ゆめが丘駅
ゆめが丘駅 | |
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![]() 駅主要部の外観 (2009年6月13日) | |
ゆめがおか Yumegaoka | |
◄SO35 いずみ中央 (1.1 km) (2.0 km) 湘南台 SO37► | |
![]() | |
所在地 | 横浜市泉区下飯田町1555-9 |
駅番号 | SO36 |
所属事業者 | 相模鉄道 |
所属路線 | いずみ野線 |
キロ程 | 9.3 km(二俣川起点) |
電報略号 | ユメ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 島式 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
1,741人/日 -2020年- |
開業年月日 | 1999年(平成11年)3月10日[1] |
ゆめが丘駅(ゆめがおかえき)は、神奈川県横浜市泉区下飯田町にある、相模鉄道いずみ野線の駅である。駅番号はSO36。関東の駅百選認定駅。
歴史[編集]
- 1999年(平成11年)3月10日 - 開業。同日より快速停車駅となる[1]。
- 2000年(平成12年) - 関東の駅百選に選出される。
- 2019年(令和元年)11月30日 - ダイヤ改正に伴い通勤急行の運転が開始され停車駅となる。なお、通勤特急の運転も同時に開始されたが当駅を通過する。
駅構造[編集]
斬新な造りの駅で、駅全体をカーブした鉄骨で囲み、鉄骨の間に屋根や風除けの板をはめ込んだ形状となっている。この板は透明なアクリル製であるが、劣化により視界は悪い。当駅の起点側260mの位置にある都市計画道路環状4号線を跨ぐ橋は、在来鉄道で日本初のニールセン・ローゼ橋を採用している。ホームから駅の南側にある横浜市営地下鉄ブルーライン下飯田駅の駅舎を望むことができる。
他の相鉄の駅とは違い、自動精算機を設置するスペースは確保されているものの、現状設置されていない。また、ICカードチャージ機も設置されていない(ともに2015年5月時点)。
ギャラリー[編集]
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ![]() |
下り | 湘南台方面 |
2 | 上り | 横浜・大和・海老名(二俣川のりかえ)方面・JR線直通(西谷のりかえ) |
利用状況[編集]
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[* 2] |
1日平均 乗車人員[* 3] |
出典 |
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[注 1]1998年(平成10年) | 805 | [神奈川県統計 1] | |
1999年(平成11年) | 1,372 | 648 | [神奈川県統計 2] |
2000年(平成12年) | 1,209 | 571 | [神奈川県統計 2] |
2001年(平成13年) | 1,138 | 540 | [神奈川県統計 3] |
2002年(平成14年) | 1,116 | 528 | [神奈川県統計 4] |
2003年(平成15年) | 1,109 | 527 | [神奈川県統計 5] |
2004年(平成16年) | 1,184 | 558 | [神奈川県統計 6] |
2005年(平成17年) | 1,322 | 632 | [神奈川県統計 7] |
2006年(平成18年) | 1,506 | 730 | [神奈川県統計 8] |
2007年(平成19年) | 1,610 | 790 | [神奈川県統計 9] |
2008年(平成20年) | 1,786 | 880 | [神奈川県統計 10] |
2009年(平成21年) | 2,015 | 989 | [神奈川県統計 11] |
2010年(平成22年) | 2,097 | 1,040 | [神奈川県統計 12] |
2011年(平成23年) | 2,120 | 1,050 | [神奈川県統計 13] |
2012年(平成24年) | 2,208 | 1,100 | [神奈川県統計 14] |
2013年(平成25年) | 2,231 | 1,115 | [神奈川県統計 15] |
2014年(平成26年) | 2,228 | 1,104 | [神奈川県統計 16] |
2015年(平成27年) | 2,270 | 1,131 | [神奈川県統計 17] |
2016年(平成28年) | 2,322 | 1,155 | [神奈川県統計 18] |
2017年(平成29年) | 2,223 | 1,101 | [神奈川県統計 19] |
2018年(平成30年) | 2,198 | 1,097 | [神奈川県統計 20] |
2019年(令和元年) | 2,208 | 1,105 | [神奈川県統計 21] |
2020年(令和 | 2年)1,741 | 873 | [神奈川県統計 22] |
駅周辺[編集]
駅周辺には田畑が広がっている。当駅及び横浜市営地下鉄ブルーライン「下飯田駅」の周辺に位置する「泉ゆめが丘地区」は市街化調整区域に長年指定されていたため開発が遅れているが、2014年6月には市街化区域への編入などの都市計画決定が行われた。今後は当駅周辺においても再開発の本格化が見込まれている[2][3]。
泉ゆめが丘地区の再開発[編集]
当駅および下飯田駅の周辺(泉ゆめが丘地区)は、「都市計画マスタープラン・泉区プラン」において「都市基盤施設と一体となった計画的な開発を誘導し、良好な居住環境を備えた市街地の形成を図る」地区として位置付けられている。周辺エリアの市街地の形成に向け、1999年に地元地権者を中心として発足した「いずみ田園第一地区土地区画整理準備組合」を2007年末に解散し、新たに「泉ゆめが丘土地区画整理組合設立準備会」が発足した[3][4]。
2008年度には横浜市が「泉ゆめが丘地区」を特定保留区域に設定[注 2][3][5]、また横浜市都市整備局は「泉ゆめが丘土地区画整理組合設立準備会」の支援を表明し、泉ゆめが丘地区(25.1ヘクタール)の市街化区域への編入を視野に協議を促進し、早期の事業化を目指すと発表している。さらに2013年4月には横浜市と相鉄ホールディングスが、相鉄いずみ野線沿線地域(二俣川〜ゆめが丘)を豊かな自然環境や未利用地などの有効活用により新たな街づくりを目指すモデル地域に指定し、協定を締結している[2]。
再開発事業(土地区画整理事業)の施行期間は2014年度〜2022年度を予定、総事業費は約113億円を見込む。2014年6月には市街化区域への編入および土地区画整理事業の都市計画決定などが行われた[3]。相鉄では2018年度以降、神奈川東部方面線の運行(JRおよび東急との相互直通運転)が開始となる予定で、当地区における再開発により沿線の活性化も期待できる[2]。
前述の都市計画決定に際し、導入機能やゾーニングなどの検討が進められ、交通広場や駅へのアクセス道路とともに、駅周辺への商業施設の集積、都市型住宅の整備などを行う方針が定められた。また公共施設整備では、下飯田駅の駅前広場設置、幹線道路、区画道路、公園などの整備を予定している[3]。2020年9月、両駅に挟まれたセンター地区(駅前大街区、街区面積: 42,861m2)の集客施設開発事業者として相鉄グループの相鉄アーバンクリエイツと相鉄ビルマネジメントが選定され、地上3階建ての大規模集客施設(延べ床面積: 約118,000m2)を開発する計画が公表された。同施設は2022年春に着工し、2023年度下期(2024年3月まで)に開業する計画で、テナントの詳細は同時点で不明だが約170店舗を予定しており、スーパーマーケットや専門店のほかに地元農家とも連携した「食」に関する体験型施設(食品マルシェ)、シネマコンプレックス(映画館)、屋上遊具公園などの導入も検討されている[6][7][8][9]。
主な周辺施設・交通[編集]
- クーバー・フットボールパーク横浜ゆめが丘
- 交通(駅・道路)
- 下飯田駅 - 横浜市営地下鉄ブルーラインの駅。500mぐらい離れている。
- 横浜市道環状4号線(産業道路)
バス路線[編集]
最寄りの停留所は、環状4号線上にある「ゆめが丘駅入口」となる。以下の路線が乗り入れ、神奈川中央交通により運行されている。
- 下05系統:上飯田車庫行 / ドリームハイツ行
またやや離れているものの、下飯田駅前にある天台観光が運行するEバスの「下飯田駅前」も利用が可能。
- いずみ中央駅↔下和泉住宅(循環線)
駅名の由来[編集]
工事着手時点の仮称は所在地の町名から「下飯田駅」であったが、「今後の夢を抱ける街」を願って「ゆめが丘」とされた。その名称に引っ掛けて本線希望ヶ丘駅 - 当駅間の硬券往復乗車券「ゆめきぼ乗車券」が受験生などの縁起担ぎグッズとして発売されている。
なお、横浜市営地下鉄ブルーラインの下飯田駅は仮称をそのまま正式駅名としている。
その他[編集]
- ウイダーinゼリーの2016年のCM「夏」編など、様々なCMのロケ地としても利用されている。
- 受験シーズンには当駅と希望ヶ丘駅とで「ゆめきぼ切符」が販売される。詳細は希望ヶ丘駅#記念乗車券参照。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
記事本文の出典[編集]
- ^ a b 『鉄道ジャーナル』第33巻第4号、鉄道ジャーナル社、1999年4月、 85頁。
- ^ a b c 再開発に向け市が素案 ゆめが丘駅周辺 都市計画決定など(タウンニュース〈泉区版〉 2013年9月12日号)
- ^ a b c d e 泉ゆめが丘土地区画整理組合 公式サイト
- ^ 横浜市都市整備局:泉ゆめが丘地区
- ^ 横浜市 6地区を市街化区域に変更。「泉ゆめが丘地区」を特定保留区域に設定。線引き見直しで横浜市が概要(建通新聞神奈川版 2008年9月17日)
- ^ 相鉄いずみ野線に新たなにぎわいの場 ゆめが丘駅前に大規模集客施設を開発 (PDF) (株式会社相鉄アーバンクリエイツ/株式会社相鉄ビルマネジメント 2020年9月17日)
- ^ 相鉄/横浜・ゆめが丘駅前に大規模集客施設を開発(流通ニュース 2020年9月17日)
- ^ ゆめが丘駅前に「大規模集客施設」開発へ 相鉄グループ(神奈川新聞「カナロコ」 2020年9月19日)
- ^ ゆめが丘 170店舗の大型施設 相鉄グループが事業者に(タウンニュース〈泉区版〉 2020年9月24日号)
利用状況の出典[編集]
- 私鉄の1日平均利用客数
- ^ 1日平均各駅乗降人員 (PDF) - 相模鉄道
- 私鉄の統計データ
- 神奈川県県勢要覧
- ^ 平成12年 - 225ページ
- ^ a b 平成13年 (PDF) - 227ページ
- ^ 平成14年 (PDF) - 225ページ
- ^ 平成15年 (PDF) - 225ページ
- ^ 平成16年 (PDF) - 227ページ
- ^ 平成17年 (PDF) - 227ページ
- ^ 平成18年 (PDF) - 229ページ
- ^ 平成19年 (PDF) - 233ページ
- ^ 平成20年 (PDF) - 243ページ
- ^ 平成21年 (PDF) - 241ページ
- ^ 平成22年 (PDF) - 241ページ
- ^ 平成23年 (PDF) - 241ページ
- ^ 平成24年 (PDF) - 237ページ
- ^ 平成25年 (PDF) - 239ページ
- ^ 平成26年 (PDF) - 241ページ
- ^ 平成27年 (PDF) - 241ページ
- ^ 平成28年 (PDF) - 249ページ
- ^ 平成29年 (PDF) - 241ページ
- ^ 平成30年 (PDF) - 225ページ
- ^ 令和元年 (PDF) - 225ページ
- ^ 令和2年 (PDF) - 225ページ
- ^ 令和3年 (PDF) - 217ページ