よっちゃん食品工業

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よっちゃん食品工業株式会社
YOTCHAN FOODS CO., LTD.
よっちゃん食品工業本社
よっちゃん食品工業本社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
400-1515
山梨県中央市高部1921-1 山梨県食品工業団地
北緯35度35分22.5秒 東経138度33分38.9秒 / 北緯35.589583度 東経138.560806度 / 35.589583; 138.560806座標: 北緯35度35分22.5秒 東経138度33分38.9秒 / 北緯35.589583度 東経138.560806度 / 35.589583; 138.560806
本店所在地 400-0043
山梨県甲府市国母2-4-4
北緯35度38分31.5秒 東経138度33分29.7秒 / 北緯35.642083度 東経138.558250度 / 35.642083; 138.558250
設立 1963年(昭和38年)10月
業種 食料品
法人番号 2090001002464 ウィキデータを編集
事業内容 海産物加工販売
代表者 代表取締役会長 金井芳雄
代表取締役社長 金井芳朗
資本金 1億円(2020年)
売上高 80億円(2020年)
従業員数 250名(2020年)
外部リンク www.yotchan.co.jp ウィキデータを編集
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よっちゃん食品工業株式会社(よっちゃんしょくひんこうぎょう、YOTCHAN FOODS CO., LTD. )は、山梨県中央市に本社を置く海産物加工販売を行う企業である。

沿革[編集]

  • 1959年(昭和34年) - 創業者の金井芳雄が甲府市内でスルメ加工の個人事業を開始する。
  • 1963年(昭和38年) - 山梨県中巨摩郡昭和町清水新居に工場を移転、本格生産体制に入る。よっちゃん食品工業株式会社設立。
  • 1967年(昭和42年) - 3階建て従業員宿舎完成
  • 1971年(昭和46年) - 冷蔵庫完成
  • 1972年(昭和47年) - 東京営業所開設。
  • 1973年(昭和48年) - 名古屋営業所開設。
  • 1974年(昭和49年) - 中央卸売市場内店舗完成。
  • 1975年(昭和50年) - 仙台営業所開設。
  • 1985年(昭和60年) - 宮城県七ヶ浜町に仙台工場開設。
  • 1986年(昭和61年) - 香川県に西日本工場及び営業所開設。
  • 1988年(昭和63年) - 本社新工場完成。 林業経営に着手(桧林24,000坪)
  • 1989年 - 宮城県新仙台工場完成。(2011年、被災するも、再開)
  • 1991年(平成3年) - 名古屋営業所開設。アイリスゴルフクラブ開設。
  • 1992年(平成4年) - 本社第2工場増設。
  • 1994年(平成6年) - 福岡工場開設。本社チルド工場開設。
  • 1995年(平成7年) - 上小河原工場開設。福岡営業所開設。
  • 2005年(平成17年) - 香川県新西日本工場完成。
  • 2011年(平成23年) - 青森営業所開設

定番ロングセラー[編集]

駄菓子屋アイテムとして、長い間親しまれている「よっちゃん」は、1977年の発売以降何回かのリニューアルを重ねて現在は「カットよっちゃんシリーズ - 18g全4種類」、「Bicカットよっちゃんシリーズ - 30g全2種類」が駄菓子屋からコンビニエンスストアスーパーまで幅広く流通している。 袋の裏に「あたり」があればもう1袋もらえる「当り付き」を販売していたが、原料のイカが不漁で価格が高騰したため2018年5月31日で終了。さらに10g入り(希望小売価格30円)と25g入り(同60円)の販売をやめ、15g入り(同50円)に統一した[1]

※ よっちゃんイカと呼ばれることが多いが、原材料はイカだけではないため現在の正式名称は「カットよっちゃん」シリーズの展開である。

現在の主力商品[編集]

  • 駄菓子 - カットよっちゃんシリーズ、「タラタラしてんじゃね〜よ」等(ブラックカットよっちゃん 黒コショウ味を含む全26種)。2019年8月5日全英女子オープンゴルフにおいて42年振りとなる日本人選手のメジャー大会優勝を果たした渋野日向子が、最終日のプレー中に「タラタラしてんじゃね~よ」を食べていたとインタビューで答えた[2]。また西野七瀬も同製品が好きであると話している[3]
  • 珍味 - 姿焼き、酢イカ等、するめを使った珍味(全22種)
  • - ほしうめの加工品(全7種)

拠点[編集]

本社[編集]

事業所[編集]

その他[編集]

  • 現会長・金井芳雄が幼少の頃に呼ばれていたあだ名が「よっちゃん」だったのが由来で、魚肉加工食品の商品名「カットよっちゃん」シリーズが誕生する。その後1963年(昭和38年)に、ブランド名として定着した「よっちゃん」を取り入れた「よっちゃん食品工業」を商号とし株式会社を設立する。
  • 1975年(昭和50年)4月、金井芳雄は2,250万円でロールス・ロイス・コーニッシュを購入し、これを金色に塗装し直し、さらにフロントに「よっちゃん」のキャラクターを描かせて、会社の宣伝のために大活躍したという。この件について、ロールス・ロイスより「ロールス・ロイスの車体にイカの絵を描くなんて!」とクレームが付いたが、金井は「会社の金で会社の車を買って、会社のために使って何が悪い!」と言い返したところ、それ以降何も言ってこなくなった。このロールス・ロイスは銀色に塗装し直されて、未だ現役である。なお、金井はロールス・ロイス以前に、日産・フェアレディZに同様にイカの絵を描き、会社の営業車として利用したこともある。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]