わかもと製薬
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| 種類 | 株式会社 | |
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| 市場情報 |
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| 本社所在地 | 〒103-8330 東京都中央区日本橋本町2-2-2 |
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| 設立 | 1933年(昭和8年)1月15日 | |
| 業種 | 医薬品 | |
| 法人番号 | 1010001035010 | |
| 事業内容 | 医療用医薬品および一般用医薬品の製造・販売 | |
| 代表者 | 堀尾良宏(代表取締役社長) | |
| 資本金 | 33億95百万円 | |
| 発行済株式総数 | 34,838,325株 | |
| 売上高 | 99億27百万円(2013年3月期) | |
| 純資産 | 126億38百万円(2013年3月期) | |
| 総資産 | 175億52百万円(2013年3月期) | |
| 従業員数 | 368人(平成29年3月末) | |
| 決算期 | 3月31日 | |
| 主要株主 | キッセイ薬品工業株式会社 10.84% 株式会社ブレストシーブ 7.17% 朝日生命保険相互会社 4.93% (2013年3月31日現在) |
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| 外部リンク | わかもと製薬株式会社 |
わかもと製薬株式会社(わかもとせいやく)は、東京都中央区に本社がある薬品会社である。胃腸薬「強力わかもと」などの大衆医薬品の他にも、医家向け商品も研究・開発している。
目次
沿革[編集]
- 1929年(昭和4年)4月 - 東京市芝公園大門(現・東京都港区芝大門)に長尾欽弥らが「合資会社 栄養と育児の会」を設立する。東京帝国大学農学部の沢村真[1]より協力を得て「わかもと」[2]を発売した。
- 1932年(昭和7年)10月 - 東京市外北多摩郡砧村(現・東京都世田谷区宇奈根)に東京工場(玉川工場)を新設する。
- 1933年(昭和8年)1月 - 「株式会社栄養と育児の会」を創設する。
- 1943年(昭和18年)7月 - 商号を「わかもと製薬株式会社」に改称する。
- 1949年(昭和24年)5月 - 東京証券取引所2部に上場する。
- 1954年(昭和29年)2月 - 歯磨の発売をきっかけに化粧品事業へ進出する。
- 1962年(昭和37年)1月 - 従来の製品より成分を強化した「強力わかもと」を発売する。
- 1967年(昭和42年) - 玉川工場跡地(後に廃止された砧本村駅に隣接)を駒澤大学に売却する(現在の同大学玉川グラウンド用地)。
- 1968年(昭和43年)6月 - 神奈川県大井町に相模大井工場と相模研究所を新設する(下記参照)。
- 1983年(昭和58年)9月 - 東京証券取引所1部に指定替えする。
- 2011年(平成23年)5月 - 子会社の信栄株式会社を吸収合併。
- 2014年(平成26年)4月 - 本社を東京都中央区日本橋本町2-2-2に移転。
所在地[編集]
- 本社 - 東京都中央区日本橋本町2-2-2
- 相模大井工場・相模研究所 - 神奈川県足柄上郡大井町金手378
- 札幌支店 - 北海道札幌市北区北7条西4丁目12 ニッセイMKビル
- 仙台支店 - 宮城県仙台市宮城野区榴岡4-2-3 仙台MTビル
- 関東支店 - 埼玉県さいたま市大宮区吉敷町1-75-1 太陽生命大宮吉敷町ビル
- 東京支店 - 東京都新宿区西新宿3-2-26 立花新宿ビル
- 名古屋支店 - 愛知県名古屋市東区矢田南3-4-3
- 大阪支店 - 大阪府大阪市淀川区西宮原1-8-29 テラサキ第2ビル
- 広島支店 - 広島県広島市南区稲荷町2-16 広島稲荷町第一生命ビルディング
- 福岡支店 - 福岡県福岡市博多区博多駅前2-19-24 大博センタービル
主な商品[編集]
胃腸薬[編集]
- 強力わかもと
- 【指定医薬部外品】同社の主力商品。乳酸菌、麹菌、ビール酵母といった3つの成分を配合しており、麹菌に消化酵素を生み出すアスペルギルス・オリゼーNK菌を使用。1929年より発売されていた栄養剤(ビール酵母製剤)「わかもと」の成分を胃腸薬方面へとシフト、さらに1962年に各種ビタミンの配合や乳酸菌の倍増など成分の強化を受けて現在の形となる。
- わかもと整腸薬
- 【指定医薬部外品】軟便などを繊維使用の成分により改善していく。張ったおなかをやわらげるメカニズムがある。
- わかもと整腸薬 ビナチュラ
- 【第3類医薬品】2013年4月発売。大腸に効く2種類のビフィズス菌、小腸に効く2種類のラクトミン、おなかのハリを改善するジメチコン(消泡剤)、肌の健康に役立つビタミンC・B6を配合した女性向けの整腸薬。特に女性に多いおなかのハリ(腹部膨満感)や便秘に効果がある。直径8ミリと小粒で服用しやすいピンクの錠剤。携帯しやすいチャック付きパウチ入りとなっている。
- ワカモト消化薬
- 【指定医薬部外品】消化を助ける。
- わかもとNK胃腸薬
- 【第3類医薬品】胃の調子を助け腸の働きを守る。アスペルギルス・オリゼーNK菌が主成分。
- 顆粒わかもと
- 【指定医薬部外品】2008年に発売された強力わかもとの姉妹品。
医療用医薬品[編集]
- ジクロード点眼液0.1%
- リズモンTG点眼液0.25%,0.5%
- ゼペリン点眼液0.1%
- マキュエイド硝子体内注用40mg
ドクターズサプリメント[編集]
- オプティエイドDE
その他[編集]
- アバンビーズDX
- (乳酸菌入り歯磨き)【医薬部外品】「強力わかもと」と並ぶ同社の主力商品。「アバンビーズ」として2005年発売。生きた乳酸菌を清掃剤として配合し、歯垢を除去し保つ働きがある。2013年4月に「アバンビーズ」シリーズの処方改良するとともに、パッケージデザインをリニューアル、さらに従来からある80g入りに加え、トライアルサイズとして35g入りが追加された。症状や目的に合わせて、「歯周病予防」「口臭予防」「ダンブランシュ 美白」「知覚過敏予防」「コーラルε(イプシロン)」の5タイプがある(製造販売元:日本ゼトック)。
- タプソール
- (外用鎮痛消炎剤)【第3類医薬品】痛んだ筋肉を温める。クリームタイプ。
- ティアメート
- (目薬)【第2類医薬品】【第3類医薬品】
- アイメート
- (点眼薬)【第2類医薬品】
- コーラル
- (歯磨き粉)【医薬部外品】歯周病予防のための薬用歯磨き。シソの香りが特徴。一般用はパッケージが緑色。医療用、医者用、歯科用はパッケージが青色。
社章[編集]
わかもと製薬の社章として使われている砲丸投げをする人のシルエットマークの由来は、外国映画が好きだった創業者が、ある映画で砲丸投げをするシーンを見た際、その健康的な肉体美が商品のイメージに合うとのひらめきから採用された。
CM出演者[編集]
現在、強力わかもとは、顆粒とともにパッケージのみでのCMとなっている。ちなみに新聞広告も行っている。
提供番組[編集]
脚注[編集]
- ^ 栄養学、食品化学を専門とする農芸化学者。1905年、納豆菌の抽出、純粋培養に成功したことで知られている。
- ^ 当初は「若素(わかもと)」として発売され、1931年、ひらがなの「わかもと」に変更された。(「家庭薬ロングセラー物語 - わかもと」『日本家庭薬協会』)
参考文献[編集]
関連項目[編集]
- ブレードランナー - 映画中に「強力わかもと」の広告が登場するが、もちろん架空のCMである。
- ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン - 『ブレードランナー』のパロディとして、アニメ製作会社がわかもとに広告の出稿を依頼した結果、劇中に何度もわかもとの広告が登場している。
- ぱにぽにだっしゅ! - 18話に『ブレードランナー』のパロディとして芸者が描かれた「ねかもと」なる広告が登場する。
- 後楽園球場 - 戦前から戦後にかけて、当社のフェンス広告を掲示していた。
- 高橋幸宏 - 「強力わかもと」のCMソングを担当。「今の僕から・・・」(アルバム「...Only When I Laugh」収録)
- 『わかもとの知恵』 - 戦前にわかもと製薬が発行した『重宝秘訣絵本』をまとめた児童書。筒井康隆 著・きたやまようこ 画。ISBN978-4-323-07020-9