りんご音楽祭
| りんご音楽祭 | |
|---|---|
| 概要 | |
| 開催時期 | 主に9月 |
| 初回開催 | 2009年 |
| 会場 |
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| 主催 | りんご音楽祭実行委員会 |
| 企画制作 | りんご音楽祭実行委員会 |
| ジャンル | ロック、ヒップホップ、電子音楽、ポップ・ミュージックほか |
| 外部リンク | |
| 公式サイト | |
りんご音楽祭(りんごおんがくさい)は、長野県松本市のアルプス公園で開催されている野外音楽フェスティバルである。2009年に古川陽介が始めた音楽祭で、ロック、ヒップホップ、電子音楽、ポップ・ミュージックなどを横断するラインナップを特徴としている[1]。
概要
[編集]りんご音楽祭は、松本市蟻ケ崎のアルプス公園を主会場とする野外音楽フェスティバルである[2]。名称は、親しみやすさや松本らしさを意識して名付けられた[1]。
音楽祭では、りんご、そば、おやき、きのこ、わさびなど、長野県や松本地域を想起させる名称を冠したステージが用いられてきた。2022年には「りんご」「そば」など6つのステージが設けられ、ラップ、ヒップホップなど多彩なジャンルの音楽が演奏された[3]。
沿革
[編集]創設と拡大
[編集]2009年、瓦RECORD代表の古川陽介が、26歳でりんご音楽祭を初開催した[1]。以後、同音楽祭は松本市のアルプス公園を主な会場として開催されている。
2010年代には、出演者数やステージ数を増やしながら開催を重ねた。2013年には、一般出演者のオーディション企画「RINGOOO A GO-GO」が行われることが報じられた[4]。
2018年には10年目の開催を迎えた。同年には、NHK総合「知るしん 信州を知るテレビ」で、同音楽祭を扱うドキュメンタリー番組「松本・りんご音楽祭 熱狂の2日間」が放送された[5]。
コロナ禍での開催
[編集]2020年と2021年は、新型コロナウイルス感染症対策のため、入場者数やステージ数を縮小して開催された。2022年には例年規模に戻り、過去最多となる265組が出演した[3]。
2020年代後半の展開
[編集]2024年には、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターの関係する「ROMANTIC TAIWAN STAGE」が設けられ、馬念先、百合花、淺堤の3組が出演した[6]。
2026年には、継続開催に向けたクラウドファンディングが実施された。CAMPFIREでは609人の支援により6,244,373円を集め、目標金額3,600,000円に対して173%を達成した[7]。同年の開催は18年目とされ、松本市の「東アジア文化都市2026松本」の関連事業にも位置づけられた[8][9]。
特徴
[編集]会場と地域性
[編集]りんご音楽祭は、松本市のアルプス公園を会場として開催されている。松本市のアルプス公園関連資料では、同音楽祭は「野外音楽フェスとして多くの来園者が見込めるイベント」として、同公園で開催を受け入れているイベントの一つに挙げられている[10]。
地域活性化を目的とした音楽フェスの野外空間利用を扱った研究では、りんご音楽祭について、2022年6月に現地調査と関係者へのヒアリングが行われた。同研究では、アルプス公園から北アルプスや安曇野を望める立地、地元飲食店の出店、松本市街地へ来場者を促す運営方針などが、地域活性化上の特徴として分析されている[11]。
また、地域音楽フェスティバルに対する地域住民の認識を扱った日本地理学会の発表要旨では、長野県のりんご音楽祭について、「住民同士のつながり」や「地元文化」に関する肯定的評価が確認されたとされている[12]。
ブッキング方針
[編集]CINRAの取材で、古川陽介は、ライブを見てよいと思ったアーティストをブッキングしていると述べている[1]。同音楽祭は、インディペンデントな音楽家、ヒップホップ、電子音楽、ロック、ポップ・ミュージックなどを横断するラインナップを形成してきた。
RINGOOO A GO-GO
[編集]りんご音楽祭は、出演者発掘企画として「RINGOOO A GO-GO」を実施している。OTOTOYは、2013年に同企画について、りんご音楽祭に参加する一般出演者を決めるオーディションであり、各地域のライブハウスで行う企画として報じている[4]。
同企画は、出演者の発掘や地方のライブハウスとの接点を持つ仕組みとして展開されてきた。2020年代にも継続して実施されており、2026年にも「RINGOOO A GO-GO」出身者が出演者発表で言及されている[13]。
松本市街地との連動
[編集]りんご音楽祭では、アルプス公園での昼の部に加えて、松本市街地の飲食店やライブハウスを会場とする夜の部も行われてきた。CINRAによる2022年開催情報では、18時以降にアルプス公園へ入場した来場者に夜の部の無料参加券を配布する「アフター6特典」が記載されている[2]。
富山大学系の研究資料でも、りんご音楽祭は来場者を会場内に留めるのではなく、松本市街地へ流し、市内の飲食店や観光地を知ってもらう運営方針を持つ事例として分析されている[11]。
映像記録とメディア展開
[編集]2018年には、りんご音楽祭2018のライブ映像として、King Gnu、Tempalay、カネコアヤノ、七尾旅人、of Montreal、Elephant Gym、雀斑などを含む25組の映像が公開された[14]。Clubberiaは、同映像がスペースシャワーTVのアーカイブサイトDAXと、動画メディアluteのYouTubeアカウントで同時公開されたと報じている[15]。
同年には、NHK総合「知るしん 信州を知るテレビ」で、10年目の同音楽祭を扱うドキュメンタリー番組「松本・りんご音楽祭 熱狂の2日間」が放送された[5]。
台湾・東アジアとの関係
[編集]りんご音楽祭は、台湾のアーティストの招聘も行ってきた。台北駐日経済文化代表処台湾文化センターは、2024年に同音楽祭に台湾インディーズ専門ステージ「ROMANTIC TAIWAN STAGE」が設けられ、馬念先、百合花、淺堤が出演したと発表している[6]。同センターは、2017年の落日飛車の出演をはじめ、りんご音楽祭が台湾のバンドのブッキングにも取り組んできたと説明している[6]。
2026年には、りんご音楽祭2026が「東アジア文化都市2026松本」の関連事業として掲載された[9]。
脚注
[編集]- 1 2 3 4 “『りんご音楽祭』と松本市。地方都市のフェスは「地元の祭り」になり得るか? 主催者らに聞く”. CINRA (2022年9月20日). 2026年6月5日閲覧。
- 1 2 “『りんご音楽祭』と松本市。14年続くフェスは地元民にとってどんな存在か? 市民や市長に聞く”. CINRA (2022年9月21日). 2026年6月5日閲覧。
- 1 2 “松本市の「りんご音楽祭」 例年の規模に戻る 過去最多265組出演”. SuuHaa. 信濃毎日新聞 (2022年10月1日). 2026年6月5日閲覧。
- 1 2 “〈りんご音楽祭2013〉にてRINGOOO A GO-GO開催決定!”. OTOTOY (2013年3月1日). 2026年6月5日閲覧。
- 1 2 “NHK総合にて「りんご音楽祭」のドキュメンタリー番組が10/5に放送決定!”. りんご音楽祭オフィシャルサイト (2018年9月29日). 2026年6月5日閲覧。
- 1 2 3 “日本の音楽フェス「りんご音楽祭」に台湾インディーズ専門ステージ<ROMANTIC TAIWAN STAGE>が出現”. 台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター (2024年7月18日). 2026年6月5日閲覧。
- ↑ “愛する松本で、これからも野外音楽フェス「りんご音楽祭」を続けたい!”. CAMPFIRE. 2026年6月5日閲覧。
- ↑ “『りんご音楽祭2026』第1弾に氣志團、大沢伸一、どんぐりず”. NiEW (2026年5月8日). 2026年6月5日閲覧。
- 1 2 “東アジア文化都市2026松本”. 松本市. 2026年6月5日閲覧。
- ↑ “第1回会議 議題” (PDF). 松本市. 2026年6月5日閲覧。
- 1 2 “地域活性化を目指した音楽フェスにおける野外空間利用の特徴” (PDF). 富山大学芸術文化学部. 2026年6月5日閲覧。
- ↑ “地域音楽フェスティバルに対する地域住民の認識に関する研究”. 国立国会図書館サーチ (2026年). 2026年6月5日閲覧。
- ↑ “『りんご音楽祭2026』第4弾出演者16組を発表”. SPICE (2026年6月5日). 2026年6月5日閲覧。
- ↑ “【りんご音楽祭2018】より出演アーティスト総勢25組のライブ映像が一挙公開”. Billboard JAPAN (2018年12月19日). 2026年6月5日閲覧。
- ↑ “「りんご音楽祭2018」出演アーティスト総勢25組のライブ映像が一挙公開”. Clubberia (2018年12月19日). 2026年6月5日閲覧。