りょうけん座矮小銀河II

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りょうけん座矮小銀河II
星座 りょうけん座
視等級 (V) 15.1 ± 0.5[1]
視直径 3.2+0.6
−0.4
[2]
分類 dSph[1]
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α) 12h 57m 10s[3]
赤緯 (Dec, δ) 34° 19′ 15″[3]
距離 490+49
−43
×103光年[1]

522+16
−13
×103光年[4]

別名称
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りょうけん座矮小銀河II(Canes Venatici II Dwarf Galaxy[3])は、りょうけん座の方角にある矮小楕円体銀河である。2006年にスローン・デジタル・スカイサーベイのデータから発見された[1]。太陽からは約15万パーセク離れており、約130km/sの速度で向ってきている[1][6]。楕円形(軸比 ~ 2:1)で、光が半減する半径は約74+14
−10
パーセクである[2]

りょうけん座矮小銀河IIは、銀河系の伴銀河では最も小さく最も暗いものの1つであり、合計の光度は太陽光度の約8000倍(絶対等級は約-4.9)であり、典型的な球状星団よりもずっと暗い[2]。しかし、質量は250万太陽質量もあり、質量光度比は約340である。質量光度比の大きさは、かみのけ座矮小銀河IIは暗黒物質に占められていることを意味する[6]

りょうけん座矮小銀河IIを構成する恒星は、120億歳以上の古い恒星が多い[4]金属量は、[Fe/H] ≈ −2.19 ± 0.58ととても低く、重元素の量が少なくとも太陽の150分の1以下であることを示している[7]。この銀河の恒星は、恐らく宇宙でも最初期に形成されたものである。現在は、りょうけん座矮小銀河IIの中で星形成は行われていない。また、これまで中性水素原子は検出されておらず、存在するとしても上限は14000太陽質量である[8]

脚注[編集]

  1. ^ この銀河は、T. Sakamoto and T. HasegawaによってもSDSS J1257+3419として独立に発見された[5]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e doi:10.1086/509718
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  2. ^ a b c doi:10.1086/590336
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  3. ^ a b c d SIMBAD Astronomical Database”. Results for CVN II Dwarf Galaxy. 2010年2月6日閲覧。
  4. ^ a b Greco, Claudia; Dall’Ora, Massimo; Clementini, Gisella et al. (2008). “On the Newly Discovered Canes Venatici II dSph Galaxy”. The Astrophysical Journal 675 (2): L73–L76. arXiv:0712.2241. Bibcode 2008ApJ...675L..73G. doi:10.1086/533585. 
  5. ^ Sakamoto, T.; Hasegawa, T. (2006). “Discovery of a Faint Old Stellar System at 150 kpc”. The Astrophysical Journal 653 (1): L29–L32. arXiv:astro-ph/0610858. Bibcode 2006ApJ...653L..29S. doi:10.1086/510332. 
  6. ^ a b doi:10.1086/521816
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  7. ^ doi:10.1086/592432
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  8. ^ doi:10.1088/0004-637X/696/1/385
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