やまゆき (護衛艦)

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DD-129,H26,1,22
横須賀基地にて(護衛艦時代)
基本情報
建造所 日立造船舞鶴工場
運用者  海上自衛隊
種別 練習艦
艦級 しまゆき型練習艦
経歴
発注 1981年
起工 1983年2月25日
進水 1984年7月10日
就役

1985年12月3日

2016年4月27日(練習艦に種別変更)
要目
基準排水量 3,050 トン
満載排水量 4,200 トン
全長 130m
全幅 13.6m
深さ 8.5m
吃水 4.4m
機関 COGOG方式
主機 川崎ロールス・ロイス オリンパスTM3Bガスタービン × 2基
川崎RRタインRM1C × 2基
出力 45,000PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 29.7ノット
乗員 200名
兵装 62口径76mm単装速射砲 × 1門
Mk.15 mod.2 高性能20mm機関砲 × 2基
GMLS-3 シースパロー短SAM 8連装発射機 × 1基
ハープーンSSM 4連装発射筒 × 2基
74式C アスロック 8連装発射機 × 1基
68式C 3連装短魚雷発射管 × 2基
搭載機 HSS-2B/SH-60J ヘリコプター 1機
C4ISTAR OYQ-5B-1 目標指示装置
SFCS-6A-1 水中攻撃指揮装置
レーダー OPS-14B 対空
OPS-18-1 水上
OPS-20 航海用
81式射撃指揮装置2型-21/12A
ソナー OQS-4
OQR-1 曳航式(後日装備)
電子戦
対抗手段
NOLR-6C ESM+OLT-3 ECM+OLR-9C RWR
Mk.137 デコイ発射機 × 2基
その他 曳航具3型 対魚雷デコイ
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やまゆきローマ字JS Yamayuki, TV-3519DD-129)は、海上自衛隊練習艦はつゆき型護衛艦の8番艦。現在はしまゆき型練習艦の4番艦。艦名は「山に降る雪」に由来する。なお、艦艇名としては旧海軍通して初の命名である。

艦歴[編集]

「やまゆき」は、中期業務見積もりに基づく昭和56年度計画2,900トン護衛艦2217号艦として、日立造船舞鶴工場で1983年2月25日に起工され、1984年7月10日に進水、1985年12月3日に就役し、第2護衛隊群に直轄艦として編入されに配備された。

この「やまゆき」以降フォークランド紛争の戦訓(英駆逐艦シェフィールドの戦没)[1]を踏まえ、上部構造物を全鋼化し、抗堪性の向上を図った関係上、排水量は基準で100t、満載で200t、増加している。さらに吃水が0.2m増加し、4.4mとなっている。

1986年3月19日、第2護衛隊群隷下に第44護衛隊が新編され、同日付で就役した「まつゆき」とともに編入された。

1987年遠洋練習航海に参加。

1988年環太平洋合同演習 (RIMPAC) に参加。

1991年、遠洋練習航海に参加。

1992年、環太平洋合同演習(RIMPAC) に参加。

1997年3月24日、隊番号の改正により第44護衛隊が第2護衛隊に改称。

1998年3月20日第4護衛隊群第8護衛隊に編入。

2001年5月18日呉地方隊第22護衛隊に編入。

2008年3月26日自衛艦隊の大改編により第22護衛隊が第12護衛隊に改称され、護衛艦隊隷下に編成替え。

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による東日本大震災に対し、災害派遣される。

2011年3月16日、第11護衛隊に編入され、定係港が呉から横須賀に転籍。

2016年4月27日、練習艦に種別変更され、艦籍番号がTV-3519に変更。練習艦隊第1練習隊に編入され、定係港が再び呉に転籍。

歴代艦長[編集]

歴代艦長(特記ない限り2等海佐
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職 備考
1 高井 仁 1985.12.3 - 1987.2.27 防大7期  やまゆき艤装員長 舞鶴地方総監部防衛部
2 葛西信義 1987.2.28 - 1988.8.31 防大9期 第1海上訓練指導隊付 大湊地方総監部管理部人事課
3 沢田 明 1988.9.1 - 1990.3.22 防大12期 護衛艦隊司令部幕僚 海上自衛隊第1術科学校教官
4 光安 壮 1990.3.23 - 1992.2.5 防大14期 なつぐも艦長 呉基地業務隊補充部付
5 佐藤鉄夫 1992.2.6 - 1993.3.16 防大15期 プログラム業務隊企画科長 舞鶴地方総監部管理部
6 平岡孝雄 1993.3.17 - 1994.8.29   海上幕僚監部防衛部運用課 統合幕僚学校入校
7 菊地英夫 1994.8.30 - 1996.3.21 防大19期 海上幕僚監部人事教育部人事課 海上自衛隊幹部学校
8 田中常夫 1996.3.22 - 1997.8.10   ゆうぐも艦長 うみぎり艦長
9 原田一之 1997.8.11 - 1999.7.11   第1海上訓練指導隊船務科長 しらせ副長
10 池田德宏 1999.7.12 - 2000.8.27 防大25期 統合幕僚会議事務局第5幕僚室   2000.1.1
1等海佐昇任
11 岩澤 明 2000.8.28 - 2001.8.9 防大24期 海上幕僚監部人事教育部教育課 海上幕僚監部調査部調査課
12 水間貴勝 2001.8.10 - 2002.8.19 東京商船大院
36期幹候
海上幕僚監部人事教育部厚生課 海上自衛隊幹部学校付
13 南 孝宜 2002.8.20 - 2003.9.7 防大29期 第1護衛隊群司令部幕僚 海上幕僚監部防衛部防衛課
14 島村雄司 2003.9.8 - 2004.9.8 防大29期 こんごう副長 海上幕僚監部防衛部装備体系課
15 小山敏彦 2004.9.9 - 2005.9.29 防大23期 自衛艦隊司令部幕僚  
16 吉川尚徳 2005.9.30 - 2006.9.7 防大32期 練習艦隊司令部幕僚 海上幕僚監部指揮通信情報部情報課
17 森田哲哉 2006.9.8 - 2007.8.19 防大31期 かしま副長 まきなみ艦長
18 新田 洋 2007.8.20 - 2008.7.30 防大36期 おおなみ船務長兼副長    
19 中村譲介 2008.7.31 - 2009.8.19 防大34期 第2護衛隊群司令部幕僚 海上自衛隊幹部学校付 2009.7.1
1等海佐昇任  
20 塩崎浩之 2009.8.20 - 2010.8.29 防大36期 第4護衛隊群司令部幕僚 海上幕僚監部防衛部装備体系課  
21 能勢 毅 2010.8.30 - 2011.7.25   むろと副長 海上幕僚監部総務部総務課  
22 稲葉洋介 2011.7.26 - 2012.8.6 防大38期 みょうこう船務長兼副長 東京業務隊付
23 小城尚徳 2012.8.7 - 2013.7.31 防大38期 さみだれ船務長兼副長 保全監査隊副長
24 後藤正寛 2013.8.1 - 2014.8.4 防大39期 あしがら砲雷長 自衛艦隊司令部
25 川野邦彦 2014.8.5 - 2015.7.29 防大40期 指揮通信開発隊 海上自衛隊幹部学校付
26 阿部周一 2015.7.30 - 2016.8.3 海上幕僚監部総務部総務課 海上自衛隊第1術科学校
27 川﨑純一 2016.8.4 - 自衛艦隊司令部  

脚注[編集]

  1. ^ アルミニウム合金を構造材に用いる事の問題点は、1975年のアメリカ巡洋艦ベルナップの衝突火災事故で明らかになっていたが、建造費低減が優先された。

参考文献[編集]

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)
  • 『世界の艦船 第750集』海人社、2011年11月号

外部リンク[編集]