2026年6月10日閲覧
  13. Olympics - Nagano 1998 - Player Stats」QuantHockey.com 2026年6月10日閲覧
  14. ALL MEDALLISTS WM」IIHF 2026年6月10日閲覧
  15. ALL MEDALLISTS WM20」IIHF 2026年6月10日閲覧
  16. U18 Men’s Worlds」IIHF 2026年6月10日閲覧
  17. The Finnish Invasion: How Finland is producing top talent at a stunning rate」The Hockey News Jan 4, 2019 2026年6月10日閲覧
  18. How Finland has emerged as a hockey superpower」June 26, 2016 by Patrik Bexell, Habs Eyes on the Prize 2026年6月10日閲覧
  19. U18 Men’s Worlds」IIHF 2026年6月10日閲覧
  20. World Juniors」IIHF 2026年6月10日閲覧
  21. Men’s Worlds」IIHF 2026年6月10日閲覧
  22. Olympic Winter Games」IIHF 2026年6月10日閲覧
  23. Finns win historic gold in Beijing」Lucas Aykroyd, IIHF 20 FEB 2022 | 2026年6月10日閲覧
  24. Finland does it!」Andrew Podnieks, IIHF 29 MAY 2022 | 2026年6月10日閲覧
  25. Finland's effort bold, but it won't play for gold at Olympics」Nicholas J. Cotsonika, NHL.com Columnist February 21, 2026 | 2026年6月10日閲覧
  26. Barkov brings Stanley Cup back to Finland for 2nd year in row, eyes another big season」Dan O'Leary, NHL.com Staff Writer August 10, 2025 | 2026年6月10日閲覧
  27. Strong culture makes Finland a constant contender」Risto Pakarinen, IIHF 01 JUN 2026 | 2026年6月10日閲覧

外部リンク

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