ゆにこん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ゆにこん
Local-Ferry-Unicorn.jpg
東日本フェリー「ゆにこん」(1998年4月青森港)
基本情報
船種 高速フェリー
船籍 日本の旗 日本
所有者 東日本フェリー
中和海運公司
東東餐飲集團(2013-)
運用者 東日本フェリー(1997-2000)
中和海運公司(2006-2013)
東東餐飲集團
建造所 三菱重工業下関造船所[1]
改名 ゆにこん(1997-)
今日之星(2006-2013)
東東之星(2013-)
経歴
竣工 1997年5月29日[2]
就航 1997年6月
運航終了 2000年11月
現況 台湾の旗 レストラン船として運航予定
要目
総トン数 1,498トン[2]
全長 101.0m[2]
14.9m[2]
深さ 10.3m[2]
機関方式 高速ディーゼル
主機関 4基
推進器 ウォータージェット推進
出力 8,840PS/1,275rpm[1]
最大速力 42.4ノット[1]
航海速力 35ノット[1]
旅客定員 423名[1]
乗組員 11名[2]
車両搭載数 乗用車106台、または乗用車78台、大型車5台[2]
テンプレートを表示

ゆにこん (Unicorn) は、東日本フェリー[3] が運航していたジェットフォイルおよび高速フェリー1990年代函館港青森港を結ぶ青函航路に就航したが、いずれも冬期の欠航多発と燃費の悪さによる不採算により短期間で運航を終了した。同航路には後にウェーブピアサー船型のナッチャンReraナッチャンWorldも就航するが、同じく短期間で運航を終了している。

ゆにこん(初代)[編集]

初代はボーイング929川崎重工業がライセンス生産したジェットフォイルである。川崎重工業神戸工場で7番艇として建造され、1990年に就航した。函館-青森間を航海速力43ノット、1時間40分で運航した。旅客定員は233名であったが自動車の航送ができず、燃費が悪く、また冬季の欠航多発で採算にあわず1996年に廃止された。その後、九州商船に売却され、「ぺがさす2」として長崎-下五島-上五島航路に就航してる。

ゆにこん(2代)[編集]

2代目は三菱重工業が開発したウォータージェット推進の単胴型高速フェリーである。推進装置は4基4軸方式で、主機の中速ディーゼル機関から遊星歯車型減速機を経て単段軸流型のウォータージェットポンプを駆動している。ウォータージェットは4軸とも操舵・反転装置付である。試運転最大速力42.4ノット、航海速力35ノットで、就航当時、国内最速のフェリーであった。旅客定員は423名、車両搭載数は乗用車78台、大型車5台で、大型車も積載可能であった[1]シップ・オブ・ザ・イヤー'97を受賞している。

1997年6月に就航、函館-青森間を2時間で運航したが、燃費が悪く、また冬季の欠航多発で採算があわず、2000年11月に運航を終了した。その後、数年間三菱重工業にて係船された後に台湾へ売船された。2006年から2013年ごろには「今日之星」として台南安平港-澎湖馬公港間を2時間で夏季運航していた。

その後、2013年に台湾の飲食系企業である東東餐飲集團が購入し「東東之星」に改名し、レストラン船としての改装を受けている。船体の改装が完了した「東東之星」は、2015年9月16日に台中から安平港へ曳航された。今後、船内の改装が進められ、ビュッフェレストラン、宴会場などが設置される。関係機関の営業許可が下りれば、台南初のレストラン船として運航される予定である[4]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e f g 1997年における舶用機関技術の進歩」、『日本舶用機関学会誌』第33巻第7号、日本舶用機関学会、1998年7月、 468-506頁、 doi:10.5988/jime1966.33.4682015年11月18日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 三菱単胴型高速カーフェリー“ゆにこん"」、『日本造船学会誌』第822号、日本造船学会、1997年12月2016年12月10日閲覧。
  3. ^ 1965年設立、2005年にリベラに吸収合併された法人。2006年にリベラから分社した東日本フェリーとは別法人
  4. ^ 羅玉如 (2015年9月16日). “年底前開幕 東東之星展開裝修”. 中華日報新聞網 (中華日報社). http://www.cdns.com.tw/news.php?n_id=22&nc_id=48253 2015年11月18日閲覧。 

外部リンク[編集]