やくも (列車)

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やくも
特急「やくも」 (伯備線 根雨駅 - 黒坂駅間。)
特急「やくも」
(伯備線 根雨駅 - 黒坂駅間。)
概要
日本の旗 日本
種類 特別急行列車
現況 運行中
地域 岡山県・鳥取県・島根県
運行開始 1972年3月15日
運営者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
運営者 日本国有鉄道(国鉄)
路線
起点 岡山駅
終点 出雲市駅
営業距離 220.7 km (137.1 mi) (岡山 - 出雲市間)
運行間隔 15往復
使用路線 W山陽本線V伯備線AD山陰本線
車内サービス
クラス グリーン車普通車
座席 グリーン車指定席:1号車
普通車指定席:2・3号車
普通車自由席:4号車
技術
車両 381系電車
後藤総合車両所
軌間 1,067 mm
電化 直流1,500 V
最高速度 120 km/h
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やくもは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が岡山駅 - 出雲市駅間を山陽本線伯備線山陰本線経由で運行している特別急行列車である。

伯備線で運行されていた優等列車の沿革についてもここで記述する。

概要[編集]

特急「やくも」は1972年3月に山陽新幹線岡山開業に伴い京阪神から山陰地方中部へ行くには岡山駅経由のルートが最速となったことから、岡山駅 - 出雲市駅・益田駅間で運転を開始。1975年3月にはエル特急に指定された。当時は気動車で運転されており、一名称の全列車が気動車で運転される列車が「エル特急」に指定されたのは初めてのケースとなった。

1982年7月に伯備線全線と山陰本線伯耆大山駅 - 知井宮駅(現在の西出雲駅)間の電化により電車で運転され、これと引き換えに益田駅発着の列車を廃止した。1988年には瀬戸大橋線経由の臨時列車として高松駅発着の列車や、1990年には国際花と緑の博覧会(花の万博)への輸送対策として大阪駅 - 岡山駅間を延長運転した列車も運転された。

1994年12月3日には、「やくも」のうちの速達列車を「スーパーやくも」としていた[1]が、 2006年3月18日に「スーパーやくも」の列車名を廃止し、全列車が「やくも」に統一された。2010年3月13日には「エル特急」の指定も解除されている。

「やくも」の列車名としては1959年9月には米子駅 - 博多駅間を山陰本線・山陽本線・鹿児島本線経由で運行する準急列車に使用され、1965年11月に新設された新大阪駅 - 浜田駅間(福知山線・山陰本線経由)の特急に使用されるようになったが、1972年3月に山陽新幹線の岡山開業によって、伯備線経由の特急に使用されることになった。

列車名の由来[編集]

島根県東部の旧国名である出雲にかかる枕詞の「八雲立つ」(やくもたつ)に因む。そのためか、島根県の東部を発着する列車に命名される事例が多い。

運行概況[編集]

2012年3月17日現在の運行概況は以下の通りである[2]

全列車が岡山駅 - 出雲市駅間 (220.7km) で15往復(1号 - 30号)が運転されている。出雲市駅 - 西出雲駅間は回送として後藤総合車両所出雲支所に入出区しているが、1986年11月1日から1996年3月15日までは一部の列車が出雲市駅 - 西出雲駅(1993年3月17日までは知井宮駅)間で普通列車として運転されていたほか、米子駅から普通列車となるものもあった。また、1973年から1975年と1994年12月3日から1997年3月21日までは岡山駅 - 松江駅間で運転されていた列車も設定されていた。1997年3月22日の改正で運転区間が岡山駅 - 出雲市駅間に統一された。

列車番号は1001M - 1030Mを使用して運転線区で変更がなく、下りは号数+1000の奇数、上りは号数+1000の偶数となっている。2011年現在の列車番号は、2008年3月15日から使用されており、それまでは1011M - 1040Mであった。

停車駅[編集]

岡山駅 - 倉敷駅 - (総社駅) - 備中高梁駅 - 新見駅 - (生山駅) - (根雨駅) - (伯耆大山駅) - 米子駅 - 安来駅 - 松江駅 - (玉造温泉駅) - (宍道駅) - 出雲市駅

  • ( )は一部の列車のみ停車。
    • 総社駅は出雲市行5号・11号・27号、岡山行4号・16号・30号が停車。
    • 生山駅・根雨駅は出雲市行29号をのぞく列車が交互に千鳥停車(選択停車)
    • 伯耆大山駅は出雲市行17号以降が、岡山行10号までが、それぞれ停車。
    • 玉造温泉駅は出雲市行1号・7号-19号、岡山行6号-18号・22号・24号が停車。
    • 宍道駅は出雲市行13号、岡山行14号・18号・22号以外が停車。
  • 一時期運行されていた大阪・高松発着の臨時列車の延長区間での停車駅は以下の通り。

使用車両・編成[編集]

2012年3月17日現在の編成図
やくも
← 出雲市
岡山 →
1 2 3 4
G
  • 全車禁煙。
  • 1号車がパノラマグリーン車の列車がある。
  • 編成が変更になる場合がある。
凡例
G=グリーン車座席指定席
指=普通車座席指定席
自=普通車自由席

1982年7月から後藤総合車両所に所属する381系電車が使用されている。このうち、4往復(出雲市行7号・9号・23号・25号、岡山行6号・8号・22号・24号)の1号車にはパノラマ型グリーン車を連結した編成で運転される。原則として4両で運転されているが、6両、7両または9両で運転する場合もある。6両編成の時は、1 - 3・6号車が座席指定席、4・5号車が自由席に、7両編成の時は増結される5-7号車のうち、5号車が自由席、6・7号車が座席指定席に、9両編成のときに増結される7 - 9号車はすべて座席指定席となる。2011年3月11日までは4両編成の場合は2号車・3号車が欠番になり、このとき5号車は普通車座席指定席となっていた。

2007年4月3日より、順次座席改善や喫煙室の設置(ただし、2009年6月以降喫煙ルームも廃止され全車禁煙化)など、総額20億円弱の工事費をかけた大規模更新工事が行われ、2010年8月2日から全列車がリニューアルした「ゆったりやくも」で運転されている。総額20億円弱という更新工事費は、1両あたり約2億円とされる振り子式特急形車両の新造費の20%近くにのぼる金額である。種別・行先表示器の字幕は白地に紺文字で、JR西日本オリジナルの黒地に白字表示ではない。リニューアル車両はLED式に変更されている。「ゆったりやくも」へのリニューアルで塗装は白をベースに窓回りを赤く塗ったものとなった。これは、大山の冠雪の「白」と、出雲大社巫女の「赤」をイメージしたものである[3]

なお、「ゆったりやくも」への改造工事による予備車不足のため、多客期に日根野電車区所属の381系6両編成1本(国鉄色編成)が3両ずつに分割されて、「やくも」の増結車両として使用されていた[4][5]

1987年から普通車指定席の座席が従来の座席を改造したバケットシートに変更された。リクライニング機構はそのままであるが、座席モケットの色はピンク色と赤紫の2色となり、座席背面に大形テーブルが設けられ、廊下には赤色のカーペットが敷かれた。このとき車体塗装は国鉄色のままであった。この後、自由席車も座席の改造が行われた。

1994年12月から運転開始された「スーパーやくも」に対しても座席などの改造が行われ、塗装も薄紫色地に青紫・白・赤紫の帯が施された。この時からパノラマグリーン車の連結も開始している。さらに、「ゆったりやくも」化の対象となる前に全般検査での再塗装を行った車両は、緑と灰色の「やくも」色に塗り替えられている。

2015年10月に山陰・紀勢線で使われていた381系電車が287系289系に置き換えられて以降は、唯一381系電車で運転される定期列車となった。

2017年5月19日付の山陰中央新報において、2022年を目途に381系を置き換える新型車両を導入する方針を固めたと報道された。記事内では他のJRが保有する『空気ばね式車両』を借り、伯備線で試験走行を実施」したうえで、「自社保有する『制御付き自然振り子車両』などを含めて効果を検証し、その後、新型車両の設計構想を固め、生産を始めたい考えを明かしており[6]、2017年7月13日にはJR四国8600系電車が岡山駅 - 備中高梁駅間で試運転を行っている[7]

JR宝塚線川西池田駅のコンコースに、やくもの車体ボードが設置されている。

過去の車両[編集]

1972年3月15日から1982年6月まではキハ181系気動車が使用されていた。付属編成は岡山駅 - 米子駅間で基本編成に連結され、最大で11両編成で運転された。運用開始直後は基本編成7両+付属編成3両だったが、1975年3月15日以降は基本編成8両+付属編成3両となった。

伯備線・山陰本線電化の際、上越新幹線開業で余剰となる183系1000番台を転用する計画もあったが、伯備線では曲線区間が多く電車化による時間短縮効果が得られないことなどから、この計画は取り止めとなった。

最高速度[編集]

  • 岡山駅 - 備中高梁駅間:120km/h
  • 備中高梁駅 - 江尾駅間:110km/h
  • 江尾駅 - 出雲市駅間:120km/h

全区間で振り子装置が作動するため、曲線部の多い伯備線内でも高速運転が可能となっている。

担当車掌の所属[編集]

伯備線優等列車[編集]

概略[編集]

だいせん・おき[編集]

1958年に京都駅 - 大社駅間の急行列車として運転を開始した。これは、1953年3月から岡山駅 - 松江駅間で運転されていた快速列車の運転区間の延長と列車種別が変更されたものである。この快速列車は、それまで普通列車のみ走るローカル線に過ぎなかった伯備線が、大阪 - 山陰地方間のルート(山陽・伯備線)としては主要ルートであった福知山線経由よりも距離が短く、山陽本線内では速度も速いという長所を生かし、陰陽連絡の主要路線となる契機となる列車であった。

運転開始当初の急行「だいせん」は、京都駅 - 岡山駅間は「宮島」と、1961年から「さつま」と併結運転が行われた。1961年からは客車から気動車に変更され、京都駅 - 大社駅間の所要時間も1時間近く短縮された7時間37分 - 44分で運転されていた。1963年から赤穂線経由で運転されていた。

1968年に大阪と山陰地方を結ぶ急行列車に「だいせん」の列車名が使用されることになったことから、伯備線経由の「だいせん」は「おき」に改称され、1969年には相生駅 - 東岡山駅間も山陽本線経由に改められた。

山陽新幹線の開業によって伯備線にも新幹線連絡の特急列車が運転されることが確実となったため、それへのつなぎとして1971年に「おき」は特急列車化された。これに伴い、運転区間が新大阪駅 - 出雲市駅間に変更され、初めて伯備線で特急列車が運転されることになった。これはキハ181系の慣らし運転を兼ねる列車であったが、新幹線開業後の伯備線経由の特急列車は「やくも」と命名されたため、「おき」の名称はわずか1年で廃止された。

列車名の由来は、「だいせん」は鳥取県にある大山、「おき」は島根県の隠岐諸島である。

しんじ[編集]

陰陽連絡列車として、岡山駅 - 出雲市駅間の準急列車として1960年に運転を開始した。翌年には、運転区間が宇野駅 - 博多駅間に大きく拡大されたが、石見益田駅(現在の益田駅) - 下関駅間は5両編成のうち、3両は山口線・山陽本線経由、2両は山陰本線・長門市駅経由で運転され、石見益田駅・下関駅でそれぞれの編成が増解結を行っていた。1965年に博多駅の乗り入れが廃止され全編成が小郡駅発着に変更された。1966年に急行列車として運転されるようになり、1968年には急行「たまつくり」を統合して2往復になったが、1975年に米子駅と益田駅で「伯耆」、「石見」、「つわの」に系統分割されて消滅した。

車両は、キハ28系キハ55系が使用されていた。

皆生・たまつくり[編集]

1962年に三原駅 - 出雲市駅間で運転を開始した準急列車であるが、設定時間帯は厳しく、利用客も伸びないことから1965年に運転区間が宇野駅 - 出雲市駅間に変更されるとともに、「たまつくり」に改称されて廃止された。「たまつくり」は1966年に急行列車化されたが、運転時刻は「皆生」とほぼ同様の時刻で運転された。運転経路は「しんじ」と同じであったため、1968年に「しんじ」に統合され、愛称名としては廃止された。1972年には旧「たまつくり」の系統を引く「しんじ」1往復が出雲市駅 - 浜田駅間を延長している。

列車名の由来は、「皆生」が鳥取県米子市にある皆生温泉から、「たまつくり」は島根県松江市にある玉造温泉である。

伯耆[編集]

キハ58系気動車 急行「伯耆」
(1982年 伯備線倉敷-清音間)。

「しんじ」の旅客流動にあわせた運転区間の変更により、1975年に岡山駅 - 米子駅間で運転を開始した急行列車である。2往復が運転され、特急「やくも」の補助列車の使命を持っていたが、1982年に伯備線の電化により「やくも」に吸収・統合される形で廃止された。

列車名は鳥取県西部の旧国名である伯耆が由来となっている。

沿革[編集]

優等列車設定と陰陽連絡路線化へ[編集]

  • 1953年(昭和28年)3月:岡山駅 - 松江駅間で快速「だいせん」が運転開始。
  • 1958年(昭和33年)10月1日:快速「だいせん」が京都駅 - 大社駅間で運転を開始した急行「だいせん」に置き換えられる。京都駅 - 岡山駅間は「宮島」と併結運転。
  • 1960年(昭和35年)3月15日:岡山駅 - 出雲市駅間で準急「しんじ」が運転開始。
  • 1961年(昭和36年)10月:サンロクトオダイヤ改正が実施され、以下のように変更。
    1. 「だいせん」の併結列車が名古屋駅 - 鹿児島駅間の「さつま」に変更。
    2. 「しんじ」の運転区間が、宇野駅 - 博多駅間(宇野線・山陽本線・伯備線・山陰本線・山口線・山陽本線・鹿児島本線経由、石見益田駅 - 下関駅間では山陰本線経由と山口線経由に分割)に変更。
  • 1962年(昭和37年)
    • 3月15日:広島駅 - 米子駅間(芸備線・伯備線経由)で準急「しらぎり」、岡山駅 - 広島駅間(伯備線・芸備線経由)で準急「たいしゃく」が運転開始。なお、「しらぎり」の新見駅 - 米子駅間は「しんじ」と併結運転。
    • 10月1日:三原駅 - 出雲市駅間で準急「皆生」(かいけ)が運転開始。「だいせん」は気動車による単独運転になる。
  • 1963年(昭和38年)4月20日:「だいせん」が赤穂線経由になる。
  • 1965年(昭和40年)10月1日:ダイヤ改正により次のように変更。
    1. 「皆生」の運転区間が宇野駅 - 出雲市駅間に変更され、「たまつくり」に改称される。
    2. 伯備線としての「皆生」が廃止。
    3. 「しんじ」の運転区間が宇野駅 - 小郡駅間(伯備線・山陰本線・山口線経由)に短縮される。
  • 1966年(昭和41年)3月5日:料金制度の改変により、「しんじ」「たいしゃく」「しらぎり」「たまつくり」が急行列車になる。
  • 1968年(昭和43年)10月1日:ヨンサントオのダイヤ改正により、次のように変更される。
    1. 「だいせん」は「おき」に、「しらぎり」は「ちどり」に改称される。
    2. 「たまつくり」は「しんじ」に統合されて廃止。「しんじ」は宇野駅 - 出雲市駅・小郡駅間の2往復となる。
  • 1971年(昭和46年)4月26日:「おき」が新大阪駅 - 出雲市駅間の特急列車になる。

陰陽・新幹線連絡特急「やくも」の登場とその後[編集]

1975年3月10日当時の編成図[8]
やくも
← 益田・出雲市・松江
岡山 →
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
G
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
G
  • 9 - 11号車は連結されない列車・区間がある。
凡例
食=食堂車
G=グリーン車座席指定席
指=普通車座席指定席
自=普通車自由席
キハ181系気動車「やくも」
(1982年 岡山駅)。
  • 1972年(昭和47年)3月:山陽新幹線岡山開業に伴うダイヤ改正により以下のように変更(1972年3月15日国鉄ダイヤ改正)。
    1. 岡山駅 - 出雲市駅・益田駅間で特急「やくも」4往復が運転開始。
    2. 「おき」と、伯備線内での「ちどり」「たいしゃく」が廃止。
    3. 「しんじ」の運転区間が岡山駅 - 浜田駅・小郡駅に変更され、「しんじ」2往復が伯備線を走る唯一の急行列車になる。
  • 1973年(昭和48年)10月1日:「やくも」が6往復に増発。
  • 1975年(昭和50年)3月10日:ダイヤ改正により、以下のように変更(1975年3月10日国鉄ダイヤ改正)。
    1. 「やくも」は気動車特急としては初めてエル特急に指定される。
    2. 「しんじ」を米子、益田両駅で系統分割し、伯備線内は岡山駅 - 米子駅間に区間短縮の上、「伯耆」(ほうき)に改称され、列車愛称廃止。
  • 1982年(昭和57年)7月1日:伯備線全線と山陰本線伯耆大山駅 - 知井宮駅(現在の西出雲駅)間電化に伴うダイヤ改正により、以下のように変更(1982年のダイヤ改正)。
    1. 「やくも」がキハ181系から振り子式車両の381系電車に置き換えて電車化され、食堂車の連結が廃止。
    2. 「伯耆」が「やくも」に統合されて廃止。「やくも」は8往復になる。
    3. 「やくも」の運転区間が岡山駅 - 出雲市駅間とし、益田駅発着の列車が廃止。
    4. 総社駅井倉駅が停車駅に追加された。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:「やくも」が1往復増発され、9往復になる。「やくも」17号は岡山駅 - 知井宮駅間に運転区間が延長される(米子駅 - 知井宮駅間は普通列車)。
  • 1987年(昭和62年)11月:知井宮駅発着列車が増発。なお、増発列車は臨時普通列車とした。
    381系電車「マリンやくも」。
    (1988年 予讃線 端岡駅。)
  • 1988年(昭和63年):4月10日に開通した瀬戸大橋線経由の臨時列車として高松駅発着の「やくも」1・18号、「マリンやくも」が運行。
  • 1990年平成2年)
    • 3月10日:「やくも」の120km/h運転開始[9]
    • 同年実施の国際花と緑の博覧会(花の万博)への送客対策で大阪駅 - 岡山駅間を延長運転した列車が運転される。
  • 1991年(平成3年):「やくも」17号以外の知井宮駅発着列車および「マリンやくも」が廃止される。
  • 1992年(平成4年)3月14日:「やくも」が1往復増発され10往復になる(岡山発知井宮行きは19号に変更)。
  • 1993年(平成5年)9月:山陰本線園部駅 - 福知山駅間での直流電化および複線化工事の影響で、寝台特急「出雲」2往復のうち1号が、京都駅 - 伯耆大山駅間は山陰本線経由から東海道本線・山陽本線・伯備線経由になる。
  • 1994年(平成6年)12月3日:「やくも」13往復のうち、速達列車4往復が「スーパーやくも」に変更[1]。また「やくも」の一部列車の運転区間を岡山駅 - 松江駅間に見直し。「やくも」は9往復になる(岡山発知井宮行きは25号に変更)。
  • 1995年(平成7年)12月:「出雲」1号の運行経路が、再び山陰本線経由になる。
  • 1997年(平成9年)3月22日:ダイヤ改正により、次のように変更[10]
    1. 出雲市発朝5時台上りと岡山発夜21時台の下りの1往復が増発され、14往復になる。
    2. すべての「やくも」が岡山駅 - 出雲市駅間で運転されるようになる。
  • 1998年(平成10年)
    • 3月14日:岡山発朝7時台下りと出雲市発夜18時台上りの「やくも」1往復が増発され、「スーパーやくも」7往復と「やくも」8往復の計15往復になる[11]
    • 7月10日:「出雲」2往復のうち1往復に285系電車(サンライズエクスプレス)が導入され、「サンライズ出雲」として運転を開始[1]、東京駅 - 岡山駅間で「サンライズ瀬戸」と併結運転のため「サンライズ出雲」は伯備線経由になる。

2000年代の動き[編集]

キハ181系気動車の「リバイバルやくも」。
(2002年3月30日。)
  • 2002年(平成14年):3月16日3月30日4月27日にキハ181系気動車(後藤総合車両所に配置されていた国鉄色の車両)の営業運転終了を記念して、同車を使用したリバイバルトレインとして「リバイバルやくも」が各日1往復運転される[12]
  • 2006年(平成18年)
    • 3月18日:ダイヤ改正により次のように変更[13]
      1. 「スーパーやくも」が廃止され、全列車「やくも」に統一。「やくも」は15往復になる。
      2. すべての「やくも」にグリーン車が連結されるようになる。
      3. 生山駅・根雨駅は千鳥停車(選択停車)するようになり、所要時間が平均化。
      4. 井倉駅への停車を取り止め。
    • 10月:従来、備中高梁駅を通過していた、下り3本(13号・17号・21号)、上り2本(10号・14号)を試験的に臨時停車。備中高梁駅にすべての「やくも」が停車するようになった[15]。観光活性化のため、高梁市がJRに要望していた。
  • 2007年(平成19年)4月3日:381系のリニューアル編成(ゆったりやくも)が運転開始[16]
  • 2008年(平成20年)3月15日:備中高梁駅に臨時停車していた、上記の下り3本、上り2本が正式に停車するようになる。このほか、下り列車の岡山発の時間が毎時50分(7・9時台をのぞく)から、毎時5分(21時台をのぞく)に見直し。
  • 2009年(平成21年)
    • 6月1日:一部列車に設置の喫煙ルームが廃止され、全車禁煙化[17]
    • 9月30日:車内販売の営業が終了[18]
  • 2010年(平成22年)
    • 3月:「エル特急」の表記を取り消し。
    • 8月2日:全列車が「ゆったりやくも」にて運転開始(定期点検などの場合をのぞく)。
  • 2011年(平成23年)4月2日 - 4月7日東日本大震災の影響で車両保守部品が不足したことにより、全列車4両で運転される[19][20]
  • 2012年(平成24年)
  • 2013年 (平成25年)
    • 3月16日:1号、30号が新たに安来駅に停車となり、安来駅にすべての「やくも」が停車するようになった。
  • 2018年(平成30年)
    • 7月6日:豪雨により全列車が全区間で運転休止。
    • 7月19日:米子駅~出雲市駅間において1日2往復での運行を再開。
    • 7月21日:米子駅~出雲市駅間において1日6.5往復の運行に。また、これらの列車に接続する(一部列車を除く)、岡山駅~米子駅間の直通代行バス(1日5往復)の運行も開始。
    • 8月1日:全区間で運転再開[23][24][25][26][27][28]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c “JR7社14年のあゆみ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 9. (2001年4月2日) 
  2. ^ 『JR時刻表』2012年3月号、交通新聞社
  3. ^ “快適”に大変身! その秘密を解剖 - 山陰観光【神々のふるさと山陰】旅のポータルサイト
  4. ^ 特急“やくも”に381系日根野電車区所属国鉄色車が増結される - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース 2010年1月7日
  5. ^ 特急〈やくも〉に国鉄色を増結 - 鉄道ホビダス ネコ・パブリッシング RMニュース 2010年5月6日
  6. ^ 特急「やくも」の後継車両はどうなる? 新型車両登場で381系は引退、国鉄型特急電車は消滅へ タビリス 2017年5月29日
  7. ^ 十川 明 (2017年7月14日). “JR四国8600系が伯備線で試運転”. railf.jp(鉄道ファン) (交友社). http://railf.jp/news/2017/07/14/154000.html 2017年7月15日閲覧。 
  8. ^ 三宅俊彦・寺本光照『時刻表に見る〈国鉄・JR〉列車編成史』JTBパブリッシング、2011年、p.122。ISBN 978-4-533-08344-0
  9. ^ 『JR気動車客車編成表 90年版』ジェー・アール・アール、1990年。ISBN 4-88283-111-2
  10. ^ 平成9年3月ダイヤ改正について 在来線都市間輸送インターネットアーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 1996年12月6日
  11. ^ 平成10年春ダイヤ改正について 2.在来線都市間輸送(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 1997年12月19日
  12. ^ 『RAIL FAN』第49巻第5号、鉄道友の会、2002年5月1日、 22頁。
  13. ^ “平成18年3月18日ダイヤ改正(岡山エリア) 別紙詳細” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2006年1月30日), オリジナル2006年2月4日時点によるアーカイブ。, http://web.archive.org/web/20060204122016/http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/pdf/060130e.pdf 2018年8月2日閲覧。 
  14. ^ 『広報たかはし』2006年10月号 12頁。”. 公聴広報係. 高梁市 (2006年10月). 2018年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月2日閲覧。
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参考文献[編集]

  • 寺本光照『国鉄・JR列車名大事典』中央書院、2001年。ISBN 4-88732-093-0
  • 今尾恵介・原武史『日本鉄道旅行歴史地図帳-全線・全駅・全優等列車- 9号・大阪』新潮社、2011年。ISBN 978-4-10-790043-2
  • 今尾恵介・原武史『日本鉄道旅行歴史地図帳-全線・全駅・全優等列車- 11号・中国四国』新潮社、2011年。ISBN 978-4-10-790045-6

外部リンク[編集]