みんな世のため

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みんな世のため
ジャンル テレビドラマ
脚本 土井行夫、柳下長太郎山田洋次田村孟田波靖男、小松君郎、宮田達男、上條逸雄、木村重夫、笠原良三
演出 吉武富士夫、木村幹、浅見文吉、星野和彦
出演者 植木等
長門勇
谷啓
犬塚弘
杉浦直樹
藤田まこと
伴淳三郎
宍戸錠
川崎敬三
製作
制作 NETテレビ
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1967年10月2日 - 1967年12月25日1968年1月1日
放送時間月曜日20:00〜20:56
放送枠テレビ朝日月曜8時枠の連続ドラマ
放送分56分
回数13(14)

特記事項:
モノクロ放送
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みんな世のため』(みんなよのため)は、1967年昭和42年)10月3日から同年12月25日まで、NET(現・テレビ朝日)の毎週月曜日20:00 - 20:56の枠で放送されたテレビドラマ。「みんな世のため」としては全13話。


なお、1968年1月1日にこの時間で放送されたスペシャルドラマ『クレージーのさる年めでたや七人男』(クレージーのさるどしめでたやしちにんおとこ)も「みんな世のため」のタイトルの下で掲載された文献もあり[1]、本項では同作を含めて説明。

概要[編集]

上司に言いたいことも言えず、周りには敷かれっぱなしで身動きも出来ず、行き先も無く、ぬるま湯の世の中で目立たない男がある日突然「みんな世のため」と発奮して一つのことに精一杯取り組んで行ったらどうなるか。そんな人間たちの生き様と哀歓を、大きな笑いとユーモアを盛り込んで描かれたドラマ[2][3]。「人々の間に積もった欲求不満をこれで吹き飛ばそう」という趣向の作品だった[2]

本作は毎回、主演と出演者、舞台設定が毎回異なるオムニバスドラマ形式。全14回のうち、ハナ肇とクレージーキャッツのメンバーが主演、また出演した回は半分の7回に及んだ。また、本作には一部、原作付きの回があった。

主演俳優[編集]

スタッフ[編集]

  • 脚本:「放映リスト」参照
  • 演出:「放映リスト」参照
  • 制作:NET

放映リスト[編集]

話数 放送日 サブタイトル 脚本        演出 出演者 備考
1 1967年
10月2日
ごっつあんで行こう! 土井行夫 吉武富士夫 原作:

菊島隆三

2 10月9日 君もサムライになれる 柳下長太郎 木村幹 原作:

樹下太郎

3 10月16日 男の値段 土井行夫 浅見文吉
4 10月23日 パパよあなたは強かった 山田洋次 吉武富士夫
5 10月30日 ほらふき男爵 田村孟
6 11月6日 鬼課長 田波靖男
7 11月13日 鶴亀先生上京す 小松君郎 浅見文吉 原作:

源氏鶏太

8 11月20日 ドンと来い! ムコはん 宮田達男 木村幹
9 11月27日 実力で行こう 田波靖男 星野和彦
10 12月4日 今夜はアタシ、明日はボク 小松君郎 吉武富士夫
11 12月11日 もりそばと卵 宮田達男 木村幹
12 12月18日 ヘンな新婚さん 上條逸雄 吉武富士夫 原作:

阿木翁助

13 12月25日 今月今夜の会 木村重夫 浅見文吉 原作:

源氏鶏太

14 1968年
1月1日
クレージーの

さる年めでたや七人男

笠原良三
柳下長太郎
星野和彦

脚注[編集]

  1. ^ 週刊TVガイド』1968年1月12日号 p.70にて。
  2. ^ a b 読売新聞』1967年10月2日 夕刊6面掲載の広告より。
  3. ^ 京都新聞』1967年10月2日テレビ欄での本作の紹介より。

前後番組[編集]

NETテレビ 月曜日20:00 - 20:56枠
前番組 番組名 次番組
俺は用心棒
(第1シリーズ)
みんな世のため
【当番組のみ現代劇
月曜ロードショー
(19:30 - 20:56、つなぎ番組

待っていた用心棒